レノボが14インチノート「IdeaPad Slim 3 Gen 8 14 (AMD)」を発売しました。あれ?IdeaPad Slim 3シリーズの2024年モデルは「Gen 9」では?と思ったのですが、発売のアナウンスがあったのは4月26日なので、一応ニューモデルです。スペック面では特に新しい感じもありませんけど、円安が進行した現在としてはスペックの割にお買い得感が高いと感じられます。
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IdeaPad Slim 3 Gen 8 14型(AMD):Lenovo
1.スペック
スペック表
IdeaPad Slim 3 Gen 8 14 (AMD) |
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OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen 5 7530U/Ryzen 7 7730U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB(DDR4-3200, オンボード) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(M.2 2242 PCIe-NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 x 1,080)60Hz |
ネットワーク | Wi-Fi6(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-C(映像出力、PD対応)、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(1080p) |
バッテリー | 47Whr |
サイズ | 324.3 x 213.8 x 17.9 mm |
重量 | 1.37 kg |
コメント
IdeaPad Slim 3 Gen 8 14 (AMD)は注文時に構成のカスタマイズができるモデルが設定されています。カスタマイズモデルではOSをHome/Proから選べ、CPUはRyzen 5 7530U/Ryzen 7 7730Uが設定されます。CPUは最新型番ではなく、このあたり「やっぱりGen 9ではなくGen 8なのね…」と思いますが、性能が陳腐化しているということはなく、現在でもメインPCとして十分使えるはずです。
RAMは8GB/16GBで、オンボードメモリなので購入後の増設や換装はできません。SSDは512GB/1TBと価格帯の割に大きめの容量です。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、FHD解像度です。この記述だけだと全然文句はないのですが、発色品質が45%NTSCと「並」クラスですし、ウインタブの経験上、IdeaPadシリーズの低価格帯の製品のディスプレイは「発色がイマイチ」なんですよね。とはいえ、汚い、というわけではないので、お仕事用に使うぶんには問題ないと思います
2.筐体
IdeaPad Slim 3i Gen 9(インテル版の2024年モデル)とは全くの同寸・同重量なので、筐体は同じだと思います。シンプルで装飾の少ないデザインは好印象ですよね。筐体は樹脂製と思われ、(ウインタブの過去のレビュー経験上)質感もそれほど高くないです。筐体色は「アークティックグレー」で、Intel版2024年モデルと同じ、要するに外観は全く同じです。
それと、この製品は14インチで重さも1.37 kgなので、モバイルノートとしても十分使えるサイズ感です。
キーボードです。「84 キー(Fn キー+Windows キーを含む)、JIS 配列、バックライト・キーボード」と開示されています。最新のノートPCについていることが多いCopilotキーはありません。また、キーボード面の左右にスピーカーが配置されており、音質も悪くないと思われます。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で3つ、HDMIと(micro規格でない)フル規格のSDカードリーダーを装備しています。
3.価格など
Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 8 14 (AMD)はレノボ直販サイトで販売中で、4月29日現在の価格は67,210円から、となっています。この67,210円のモデルは注文時のカスタマイズが可能なので、多少手を入れても7万円台~8万円台で満足できるスペックに仕上げることができると思います。
冒頭に書いた通り、円安が進行していることもあり、レノボやHPといった世界的大手PCメーカーの製品価格もじわじわと上昇傾向にあります。このような環境下を思うとき、やっぱりIdeaPadシリーズのコスパは素晴らしい、と感じられます。