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マウス m-Book S - LTEにも対応、低価格ながら入出力ポートも充実した13.3インチモバイルノート

マウス m-Book S
マウスコンピューターが13.3インチモバイルノート「m-Book Sシリーズ」を発売しました。マウスのm-Bookで13.3インチと言えば「m-Book Jシリーズ」という、CeleronからCore i7まで、そして4Kディスプレイ搭載モデルまでラインナップされる超ワイドバリエーションの製品がありますが、それとは別ものになっています。m-Book SシリーズはCeleron搭載で価格が安く、豊富な入出力ポートを備え、LTEにも対応するビジネス向きの製品です。

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1.スペック

マウス m-Book S
m-Book SシリーズのCPUはCeleron 3865U(Kaby Lake)のみです。Core iプロセッサーの設定はありません。Celeron 3865Uの性能をPassmarkが公表しているベンチマークスコアで確認してみると、

Celeron 3865U: 1,936
Celeron N4100: 2,333
Celeron N4000: 1,469
Core m3-7Y30: 3,544
※2018年12月1日現在のPassmark公表値。数値が大きいほうが高性能

こんな感じです。Core m3には及ばず、Gemini LakeのCeleronとの比較だと4コアのN4100よりは若干低く、2コアのN4000よりは高性能、という感じですね。ビジネスマシンとしてExcelやWord、PowerPointなどを使うぶんには十分かと思いますが、特殊な業務ソフトウェアなどを使う場合はこの限りではありません。

RAMは最低で4GB、最大で32GBまで搭載可能です。ストレージはSSD専用で、最低で120GB、最大で2TBまで増量可能になっていて、細かく容量を選択できます。CPUは少し非力ですが、SSD専用モデルですし、RAMも増量できますので、ゲームなどをしないのであれば実用面ではサクサク動いてくれるだろうと思います。

ディスプレイは13.3インチのFHD解像度ですが、IPSなのかTNなのかは公表されていません。また、「広視野角」などという説明もありませんので、価格帯から考えてTNである可能性が高いと思います。

入出力ポートは13.3インチのノートPCとしては非常に充実しています。Type-Cを含み3つのUSBポート、HDMIとMiniDisplayPortと、2つの映像出力ポート、入力と出力が独立した音声ジャック、そして有線LANと、「ぎっしり」詰め込まれている、という感じです。こういうのがマウスのいいところです。

また、この製品は全モデルLTE対応です。SIMのサイズはmicroSIMですね。個人的な話ですが、私も次に購入するモバイルノートはLTEモデルだ!と考えています。MVNOのデータ専用SIMならかなり低価格で契約できますしね。

サイズのほうですが…、でかいですね。13.3インチのノートPCとしては大型と言っていいと思います。m-Book Jよりも大きいですし、他社の上位クラスの13.3インチ(横幅は310 mmを切ります)と比較すると一回り大きい感じ。

少し調べてみたのですが、この製品はつい最近発売されたTV-CM記念モデル「m-Book B400H(14インチ)」とタテ・ヨコサイズが同じ(厚さは異なります)で入出力ポートの配置も一緒です。なので、同一筐体(同じ金型)を使用している可能性が高いと思います。とすればこの製品が13.3インチノートとしてはずいぶん大ぶりなのもわかるような気がします。

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2.筐体

マウス m-Book S
決してディスるつもりはありませんが、太いですねー、ベゼル…。正直なところ、デザイン面では少し損をしているように思いますが、実用面ではそんなに気にしなくてもいいと思います。

マウス m-Book S
筐体はシルバーで、素材は不明ですが、おそらくプラスティック製と思われます。ベゼルが太いので、ややどっしりした印象がありますが、こういうのが好き、という人も多いでしょう。

マウス m-Book S
天板です。マウスのロゴがありますが、全体的にシンプルでいいな、と思います。上部にあるスジのようなものはLTEのアンテナではないか、と思います。

マウス m-Book S
キーボードです。87キー日本語配列、キーピッチ約18.75mm、キーストローク約1.5mmと公表されています。筐体の横幅が大きいこともあり、サイズには余裕があります。マウスのノートPCはこの形状になっていることが多く、読者の皆さんからコメント欄に「Enterキーの横のキーがずいぶん大きいけど、使いにくいのでは?」というご指摘をいただいていますが、私が試用した限りだと「特に使いにくくはない。特定のキーが小さすぎる配置よりは数段マシ」と感じています。

マウス m-Book S
側面と入出力ポートの配置です。この製品はクラムシェルノートながら側面に電源ボタンがあるというのが特徴ですが、これはTV-CM公開記念モデルのm-Book B400Hと同じ構造です。また、ポートの配置も変わりません。ビジネスには心強い充実ぶりかと思います。

3.価格など

マウス m-Book Sシリーズはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、12月2日現在の価格は54,800円(税込み59,184円)から、となっています。54,800円のモデルは「RAM4GB/120GB SSD」という構成で、これでも悪くはないと思いますが、残念ながらこのモデルはRAMの増設ができません。もうワンランク上の、59,800円(税込み64,584円)のモデル(RAM4GB/240GB SSD)からはRAMの増設が可能になります。

個人的にはこの製品は「低価格ながらLTE対応し、ビジネスにも十分な入出力ポートを備えた実用本位のモバイルノート」というのが魅力だと思います。特に最低価格のモデルは5万円台で購入でき、ストレージもSSDなので、かなりのお買い得モデルと言えるのではないでしょうか。

4.関連リンク(マウスコンピューター)

13.3型ノートPC m-Book S シリーズ
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