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2024年にレビューして「楽しかったガジェット」はこれ!Blackview Active 10 Proだけは外せない!

2024年にレビューして「楽しかったガジェット」はこれ!
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。早いもので2024年も残りわずか。今年も非常にたくさんの製品をレビューさせていただきました。貴重な機会をくださったメーカー様にはこの場にて厚く御礼申し上げます。

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ライター陣とキャンプ

ライター陣とキャンプ

北海道帰省時、長万部で浜チャンポン

北海道帰省時、長万部で浜チャンポン

ガジェットと関係のない話で恐縮ですが、キャンプを始めて2年目、今年は夏にライターのnatsukiさんとかのあゆさんの3人で、またかのあゆさんとはそれ以外にも2回キャンプに出かけました。natsukiさんはもともとアウトドア系が好きで「焚き火の達人」ですし、かのあゆさんも「重度のガジェットおたく」だったのがアウトドアの楽しさに目覚めたとのことで、この先もちょくちょくライターさんたちとキャンプに行けるといいなあ、と思っています。

また、今年は北海道に3回帰省しました。高齢の両親に会いに行くのが目的で、残念ながら北海道を満喫する、という感じではありませんでしたけどね。キャンプにせよ北海道帰省にせよ、いろいろたてこんでいて思うように「旅行記」を書けなかったのが心残りです。

さて、本題です。今年レビューしたガジェットの中から、特に印象に残ったものをピックアップしてみました。

1.Windows PC

HP EliteBook 830 G11

HP EliteBook 830 G11
2024年は例年よりも少なめでしたが国内大手メーカーのノートPCを多数レビューしました。大手メーカーの上位モデルばかりだったので、ぶっちゃけ「全部よかった」んですけど、その中でも特に印象に残ったのが「HPの法人向けノート」でした。ここではEliteBook 830 G11(13.3型)を取り上げていますが、EliteBook 840 G11(14型)やEliteBook 860 G11(16型)もレビューしていて、どれも非常に素晴らしい製品でした。

法人向けPCというと無骨でCPUは旧世代、ディスプレイは(視野角の狭い)TN液晶みたいな、ずいぶん古い視点で見てしまっていたんですが、EliteBookというのはHPの法人向けノートの上位ブランドなので、CPUはCore Ultraでディスプレイはアスペクト比16:10のIPS液晶と個人向けPCと遜色のないスペックでしたし、法人向けPCならではの強固なセキュリティ機能も搭載していました。

そして、使い心地が「絶妙」なんですよね。スペック表だとわからない部分なんですけど、キーボードの打鍵感が素晴らしかったですし、ディスプレイが「発色はいいが、ノングレア(非光沢)がやや強く、輝度が微妙に低めに感じられ、長時間使っていても目の疲れが小さい」と感じられました。また、筐体は法人向けっぽくシンプルなデザインながら質感や剛性感が高く、それがキーボードの打鍵感の良さなどの使い勝手を良くしています。

残念ながら実機をお借りしてのレビューだったので、大きなセールスポイントである「セキュリティ機能」については試せませんでしたが、少なくとも仕事用としてこの製品を使う場合、これらの機能は「お守り」にはなると思います。

仕事用のノートPCならThinkPad、とずーっと思っていましたけど、EliteBookもThinkPadに負けない魅力がある、と思いました。

ウインタブ関連記事:
HP EliteBook 830 G11 レビュー - ビジネスに最適な13.3インチモバイルノート、めっちゃ使いやすい上に強力なセキュリティ機能も搭載!

GMKtec NucBox M7

GMKtec NucBox M7 実機レビュー
2024年は中国メーカーのミニPCをたくさんレビューしました。特にGEEKOMとGMKtecの製品が多かったです。この2社のミニPCは「悪い意味での中華」という感じではなく、OSは正規ライセンス、CPUの型番もよく、RAM/SSD容量も十分、メンテナンス性も高く、それでいて「割安感は中華」なので、読者の方々にもおすすめできる品質だったと思います。

その中で「特に」印象に残ったのがこれ、GMKtec NucBox M7です。搭載CPUはRyzen 7 PRO 6850Hと旧世代ですがパフォーマンスは決して低くはなく、仕事用として申し分のない実力がありました。

それと、この製品はGMKtecの「新筐体」を採用していて、上部にアクリル板が貼られ(遠目で見るとガラスに見えるので、ちょっと高級感があります)、筐体の開口が容易でしたし、冷却ファンも2基搭載していて発熱対策もしっかり取られていました。ポートの構成もよくUSB Type-Cポートは映像出力も可能、さらに(使わないけど)OCuLinkポートまで備えています。

