MSI Prestige 13 AI+ Evo A2VMの実機レビューです。この製品は13.3型で重量が1キロを切る超軽量なノートPCで、CPUにCore Ultraシリーズ2を、ディスプレイに高精細な有機ELパネルを搭載する、個人向けのモバイルノートPCとしては「理想的」とも言える仕様の製品です。
なお、このレビューはメーカーよりレビュー機をお借りして実施しています。
・Core Ultraシリーズ2搭載のCopilot+ PC
・解像度が高く、発色品質が素晴らしい有機ELディスプレイ
・質感の高い薄型筐体は重量1キロ切りの超軽量
・Core Ultraシリーズ2の特徴でもある長持ちバッテリー
ここがイマイチ
・ディスプレイがグレアタイプなので映り込みが強め
販売サイトはこちら
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-4889JP(Core Ultra 7):楽天ビックカメラ
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-4889JP(Core Ultra 7):アーク
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-6403JP(Core Ultra 9):Joshin
目次
1.概要
スペック表
Prestige 13 AI+ Evo A2VM | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core Ultra 7 258V/Core Ultra 9 288V |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB(LPDDR5X, オンパッケージ) |
ストレージ | 1TB SSD(M.2 NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3型OLED (2,880×1,800) 60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 7(11be)、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C(Thinderbolt 4)× 2、USB3.2 Gen1 Type-A、HDMI、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(500万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 75Whr(動画再生 最大約14時間) |
サイズ | 299 × 210 × 16.9 mm |
重量 | 990 g(実測値968 g) |
バリエーションモデル
・A2VMG-4889JP:Core Ultra 7/32GB/1TB
・A2VMG-6403JP:Core Ultra 9/32GB/1TB
※左からCPU/RAM/SSD
※レビュー機はCore Ultra 7搭載の「A2VMG-4889JP」です
2.外観
ACアダプター
ACアダプターは出力65W、ノートPC用としては標準的なサイズで、電源ケーブル込みの実測重量は314 gでした。PCとの接続端子はUSB Type-Cです。製品本体が1キロを切っていますので、ACアダプターについてももう少し軽量化してほしかったところではあります。Prestige 13 AI+ Evo A2VMはThunderbolt 4(USB PD対応です)を搭載していますので、純正のACアダプターのほかにサードパーティの急速充電器も使えますから、出先には軽量な急速充電器を持参するという手もありますね。
天板と底面
天板です。筐体色はステラグレイという「かなり黒っぽいグレー」で筐体素材はマグネシウム合金、MIL規格(MIL-STD-810H)準拠の耐久テストをクリアしていますので、超軽量ながら「頑丈」です。天板表面には梨地加工(サンドブラスト加工)が施されており、滑りにくく、また質感も高いと感じました。
底面です。上部に大きめの通気口があり、画像下部左右にはスピーカーグリルも見えます。
側面
前面と背面です。これらの面にはポート類やボタン類はありません。背面の通気口(排気口)がややゴツめに見えるのがちょっとMSIらしいですね。
左側面です。画像左からHDMI、USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、LEDインジケーターをはさみイヤホンジャックがあります。
右側面には画像左からmicroSDカードリーダー、セキュリティロックスロット、USB3.2 Gen1 Type-Aがあります。Prestige 13 AI+ Evo A2VMのポート構成は「数としては標準的、しかしThunderbolt 4を2つ搭載しているので高速なデータ転送や複数画面の映像出力(理論上は本体内蔵のディスプレイのほか3画面まで)に対応でき、充実している」と評価できます。
ディスプレイ
ディスプレイは13.3型で解像度は2,880 × 1,800と高精細、パネルは有機ELです。DCI-P3相当の色域になっており、非常に素晴らしい発色品質です。
手持ちのモニター(27インチIPS液晶、FHD解像度、100%sRGBのもの)と比較しても、有機ELらしく「黒がしっかり黒い」ので、原色など他の色も非常に鮮やかに感じられます。個人のエンターテイメント用としても大満足できる品質だと思いますし、クリエイターの方の利用にも耐えるものだと思います。
