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MSI Bravo 15 / Bravo 17 - CPUもGPUもAMD製!15.6インチと17.3インチのゲーミングノートがMSIから!

MSI Bravo 15 / Bravo 17
MSIがAMD製のCPUとGPUを搭載するゲーミングノート「Bravo 15 / Bravo 17」を発表しました。価格帯からして、どちらかと言うとエントリークラスの製品ですが、CPUの第3世代Ryzen Mobileはともかく、GPUの「Radeon RX 5000シリーズ」は国内向けゲーミングノートとしては同社のAlpha 15しか搭載例が見当たらず(ウインタブ調べです)、その意味で非常に興味深い製品だと思います。なお、この製品は今年1月に米国で開催されたCES 2020の会場にて展示されていて、ウインタブでも紹介記事を掲載しています。
MSI Bravo 15 / Bravo 17 - 新世代Ryzenを搭載するMSIのゲーミングノート。価格も低めになりそうな予感がします

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1.スペック

MSI Bravo 15 / Bravo 17
Bravo 15と17は、単にディスプレイサイズが異なるだけではありません。CPUやGPUの型番にも違いがあります。Bravo 17のほうが上位スペックですね。

Bravo 17:Ryzen 7/Radeon RX5500
Bravo 15:Ryzen 5/Radeon RX5300

CPUの第3世代Ryzen Moblie(4000番台)についてはウインタブでRyzen 9 4900HSを搭載するASUS ROG Zephyrus G14を実機レビューし、性能面では非常に高く評価していますので、Ryzen 7 4800HおよびRyzen 5 4600Hについても第10世代(Comet Lake-H)のCore i5/Core i7に勝るとも劣らない性能になっていると思います。

一方、GPUのRadeon RX5000シリーズに関しては、ウインタブとしては「未知数」です。ゲーミングデスクトップPCはともかく、日本で発売されているゲーミングノートでこのGPU(というかRadeon)を搭載しているものはほとんど見かけないので、非常に興味深いとは思っているのですが、現状評価は困難ですね。ただ、GeForce GTXシリーズと極端に性能が異なる、ということはないと思います。

RAMは16GBが標準で、2スロットあり、最大で64GBまでの増設が可能、ストレージはBravo 17が256GB SSD + 1TB HDD、Bravo 15が512GB SSDで、M.2 NVMe/SATAコンボスロットの空きがあります。この記事を書いている時点でMSI公式サイトに詳細なスペック表が掲載されていませんが、RAM/ストレージともMSI指定販売店でのみ増設注文に対応するものと思われます。

ディスプレイはBravo 15が15.6インチ、Bravo 17が17.3インチで、ともにFHD(1,920 × 1,080)解像度で、「IPSレベル」のものが搭載されます。また、Bravo 17のみリフレッシュレートが120 Hzと開示されていて、Bravo 15のほうはリフレッシュレートが不明なのですが、米国仕様だと「120 Hzか144 Hz」なので、おそらく国内版は120 Hzだろうと推測します。

通信まわりではWi-Fi6(ax規格)に対応しますが、有線・無線ともKillerのチップは使われていませんので、先に紹介したGE66 Raiderのように有線LANとWi-Fiの同時接続のようなことはできないでしょう。

入出力ポートは地味にBravo 15と17で異なります。USBポートの数は同じですが、Type-CとType-Aの数(USBポート内訳)が異なるのと、音声入出力ポートの仕様が異なります。ただ、Bravo 15も17も、ポート数としては必要な数が揃っているとは思います。特に充実しているというわけでもありませんけどね。

サイズは2020年のゲーミングノートとしては「普通」くらいかな、と思います。最近は15.6インチサイズでも重量2キロを切るゲーミングノートが珍しくなくなりましたしね。

2.筐体

MSI Bravo 15 / Bravo 17

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MSI Bravo 15 / Bravo 17
上がBravo 17、下がBravo 15です。Alpha 15から採用されたMSIのAMD搭載モデル用ロゴ(だと思います)が新鮮ですが、筐体デザインそのものはMSI PCらしいと言うか、あまり変わっているという印象はありません。特に15.6インチのBravo 15はGF63シリーズとよく似ています。というか、基本的に同じデザインかと思います。

MSI Bravo 15 / Bravo 17
Bravo 17の天板です。ヘアライン加工が施され、ゲーミングPCとしてはシンプルなものになっています。天板素材は不明ですが、GF63シリーズに倣えばアルミ製と思われます。

MSI Bravo 15 / Bravo 17

MSI Bravo 15 / Bravo 17
キーボードです。上がBravo 17、下がBravo 15です。バックライト色は海外版だとRGBのものがあるようですが、国内仕様はレッドのみです。また、テンキーはBravo 17のみに装備され、Bravo 15にはありません。それと、画像は英語配列ですが、日本仕様は日本語配列となります。なお、キーボードに関してもBravo 15のレイアウトはGF63シリーズと同じですね。

3.価格など

MSI Bravo 15は6月22日、Bravo 17は6月11日の発売予定で、Bravo 17はMSIストアにて予約販売中、価格は134,364円(税込み147,800円)です。Bravo 15はビックカメラで予約販売中で、価格は税込み132,800円となっています。いずれもMSI製のゲーミングノートとしてはかなり安価な部類となります。

CPUとGPUがAMD製という意味では「異色のゲーミングノート」と言えますね。第3世代となり、今後各社でどんどん採用が進むと思われるRyzenと新しいRadeonの組み合わせ、AMDファンはもちろん、ウインタブとしてもそのパフォーマンスが気になるところです。

4.関連リンク

7NMプロセステクノロジー採用AMD製CPU、GPU搭載ゲーミングノートPC「BRAVO 17」発売:MSI ニュースリリース
Bravo-17-A4DDR-010JP:MSIストア
Bravo-15-A4DCR-058JPicon:ビックカメラ

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コメント

  1. 匿名 より:

    RX5000Mシリーズ搭載ノートですが、DELL G5 15 SEが本製品よりも先に国内での販売が始まっています。

    https://www.dell.com/ja-jp/shop/cty/pdp/spd/g-series-15-5505-laptop