で、価格ですが、「5万円前後」です。まさに「品質は悪い意味での中華を脱却し、しかし価格はいい意味での中華」なミニPCだと思います。実際、この製品よりもスペックの高いミニPCもレビューしましたが、個人的にはNucBox M7のスペックでもメインPCとしては十分だと思いますし、それが5万円前後で買えるのであれば、私たち庶民にとって「ベストなバランス」だと思いました。

ウインタブ関連記事:
GMKtec NucBox M7 レビュー - Ryzen 7 PRO 6850Hを搭載してお値段5万円台前半、コスパ抜群のミニPCです

2.Androidタブレット

Blackview Active 10 Pro

Blackview Active 10 レビュー
最近は「都会的なスマホやタブレット」もリリースしているBlackviewですが、この製品は「全然都会的ではない」です。でも「VERY BLACKVIEW!」と感じさせてくれる、「まったく日和ってない」タフネスタブレットです。

11インチで重さ1.2キロオーバー(付属のハンドルを付けると1.3キロオーバー)と、ノートパソコンならいざ知らず、「なんでこんなに重いタブレット持ち歩かないとイカンねん!」という感じのサイズ感です。

Blackview Active 10 Pro
しかし、アウトドアでは頼れます。強烈に明るいライトはキャンプ飯をおいしそうに見せてくれますし、いざというときにはSOS発光もできます。

Blackview Active 10 Pro
ナイトビジョンカメラで人物や野生動物を撮影するのも楽しそう(ヤバい野生動物もいますけどね)。

また、タブレット製品としての性能・機能も一線級。5G通信に対応するSoC、Dimensity 7300はAntutuスコア70万点をマークしますし、Widevine L1なのでHD以上の画質で動画視聴ができます。また、、カメラもイン側50MP、アウト側はナイトビジョンカメラだけでなくメインカメラも108MPと高画素数、PCモードも使えるので事務仕事もこなせます。

…まあ、一般受けする製品じゃないかもしれませんが、上に書いた通り、ウインタブとしてはお付き合いの長いBlackviewが「らしい」タフネスガジェットをリリースしてくれたことがうれしかったですね。

ウインタブ関連記事:
Blackview Active 10 Pro レビュー - 性能も品質も機能も「規格外」のタフネスタブレット、これこそBlackview!

Teclast P50AI

Teclast P50AI レビュー
もう一台、強く印象に残ったタブレットがありました。Teclast P50AIは1万円台半ば(16,000円前後)で購入できる、中華タブとしても比較的低価格な製品ですが、ウインタブが把握している限り国内向けとしては初のAndroid 15搭載機で、AllwinnerとコラボしたAI対応SoC(NPU内蔵です)の「A733」を搭載しています。

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「AIビデオアップスケーリング」「AI姿勢認識」など独自のAI機能も搭載しており、それらのすべてが素晴らしいとは言えないものの、Teclastのやる気が伝わってきました。

あと、このクラスのタブレット製品としては珍しく、USB Type-Cポートからの映像出力に対応し、さらにPCモード(キーボードとマウスで使いやすいUI)も搭載しています。

ウインタブでレビューしていて、もちろん高価な製品では高い完成度を要求しますが、このP50AIのように低価格で独創的な機能を搭載する製品の場合は「完成度よりも面白さ」を重視してしまいますね。その意味ではP50AI、好奇心を満たしてくれる製品だと思っています。

ウインタブ関連記事:
Teclast P50AI レビュー - 低価格ながら独自のAI機能を多数搭載する、Teclast最大の意欲作!PCモードも使えます

3.周辺機器

Varmilo Muse65

Varmilo Muse65 レビュー
ゲーマーさんの間で注目されている「ラピッドトリガー」を搭載するメカニカルキーボードです。私、PCゲームに関しては「永遠の初心者」を自認していまして、はっきり言ってラピッドトリガーの恩恵なんてよくわかりません。

にもかかわらずこの製品をピックアップしたのは「メカニカルキーボードとして素晴らしい打鍵感」だったからです。私、キーボードには関心が強く、これまでメカニカルキーボードや静電容量無接点式キーボード(要するに東プレのREALFORCEです)を愛用し、数多くのメカニカルキーボードもレビューしてきました。その経験に照らしてもVarmilo Muse65の打鍵感はトップレベルだと思いました。

それと、製品画像を見ていただければわかる通り、個性的なデザイン(キーキャップ)になっていて、65%というサイズ感も素晴らしいと感じました。ゲーマー以外の人にもぜひ使っていただきたいキーボードだと思いましたね。

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Varmilo Muse65 レビュー - 磁気式スイッチを搭載しラピッドトリガーに対応、上質な打鍵感も楽しめる65%サイズのメカニカルキーボード