ただし、他社の上位クラスのノートPCで有機ELディスプレイを搭載する製品の場合、色域を「sRGB、Adobe RGB、P3」などからワンタッチで選択できるような設定アプリ(設定項目)が入っているものもありますし、有機ELパネルを保護する機能がついているものもありますが、この製品ではそのような調整はできません。個人的にはこれらの機能は必ずしも必須ではないと思っていますが、クリエイターの方の場合は色域の設定などができたほうがありがたいのではないか、とは思いますね。
発色にこだわった有機ELディスプレイ、ということで、「グレア(光沢)」タイプです。そのため、映り込みは激しく、出先でPrestige 13 AI+ Evo A2VMを使用する際は窓などの光源を背にしないなど、少々設置場所に気を使う必要があるでしょう。なお、この画像は「できるだけ映り込みが激しくなるようにして」撮影しましたので、実際の利用シーンではここまで激しく映り込むケースはほとんどないはずです。
キーボード
キーボードです。13.3型のモバイルノートなのでテンキーはありません。キーピッチは手採寸で約19 mm弱(精密な測定器具を持っていないので正確にはわかりませんが、18.7~18.8 mmくらいかと思います)、キーストロークはノートPCとしては標準的くらいです。バックライトも搭載しており、明るさを3段階に調整できます。
アルファベットキーなど主要キーでは狭苦しさは一切なく、打鍵音は静かですし打鍵感も良好です。一方でEnterキーの周辺にあるキーは「英語配列の名残り」が感じられ、やや変則的な形状です。これらのキー形状は使用感を悪くするようなものではありませんが、右下のCopilotキーやALTキーはちょっと小さ過ぎかな、と思います。
筐体その他
Prestige 13 AI+ Evo A2VMは「リフトアップヒンジ」です。ご覧の通り、ヒンジ開口時に天板の後部が底面に潜り込み、キーボード面に適度な角度がつく構造です(したがってタイピングがしやすい)。また、ヒンジが水平位置(180度)まで開口します。この構造により、ビジネスミーティングの際などに向かい側にいる人と画面の共有が容易になります。
上でご説明した通り、スピーカーは底面に2つ、ステレオスピーカーです。音響アプリにはDTS Audio Processingがインストールされており、音質は良好です。少し前のノートPCのように「こもった音、低音が非常に弱くて薄っぺらい音」ではなく、音楽鑑賞にも十分使える品質だと思います。ウインタブの経験上、この製品よりも音質の良いPCはいくつかあります(HPやレノボの上位モデルなど)が、スピーカー品質を購入検討の第一位に据えている方でなければ、この音質で十分納得できると思います。
なお、Prestige 13 AI+ Evo A2VMには設定アプリ「MSI Center S」がインストールされており、各種AI機能が使えます。ただし、レビュー時点ではまだCopilot+ PCの認定を受けていなかったようで、Copilot+ PC固有の機能(ペイントアプリのCocreator機能やWebカメラのWindowsスタジオエフェクトなど)が使えなかったため、このレビューではこれらAI機能については言及ができません。ご了承ください。
3.性能テスト
ベンチマークテスト
Prestige 13 AI+ Evo A2VMは設定アプリ「MSI Center S」でパフォーマンスの調整ができます。今回は「AI Engine」をオンにして各種ベンチマークテストを実施しました。最近、MSIに限らずPCメーカー各社は「AI、AI」と連呼していますので、「じゃAIにお任せします」と考えた次第です…。
表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。ウインタブが最も重視しているテストです。
参考(過去データから一部抜粋):
Core Ultra 9 185H:8,099
Ryzen AI 9 365:7,896
Ryzen AI 9 HX 370:7,511
Ryzen 7 8845HS:7,446
Ryzen 9 PRO 6950H:6,987
Ryzen 7 8840U:6,949
Ryzen 7 PRO 6850H:6,858
Core Ultra 7 155H:6,849
Core Ultra 7 258V:6,821
Ryzen 5 8645HS:6,708
Core i9-13900H:6,542
Core Ultra 5 135H:6,485
Core Ultra 7 155U:6,392
Core Ultra 5 125U:6,376
Ryzen 5 7535U:6,021
ウインタブでCore Ultra 7 258V搭載のPCをレビューするのは今回が2回目です。スコアの方は前回(Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9)よりもずいぶんと高くなりました。この傾向はPC Markだけではなく、CINEBENCHや3D Markでも同様です。前回も今回も、システムのパフォーマンス設定を「お任せ」にしているというのも差がついた要因かもしれません。
ともあれ、PC Markで7,000点オーバーというのは非常に高いスコアで、ビジネス利用では申し分のない性能と言えます。
