こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。VOYOのVBookといえばライターのmiyukiさんがうまく飼い慣らしている「VBook V1」が一番よくウインタブに登場するのですが、それより一回り大きい「VBook V3」というキーボード非分離型の2 in 1があります。
売れ行きがいいのかどうか定かではありませんが、VBook V3には派生モデルが存在し、ついに「指紋認証」ができるモデル「VBook V3 Fingerprint Identification」というのが登場しました!もともと個人的にVBook V3には高い関心がありましたので、この記事では指紋認証モデルを中心に、派生モデルの整理もしてみたいと思います。
1.スペック
OS: Windows 10 64ビット
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 13.3インチIPS(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth
カメラ: イン2MP / アウト2MP
入出力: USB3.0、USB2.0、microHDMI、DC電源アダプタ、オーディオ、microSD
サイズ: 330 x 220 x 16 mm / 重量 1,500 g
バッテリー: 10,000mAh、最大稼働時間8時間
※SIMスロットはあるが使用は不可
※スタイラスペンは別売り
この製品はシングルブート機です。サイズからみてノートPCとしての使用頻度が高いと思うので、むしろシングルブートのほうがメンテナンス性とかストレージの有効活用の観点から使いやすいのではないか、と思います。
CPUはCherryTrail世代のAtom Z8300、RAMは4GB、ストレージは64GBと、一般的な10インチクラスの中国タブレットと変わらないスペックなので、ノートPCとしてのパワフルさは若干不足しているかもしれません。ただし私はほぼ同一スペックのノートPCを使用しており、テキスト入力メインの比較的軽い作業であれば特に支障なく使えています。
ディスプレイは13.3インチのIPS液晶でFHD(1,920 × 1,080)ですから、そこらへんの低価格なノートPCよりもずっと高精細です。また入出力ポートもフルサイズのUSBポートを2つ(1つは3.0)を備えているほか、microHDMIもついているのでノートPCとしての最低限の水準もクリアできていると思います。
またバッテリーもでかいですね。稼働時間8時間ということなので、これもノートPCとしていいほうだと思います。
そして、この製品は「指紋認証」が可能です。つまり「Windows Hello対応」です。メカ的に大丈夫なのか?という一抹の不安はありますが、それにしてもすごいですね。ある意味中国製品のイメージを逆転させるようなセキュリティ機能か、とw
2.筐体
筐体はVBook V3シリーズ共通のデザインで、キーボードが分離せず、ヒンジが360度回転する2 in 1タイプです。
筐体色は通販サイトベースではグレーとオレンジの2色。どうやらオレンジがイメージカラーになっていると思います。実用品としてならグレーですが、遊び心を持ってオレンジを選ぶというのもありでしょう。
サイドビューとポート類の配置です。VBook V3にはLTEモデルもありますが、指紋認証モデルにはその設定がなく、SIMスロットは使えません。ポート類は筐体の奥まったところ(ヒンジのほう)に左右に振り分けられて配置されています。
タブレットモードです。もっともらしくスタイラスペンと一緒に写っていますが、他の画像から判断して筆圧には対応していないと思われます。
3.価格など
VOYO VBook V3 Fingerprint Identificationは中国の通販サイト各社で販売中ですが、Gearbestでの価格は245.99ドル(25,554円)と、最も安くなっています(ただし、安くなってるのはオレンジのほう)。この価格だと指紋リーダーなしの製品との価格差がほとんどないので、こっちを買うのが自然かな、と思います。
製品ページ(Gearbest):
VOYO VBook V3 Ultrabook Fingerprint Identification
4.派生モデル
ここで、VBook V3の派生モデルについても簡単に触れておきましょう。
VBook V3 Flagship
価格: 444.19ドル(46,144円)~584.85ドル(60,757円)
CPU: Intel Core m3-6Y30
RAM: 4GB
ストレージ: 128GB
ディスプレイ: 13.3インチIPS(1,920 × 1,080)
Flagshipという名称の通り、VBook V3の中では最もスペックの高いモデルで、CPUはAtomではなくCore m3-6Y30(Skylake)、ストレージは128GBとなります。このことにより、もはや気軽な中国製品ということではなく、本格的なミドルスペックのノートPCと言っていい性能を手に入れてますね。また、この製品にはWi-FiモデルとLTEモデルがあり、GearbestではなぜかLTEモデルのほうが安値になっています。
紹介記事:VOYO VBook V3 Flagship - 13.3インチのキーボード非分離型2 in 1がCore mを搭載!