SwitchBot ロック Pro

SwitchBot ロック Pro
これ、ウインタブがメインに扱っているPCとかスマホ関連のガジェットではないんですが、とにかく家族から絶賛されました。もちろん私も絶賛です。SwitchBotのドアロックシステム。

私の自宅にはオートロックなどの機能はついておらず、毎日鍵を持って外出し、鍵を忘れると(家族が家にいない場合)詰む、という生活を送っていました。そのため、「暗証番号式」のドアロックにしたいと思っていましたが、マンション住まいだと「玄関ドアは居住者が勝手に工事できない」んですよね。これは分譲であろうと賃貸であろうと同じのはずです。また、マンション住まいでなくとも、高機能なドアロックに変更するにはそれなりのお金がかかってしまうと思います。

しかし、SwitchBot ロック Proは「既存の設備を生かした後付けパーツ」なので工事不要・工具不要で取り付けられ、価格も2万円強と安く、さらに暗証番号だけでなく指紋認証やスマートカード認証にも対応しています。

これを取り付けてから1ヶ月ほど経ちますが、現在家族全員がもっぱら指紋認証を使っていて、鍵を持ち歩いていません。家族が在宅しているか、外出の予定はあるかなどを気にすることもなくなりましたし、(鍵が見当たらず)必死に鍵を探すこともなくなりました。大げさでなく「生活が変わった」とまで思います。ご自宅の玄関ドアをなんとかしたい、と考えている方には強くおすすめしたい製品ですね。

SwitchBotは「スマート家電」のメーカーなので、2025年もSwitchBot製品なにか購入してみて、スマートな試みをしたいですw

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SwitchBot ロック Pro レビュー - 簡単取り付けで自宅のドアが指紋認証や暗証番号タイプに早変わり!これ、最高です!

beak

beak グリップ
薄型のスマホスタンドです。よく似た製品に「MOFT」があり、おそらくMOFTのほうがメジャーな製品だと思います。また、beakとMOFT、どちらが優れているかの言及もできません。「製品ジャンルとして」素晴らしいと感じました。

スマホでスタンドが欲しくなる場面って結構ありますよね。飲食する際とか、PCで作業をしていて「ながら」でスマホを使う際とか。beakはスマホ本体に「ずーっと取り付けたまま」なのでスタンドを探す必要はありません。また、縦向きでも横向きでも使えるので、動画視聴でも便利です。さらに、マグネットを内蔵しているので、デスクトップPCの本体に貼り付けておくこともできます。

私、beakをもう1年近く使っていて「もはや手放せない」のですが、そろそろPUレザー製の表面が傷んできました。なので買い替えようと思っていますし、同種のタブレット用のスタンドも購入したいと思っています。同種のタブレット用スタンドはMOFTで販売されています。

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beak レビュー - 超薄型・軽量なスマホスタンド、マグネット内蔵で壁面にも取り付け可能、MagSafeと無縁のAndroidユーザーにおすすめ!

HAGOOGI充電式カイロ/モバイルバッテリー

HAGOOGI充電式カイロ/モバイルバッテリー 充電
「モバイルバッテリー兼充電式カイロ」です。「ニコイチ(全く同じものが2つで1セット)」の製品で、それぞれが5,000 mAhの容量を持ち、モバイルバッテリーとしてもカイロとしても独立して使えます。つまり、一方でスマホを充電し、もう一方で体を温めることができます。

モバイルバッテリーとしての機能はそれほど高くなく、容量も今どきの製品としては決して大きくはありませんが、まあ普通に使えます。また、カイロとしては「かなり強力」ですね。これからの季節、街なかでもアウトドアでも重宝すると思います。

実は類似の製品ってAmazonあたりでは結構あるんですよね。私が知らなかっただけです。ただ、それでも製品コンセプトは素晴らしいと感じましたし、実際私は冬キャンプでこの製品を使っています。類似製品も含め、だいたい3,000円台で買える手軽さも魅力。

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HAGOOGI充電式カイロ/モバイルバッテリー レビュー - モバイルバッテリーと充電式カイロの1台2役、これからの季節にひとつ持っておきたい、おすすめ製品です

4.まとめ

いかがでしょうか?あくまで個人的な意見ですが、PCにせよスマホにせよ、世の中的に「AI」が連呼されているものの、基本的な機能とかデザインはもうずーっと変わっていないように思われます。一方で周辺機器とかPC・スマホとは直接関係のない製品が「いろいろ変わっていて面白い」と感じられました。なので、2025年はもう少し視野を広げて様々な製品を見ていきたいと思います。

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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