CPU性能のみを測定するCINEBENCH 2024のスコアです
参考(過去データから一部抜粋):
Core i7-14700:122、1,177
Core Ultra 7 258V:120、627
Core i9-13900H:117、687
Core Ultra 9 185H:111、910
Ryzen AI 9 HX 370:110、942
Ryzen AI 9 365:109、1,008
Snapdragon X Elite:108、1,038
Ryzen 9 8945HS:108、958
Snapdragon X Plus X1P-42-100:108、754
Ryzen 7 8845HS:106、956
Ryzen 9 7940HS:106、914
Core Ultra 7 155H: 105、964
Core Ultra 7 155U:101、533
Ryzen 5 8645HS:98、585
Core Ultra 5 125U:95,533
Core Ultra 5 125H:95、516
Ryzen 9 PRO 6950H:93、774
Ryzen 7 PRO 6850H:91、765
Ryzen 7 5825U:85、590
Ryzen 3 5425U:78、365
※左からシングルコア、マルチコアのスコア
レビュー機が搭載するCore Ultra 7 258V(Core Ultraシリーズ2)はAI処理チップNPUの性能が大きく上がり、省電力性もアップした一方で、コア数・スレッド数は減少し、ハイパースレッディングも廃止されたため、マルチコア性能が落ちています。そのため、Core Ultraシリーズ1(Core Ultra 7 155Hなど)やRyzen AI 9(Ryzen AI 300シリーズ)と比較すると、シングルコア性能では勝るものの、マルチコア性能では結構大きめの差がつきました。
グラフィック性能を測定するPC Markのスコアです。
参考(過去データから一部抜粋):
Core Ultra 7 258V:4,324、8,426、34,337
Core Ultra 9 185H:4,143、8,223、31,710
Core Ultra 7 155H:3,924、8,338、24,476
Ryzen AI 9 365:3,895、8,885、34,303
Ryzen AI 9 HX 370:3,800、8,026、31,138
Core Ultra 5 135H:3,454、7,235、24,791
Core Ultra 5 125H:3,392、7,301、23,168
Ryzen 9 7940HS:3,362、7,776、29,076
Ryzen 7 8845HS:3,330、7,908、29,873
Ryzen 7 8840U:2,943、7,206、27,471
Ryzen 9 PRO 6950H:2,846、7,051、27,983
Ryzen 7 PRO 6850H:2,660、6,601、26,920
Ryzen 5 8645HS:2,437、6,253、24,401
Core Ultra 7 155U:2,319、5,162、19,024
Core Ultra 5 125U:2,081、4,826、19,421
Core i9-13900H:1,956、5,440、19,477
Core i7-1360P:1,786、4,991、16,779
Core i7-1355U:1,760、4,859、16,891
Ryzen 5 7530U:1,281、3,137、13,730
Ryzen 7 5825U:1,242、3,226、12,859
Ryzen 3 5425U:1,122、2,848、11,949
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア
グラフィック性能に関してはRyzen AI 300シリーズといい勝負かな、と思います。「勝ったり負けたり…」という感じですよね。一般にPCゲームではシングルコア性能が重視されるということが言われていますので、CINEBENCHで確認されたマルチコア性能の差は出ませんでした。また、Core Ultraシリーズ2、Ryzen AI 300とも、内蔵GPUの性能が向上している、というのもあると思います。
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。PCIe4.0 ×4接続のSSDらしく、十分に高速ではありますが、同じ規格のSSDを搭載する他社製品と比較すると、そこまで速くはないです。まあ、実用上は全く問題のない速度ではあります。
バッテリー駆動時間
ディスプレイ輝度を70%に、音量を30%に、キーボードバックライトを3段階中で最も暗いものに、MSI Center Sのモードを「AI Engine」に、Windowsの電源モードを「最適な電力効率」にして、下記の作業をしてみました。
・ブラウザー上でテキスト入力を約50分
・ブラウザー上でYouTubeの動画視聴を約30分
・画像加工ソフトGIMPで簡単な画像加工を約55分
上記トータルで約135分使用し、この際のバッテリー消費量は22%でした。単純計算で1時間あたり約9.8%のバッテリー消費、バッテリー駆動時間は約10時間~10時間半くらいとなります。さすがCore Ultraシリーズ2!という感じで、高性能なモバイルノートとしてかなり良好な結果(バッテリーが長持ちするという意味)だと思います。おそらく外出先でも終日バッテリー駆動で事務仕事がこなせると思います。
