こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日来、TwitterとFacebookでウインタブの新ライターの募集をさせていただいておりまして、この記事の執筆者である「ひつじ」さんを新ライターにお迎えすることになりました(現在、他の方についても起用させていただく方向で準備しております)。ひつじさんに関しては、「Unihertz Atom」の実機レビュー記事をご投稿いただいてまして、諸事(執筆の頻度や方向性、実機レビューの対応可否など)打ち合わせの上、ライターをお引き受けいただくことになりました。
この記事はひつじさんの、ライターとしての初投稿となりますが、どなたに記事をお願いしても「文章がうまい・ヘタ」というのとは別次元で、ウインタブがいつも使っている用語であるとか、説明の順番であるとか、その他の言い回しであるとかについてはどうしても相違が出てしまいます。そのため、ひつじさんだけでなく、新ライターの記事に関してはウインタブ読者に違和感なく読んでいただけるよう、しばらくの間私のほうで記事を修正させていただいてから公開します。natsukiさんやかのあゆさんのように力のあるライターさんが増えていかないとウインタブの成長も見込めないものと考えておりますので、みなさん、ご指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
前置きが長くなりました。ここからが製品紹介記事のスタートです。
0.はじめに
マウスコンピューターファンのみならず、ゲーミングPCのブランドではかなり有名といってもいい「G-Tune」ですが、GeForce GTX1660Tiを搭載する15.6インチサイズのニューモデル「NEXTGEAR-NOTE i5565 シリーズ」が発売されました。
ゲーミングノートと言えば「ごつい!」「重い!」「派手!」みたいなイメージを持ってしまいがちですが、最近はそうでもないものも増えましたね。この製品もデザインが比較的シンプルですが、中身はホットなモデルです!また、ゲーミング用途だけでなく、クリエイター、高性能マシンが必要なビジネスマンにも良い選択だと思います。
1.スペック
CPUはcore i7-9750H。coffee lakeーRefresh(第9世代)のノートPC向けCPU、ということになります。Uのつく超低電圧版より性能は上です。上位には第8世代のi9-8950HKなどが存在します。性能的には第8世代のCore i7-8750Hをやや上回るくらいになるのではないでしょうか。
RAMとストレージは注文時にカスタマイズが可能です。RAMのスロットは2か所なので、購入後に増設する時はスロットを1つ空けておかないと「増設」ではなく「換装」になってしまいます(RAM8GBとする場合、4GB+4GBもしくは8GBひとつという構成を選べます)。なので将来RAMを増やしたい、という思いがあるなら初めから16GBあるいは32GBにしておくと良いかもしれませんね。
ストレージもシステムドライブ(OSがインストールされているドライブ)はNVMe M.2 SSD(大容量のものを選択する場合はSATAもあります)で、2.5インチのSATA3 SSDもしくはHDDを追加できます。
また、細かい点かもしれませんが選択できるストレージベンダーもIntelやSAMSUNG、Crucialと、いずれも高い実績を有しているメーカーです。部品に対するこだわりを感じさせるいいチョイスだと感じます。
外部GPUとしてGeForce GTX1660Tiを搭載しています。Turingアーキテクスチャのミドルレンジ、といったところですね。ウインタブではまだこのGPUを搭載する製品のレビューをしていませんが、GTX1070とほぼ対等~若干上くらいの性能でしょうか。レイトレーシング対応のRTXシリーズの陰に隠れがちですが(最近、一応GTX1660Tiもレイトレーシングに対応するドライバーが公開されています)十分使えるスペックを有しています。
ちなみに筆者はデスクトップでGTX980tiを使っていますが、これもGTX1070くらいの性能と言われているので、私のGPUよりもこちらの製品のほうが性能が上、ということは十分にあり得そうです…。
ディスプレイはノングレアのFHDでIPS。フレームレートは記載されていませんが、他製品の場合、120Hzや144Hzの場合は明確に記載があるので恐らく60Hzなのだろうとは思います。とすれば、少し物足りない気もします。
無線LANは標準だとシングルアンテナで5Ghz対応。オプションでより高速なもの(Intel Wireless-AC 9560)に変更が可能です。Intelの無線LANはファンも多いはず。やっぱり良い選定ですね…。
G-Tuneのゲーミングノートは比較的どっしりしたものが多かったのですが、この製品はかなりコンパクトになっています。今どきの、という感じでしょうか。
ベゼルも左右が7mm程度、上下が10mm程度なのでデスク上でもかなりスタイリッシュだと思います。
2.筐体
開いている姿を見ると、とてもシンプルなデザインで、ビジネスPCのようにさえ思えます。
天板もこれまたシンプル。ロゴだけがゲーミングPCであることを主張しています。ただ、ヒンジ側の角はさり気なく角度がついていたりと、意図したシンプルさであることが伝わります。
筐体右側および背面が確認できる画像がこれ。背面にもポートが配置され、DC-IN、有線LAN、HDMI、USB TYPE-C(映像出力可能)があります。また右側面にはUSB3.1、MINI-DP、SDカードスロットが装備されているのが確認できます。また、サイドをよくよく見るとメッシュのような意匠が施されているのが分かります。ちなみに側面にはUSB2.0とUSB3.0が1つずつとのこと。USB2.0がないPCもちらほら出てきていますが、レガシーな機器だとUSB2.0がないと不具合が起きたりすることもあるので、搭載してくれている点はありがたいですね。
バッテリーは着脱式です。15.6インチのゲーミングノートなので、バッテリー稼働を前提としてはいないようには思われますが、それでも(ヘタってきたら自分で交換できる)着脱式というのはありがたいところです。
キーボードは107キーの日本語配列で、キーピッチは約18.2mm、キーストロークは約1.8mmです。配列は素直なほうだと思います。しかし、マウス製品らしく、右側のShiftキーがかなり小さくなっています。
バックライト色は15色から設定できます。ただし個別キー(Per key)ごとに色を変更することはできないようです。
3.価格など
マウス G-Tune NEXTGEAR-NOTE i5565シリーズはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、6月20日現在の価格は149,800円(税込み161,784円)から、となっています。最低価格のモデルのスペックは「Core i7/GTX1660Ti/RAM8GB/256GB SSD」ですから、カスタマイズしないと使い物にならない、という感じでもありません。
CPUやGPUの構成だけで見ると、この製品は必ずしも最安値とは言えませんが、BTOで構成のカスタマイズができ、しかも選択できるパーツ(のブランドなど)もしっかりしています。さらにスペック表には現れないものの、デザインも仰々しくなくTPOを弁えた良さがあると感じます。お好みに応じてRAMやSSDの容量追加、無線LANのアップグレード(Intel Wireless-AC 9560)などをすると、長く使えるスペックに仕上がるように思います。