製品ページ(Gearbest):
VOYO VBook V3 Flagship Ultrabook(Wi-Fiモデル)
VOYO VBook V3 Flagship 4G Ultrabook(LTEモデル)
VBook V3
価格: 237.99ドル(24,723円)~323.37ドル(33,593円)
こちらは指紋認証のない、無印モデルです。基本スペックは指紋認証モデルと同じで、Wi-FiモデルとLTEモデルが存在します。指紋認証モデルとの価格差が少ないので、「セール待ち」って気がしますね。
紹介記事:VOYO VBook V3 - キーボード非分離、ディスプレイ360度回転型2 in 1、13.3インチサイズ
製品ページ(Gearbest):
VOYO VBook V3 Ultrabook(Wi-Fiモデル)
VOYO VBook V3 4G Ultrabook(LTEモデル)
VBook V3は全般的にオレンジの製品が値引き幅が大きいです。イメージカラーだと思うんですけど、いわゆる「死に筋」でもあるようです。なので、この際オレンジにしてしまうほうがお買い得です。
VBook V1
価格: 217.89ドル(22,635円)~280.98ドル(29,189円)
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 10.1インチIPS(1,280 x 800)
いわゆる「miyukiさんモデル」ですw VBook V3よりもずっと小さく、10.1インチサイズになっています。キーボード配列に強いくせがあり、慣れるまでに苦労するものの、サイズ感がよく、競合製品も少ないです。この製品はWi-Fiモデル、3Gモデル、LTEモデルがあります。また、OSもWindowsのみのシングルブートモデルとAndroidとのデュアルブートモデルがありますが、LTEモデルはシングルブートのみとなります。
紹介記事:VOYO VBook V1 - なかなかのクセモノ!キーボードに苦闘中(読者レビュー:miyukiさん)
製品ページ(Gearbest):
VOYO VBook V1 WiFi Ultrabook Tablet PC(Wi-Fiモデル)
VOYO VBook V1 4G Ultrabook Tablet PC(LTEモデル)
コメント
VOYOもビックリ。
miyukiさんモデルなどうちにはない! って火を噴きそう(笑)。
ちなみにハイスペックには惹かれますが
バッテリを喰う
↓
でかバッテリを積まざるをえない
↓
重くなる
↓
モニタを大きくしないと言い訳がたたない。
(でかモニタのせいで消費電力が上がったのは内緒。)
なんて理由で巨大化してる気がします。
女子はなんだかんだ言ってバッグはそれほど大きくないですし
力もないですし
携帯することを前提にラップトップを買うので
よほどスペックがへろへろでないかぎり小型・軽量を選ぶと思います。
あまりこういう買い物に慣れてなくて「10年使うぞ~」みたいな人は
どこのゴリラ女子ですか? みたいな
どデカい、ハイスペックマシンを持っている気がしますが。
なので私は案外プラスチッキーな筐体は気になりません。
VOYO VBook V1みたいにうまく塗装してあれば安っぽいとも思いません。
Chuwi Vi10 Plusが思いのほか重かったので
こんなに重くなるならプラスティックでいいのに、と思いました。
miyukiさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なんでも欲しがるんじゃなくて、いまあるものでうまくやりくりする、という発想にはいつも感心してます。VBook V1だって、最初はどうなることかと思いましたもん。でもうまく飼いならしてるし…。私も見習いたいです。