ゲームプレイ
Prestige 13 AI+ Evo A2VMは言うまでもなく「ゲーミングノートではない」のですが、ベンチマークスコアを見ていただくと「これなら結構快適にゲームも楽しめそう」と感じられますよね?そのため、実際に少しゲームを楽しんでみました。
プレイしたタイトルは「Forza Horizon 5」です。このゲームは「重量級」です。サイズは100GBを越え、4K最高画質でプレイするような場合は「GeForceの上位型番」が必要になりますが、画質を落とせば外部GPU非搭載のノートPCでもそこそこは楽しめます。
ゲームプレイ前に「ベンチマークモード」をやってみました。これ、特に事前にどこかをいじったわけではなく、単にゲームを起動して、そのままテストをしただけなのですが、ディスプレイ解像度が「1,920 × 1,200」と、本来の2,880 × 1,800から落とされ、グラフィック設定の推奨プリセットが「高(6段階あるうちの上から3番目)」となりました。なお、Prestige 13 AI+ Evo A2VMはディスプレイのリフレッシュレートが60Hzなので、フレームレートも60fps以上は出ません。
推奨プリセットが「高」であることからわかる通り、ゲームは「全然普通」に楽しめましたね。Forza Horizon 5が高画質設定で問題なく動作するのであれば、ほとんどのPCゲームは(グラフィック設定を調整する前提で)楽しめると思います。
発熱とファン音
ベンチマークテストやゲームプレイ以外の場面では特にコメントはありません。事務作業ではほぼ無音です。一方、ゲームプレイ時は発熱が心配になってしまいますが、ご安心ください。
設定アプリ「MSI Center S」のモードで「究極のパフォーマンス」を選ぶと「Cooler Boost」という選択肢があり、強制的にファン風量を最大にできます。強制的にファン風量を上げる機能は他社製品でも見受けられますが、Cooler Boostの効果は非常に大きいです。
Cooler BoostというのはもともとMSIのゲーミングノートに搭載されている非常に強力な機能です。「なぜモバイルノートにこれを?」と思ってしまいましたが、まあ「威力はすごい」です。ただし、Cooler Boostを効かせた状態だとさすがにファン音は大きく「ゲーミングノートのファン最大風量ほど騒々しくはないが、モバイルノートやスタンダードノートとしてはトップクラスに騒々しい」ですねw 実際そんな事態にはならないと思いますが、事務仕事中にここまでファン音が大きくなるとイラッとするレベルです。
上記のForza Horizon 5はCooler Boostを効かせた状態でプレイしましたが、筐体はほとんど熱くならず、キーボード面の上部が多少ぬるく感じる程度でした。なので、この製品に関しては、仮に非常に負荷の大きい作業をする場合であっても「いざとなったらCooler Boostがある」ので、発熱の心配は不要です。というか、このあたりは「MSIらしい」ですよね。私、MSIのゲーミングノートもよくレビューしているので、思わず「ニヤリ」としてしまいました。
4.レビューまとめ
Prestige 13 AI+ Evo A2VMには2つのバリエーションモデルがあり、モデルによって販売店(販売サイト)が異なります。今回のレビュー機「A2VMG-4889JP(Core Ultra 7搭載)」は楽天ビックカメラやパソコンショップアークで販売されており、12月27日現在だと楽天ビックカメラが249,033円と安いものの、パソコンショップアークでは251,800円ながら注文時の構成カスタマイズが可能(主要構成ではSSDのみ、あとはソフトウェアの追加に対応)です。
もう一つの「A2VMG-6403JP(Core Ultra 9搭載)」はJoshin Webで販売されていて、12月27日現在の価格は249,800円です。A2VMG-4889JP、A2VMG-6403JPとも在庫がかなり薄いようで、今後価格が変動する可能性がありそうなのでご注意ください。また、どちらのモデルも出荷までの期間が長くなっているようなので、注文前に納期について販売店に問い合わせるほうがいいかもしれません。
Core Ultraシリーズ2搭載でディスプレイは2.8K解像度の有機EL、質感の高い薄型筐体は重さ1キロ切りと、すべてのモバイルノートユーザーが涙する(ちょっと大げさ…)理想的なスペックの製品だと思いますし、このレビューでもパフォーマンス、ディスプレイの発色品質、そして筐体品質と、文句なしの出来だと評価できます。どうしても製品価格は高めで、LenovoのThinkPad X/X1シリーズやHPのOminiBook Ultra Flip 14などのハイエンドモバイルノートと競合しますが、比較検討する価値は大だと思います。
5.関連リンク
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-4889JP(Core Ultra 7):楽天ビックカメラ
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-4889JP(Core Ultra 7):アーク(MSI公認サポート店)
Prestige-13-AI+Evo-A2VMG-6403JP(Core Ultra 9):Joshin
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。