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Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019) - 14インチ、ThinkPadシリーズのハイエンド・コンバーチブル2 in 1がリニューアル!しかしこれ、黒くないぞ?

ThinkPad X1 Yoga(2019)
Lenovoが6月25日に発売したThinkPad Xシリーズのニューモデルのうち、今回は14インチのコンバーチブル2 in 1「X1 Yoga」を紹介します。同時に発売されたクラムシェル「X1 Carbon」についてはすでに紹介記事を掲載済みなので、詳しくは下記をご覧ください。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(2019)- ThinkPadのフラッグシップ・モバイルノートがいよいよ2019年モデルに!14インチで重量わずか1.09 kg

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X1 YogaとX1 Carbonはスペックが非常に似ていて「兄弟機(姉妹機)」と言っていいと思うのですが、もちろん筐体は別物というか「素材からして違う」んです。そして、両者ははっきりとした個性がありますので、製品購入する場合はどちらがいいのか悩みはすると思うんですけど、選択のポイントは明確に理解できます。

1.スペック

ThinkPad X1 Yoga(2019)
X1 Yogaは6月26日時点で販売代理店モデル(≒法人モデル)のみ販売がスタートしていて、Lenovo直販サイトで販売されるWeb直販モデルは6月28日の発売となっています(詳細なスペックは判明していません)。そのため、この記事では販売代理店モデルのスペック表をもとに、一部ウインタブの推測も交えて説明します。

ThinkPadシリーズは注文時に構成のカスタマイズができます。OSはHome版とPro版を選べ、CPUはWhiskey LakeのCore i5かCore i7を選択可能です。また、この製品にはvPro(法人など組織でPCを一元管理する際に役立つ機能)に対応するCore i5-8365Uを選ぶことができ、おそらくCore i7-8665U(やはりvPro対応)も設定されるものと思われます。

RAMは8GBと16GBのいずれかで、「オンボード(マザーボードにRAMが直付けされている)」という説明がありましたので、購入後のDIYによる増設や交換は出来ず、また32GBなど大容量のRAM容量が追加される可能性も低いと思われます。

ストレージは販売代理店モデルでは256GB SSDのみですが、2018年モデルの状況から、256GB/512GB/1TBといった容量を選べるものと思います。また、この2019年モデルでは最大2TBまで搭載可能とのことです。

ディスプレイは選択肢が多いです。X1 Yogaはコンバーチブル2 in 1筐体なのですべてタッチ対応します。解像度は一般的なFHD、2.5K、そして4Kを選べ、4KディスプレイはDolby Visonを採用、FHDディスプレイにはThinkPad Privacy Guard(スイッチひとつで視野角を狭くし、のぞき見を防止する機能)を選択可能です。

入出力ポートはX1 Carbonと同じ構成です。2つのUSB Type-CポートはThunderbolt 3ですし、フルサイズ(Type-A)USBも2つ備えるなど、モバイルノートとしては十分な拡張性があります。ただし、この製品はカスタマイズでLTEモジュールを搭載できますが、Nano SIMスロットはSD(microSD)カードの読み書きはできません。要するにこの製品にはSDカードリーダーはありません。

サイズはX1 Carbonと非常に近いですが、重量だけは大きく異なります。X1 Carbonが1.09 gと非常に軽量なのに対し、X1 Yogaは1.36 kgとなります。これね、実際にバッグに入れて持ち歩くとかなり大きな体感差になると思いますよ。筐体については後述しますが、X1 Yogaの重量はX1 Carbonに対し「ウイークポイント」になっていると言わざるを得ません。

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2.筐体

ThinkPad X1 Yoga(2019) 正面
このように正面から見るとX1 Carbonによく似ていて、ナローベゼルになっています。しかし、「色」が違います。他メーカーの製品だと気にしませんが、これはThinkPadなんですよね。6月26日現在、筐体色は「アイアングレー」のみで、おなじみのブラックは選べません。筐体デザインよりもむしろこの点が大きな衝撃か、と。

ThinkPad X1 Yoga(2019) 各種モード
X1 Carbonとの大きな相違点はやはりここです。コンバーチブル2 in 1なので、タブレットモードやテントモードなどに変形ができます。また、この製品にはThinkPad Pen Proが標準で付属しますので、筆圧対応のペン入力が可能です。

また、筐体素材はCNC加工のアルミニウムです。X1 Carbonとの重量差は素材と形態(変形可能)によるところが大きいのでしょう。ThinkPadシリーズの製品なので、変形できるからと言って強度は落とせませんからね。

ThinkPad X1 Yoga(2019) 側面

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側面と入出力ポートの配置です。ほぼX1 Carbonと同じですが、X1 Yogaはスタイラスペンが付属するので、ペンホルダーがついています。本体にペンが収納できる構造って、製品によって対応していたり、しなかったりしますが、ユーザーとしては収納できるほうがずっと便利です。

ThinkPad X1 Yoga(2019) キーボード
キーボードです。この画像は英語配列になっていますが、日本語配列が用意されるのはもちろん、カスタマイズで日本語、英語を選べるはずです。残念ながらキーボード全体の画像はありませんでしたが、基本的にX1 Carbon、そして他のThinkPadシリーズと同様、抜群に使いやすいものになっていると思います。

3.価格など

Lenovo ThinkPad X1 Yogaは6月28日からLenovo直販サイトで発売されます。価格は246,000円(税込み265,680円)から、と発表されていますが、Lenovo直販サイトは基本的に「定価販売のものを探すほうが大変」なので、おそらくこの製品も発売直後から30%程度の割引となるでしょう。なので、税込みで18万円台くらいから購入できると思います。

X1 CarbonとX1 Yoga、非常によく似たスペックですが、比較のポイントは割とはっきりしています。コンバーチブル2 in 1筐体の利便性をとるか、超軽量なクラムシェルにするか、ということですね。私なら重さを重視してX1 Carbonを選ぶと思います。一方、PCでイラストやマンガを描くとか、手書き入力したいという人ならX1 Yogaになるでしょう。

あとは「色」ですね…。私は正直なところ「黒でないとイヤ」ではあります…。

関連リンク(Lenovo)

ThinkPad X1 Yoga(2019)

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