レノボがコンバーチブル2 in 1 PC「IdeaPad Flex 5 Gen 8 14(AMD)」を発売しました。この製品は従来モデル「IdeaPad Flex 570 14型(AMD)」のマイナーチェンジ版で、CPUに新型番のRyzenを搭載しています。今年からレノボは日本向けモデルの製品名体系を変更するようですね。
目次
1.IdeaPad Flex 5 Gen 8 14 スペック
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14(AMD) | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U/Ryzen 5 7530U/Ryzen 7 7730U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD(M.2 PCIe NVMe) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ |
14インチIPS(1,920 × 1,200)タッチ 14インチIPS(2,240 × 1,400)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C(映像出力、PD対応)、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、オーディオジャック、SDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(720p)※1080p/顔認証カメラ選択可 |
バッテリー | 52.5Wh(約14.5時間) |
サイズ | 313.1 x 224.9 x 17.8 mm(最薄部) |
重量 | 1.55 kg |
バリエーションモデル
・Ryzen 3/8GB/256GB/1920×1200(カ)
・Ryzen 5/16GB/512GB/1920×1200
・Ryzen 7/8GB/256GB/1920×1200(カ)
・Ryzen 7/16GB/512GB/2240×1400(カ)
※左からCPU/RAM/SSD/ディスプレイ
※(カ)はカスタマイズ可能モデル
コメント
ベースモデルのOSはWindows 11 Homeで、カスタマイズ可能なモデルはPro版を選択できます。CPUのRyzenはすべてZen3アーキテクチャの型番ですね。Ryzen 3 5425U/Ryzen 5 5625U/Ryzen 7 5825Uの改善版と言えますが、Passmarkが公表しているベンチマークスコアではRyzen 5 5625Uが14,972であるのに対し、Ryzen 5 7530Uは17,704とかなりの性能アップを果たしています(Ryzen 3 7330UとRyzen 7 7730Uについては2月1日現在まだスコアが公開されていません)。
RAMは8GBもしくは16GB、ストレージは256GBもしくは512GBで、カスタマイズ可能なモデルでは1TBも選択できます。
ディスプレイは14インチのIPS液晶、解像度は1,920 × 1,200と2,240 × 1,400の2種類を選べます(カスタマイズ可能モデルの場合)。また、コンバーチブル2 in 1筐体なのでタッチ対応し、ペン入力も可能です(ペンは付属します)。2,240 × 1,400という高解像のディスプレイはIdeaPad Flex 570 14には設定がありませんでした。カスタマイズ可能モデルでのみ選べる設定ですが、予算が許すようならぜひ高解像ディスプレイを選びたいところです。
2.IdeaPad Flex 5 Gen 8 14 筐体
筐体サイズや見た目はIdeaPad Flex 570 14と同じですが、筐体色が「ストームグレー(濃いグレー)」から「アークティックグレー(薄いグレー)」に変更されました。筐体素材(外装)は樹脂です。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84 キー(Fn キー+Windows キーを含む)、JIS 配列」です。また、この画像を見るとスペースキーの左側にキーボードバックライトのアイコンが見えますので、バックライトも搭載していると思われます。
キーボード面の両端にスピーカーが配置されています。経験上、この位置にスピーカーがあると音質面では有利と感じられますので、この製品も音質には期待できそうです。
側面と入出力ポートの配置です。ここもIdeaPad Flex 570 14から変更がありません。USBの規格も変わっていませんが、USB Type-CポートがGen2規格ですし、特に不満はありません。
3.IdeaPad Flex 5 Gen 8 14 価格など
Lenovo IdeaPad Flex 5 Gen 8 14(AMD)はレノボ直販サイトで販売中で、2月1日現在の価格は税込み88,073円から、となっています。「カスタマイズができないモデル」の価格に割安感があり、「Ryzen 5/16GB/512GB/1920×1200」という構成のモデルが最低価格88,073円です。
実は私もモバイルノートの買い替えを考えており(先日記事を書いています)、比較的スペックが高く、値頃感のある製品を「自腹購入する目線で」チェックしているのですが、それを踏まえて、この製品の88,073円というのは間違いなく「非常に安い」です。また、この製品はコンバーチブル2 in 1筐体のため、ディスプレイがタッチ対応しペン入力も可能、さらにペンも付属しますので、ひさびさに「IdeaPadらしい価格」になっていると思います。
で、自腹購入する目線でもう一つ言わせていただくと、ちょっと残念なのが「重量」ですね。1.55 kgというのはモバイル利用にはいささか重すぎるかな、と思います。それと、IdeaPadシリーズの割安感の大きいモデルは筐体品質が「イマイチ安っぽい」んですよね(ただし、この製品については実機に触れていませんので、現状は何とも言えません)。これらの点が気にならないのであれば、この製品は本当にコスパ最強だと思います。