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VOYO VBook V1を使って約ふた月(実機レビュー)(miyuki)

VOYO VBook V1
こいつがもっと人気機種だったらよかったんですが、VOYO V3 Mini PCの人気とは裏腹にマイナーなのが痛いところです。どこ製だろうがハードはそれほど違いはないと思っていたので、この機体のレビューは役にたつ人には役にたつと思っていたのですが、初めて書いた本運用記事(?)がいきなり「おま環」で笑いました。「Windowsの小ネタ - 右隅から生えてくる「アクションセンター」がウザい(溜息)」にコメントをくださった匿名さん、トシさん、ありがとうございました。

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というわけで、私とおなじように中国製2in1のデュアルブート機はスペック差以外は大同小異だと思っている人は、それなりに機種差があると考えたほうがいいようです。そのうえで、やっぱりあるていど共通しまくるメーカーの機種があると思うので、この機種のことをかいつまずに具体的にレビューします。

1.私の使い方

1)入力関係

マウスを使わずタッチパッドのみで操作しています。外出に持ち出すことを念頭にサブマシンを調達しているので、たとえマウスであろうと必須ではない荷物を1つも増やしたくないからです。ブログ用の画像加工くらいならタッチパッドでやっつけています。日常的にマウスなしで操作していないといざというときイラっとくるので、自宅でも訓練がてらマウスなしです。

VOYO VBook V1 タッチスクリーン
タッチスクリーン機なので画面タッチでも操作できますし。キーボードが手前にあるのでじつはまったくといっていいほど画面タッチはしないのですが、10.1インチモニタで解像度1280×800なので、閉じるボタンやら、最大化・最小化ボタンやらをミスタッチすることはありません。手持ちのスマホのほうが、スクリーンキーボードの右側がすこしズレていて「P」やら「O」やらをタッチするときにイラっとします。

キーボードは何度でも書きますが変態です(笑)。力仕事をするときしか母艦をさわらないので、こっちのキーボードに慣れてしまった今では、母艦のノーマルなテンキー付き109キーボードでイラっとしています。

2)環境

windowsでしか使っておりません。Androidはスマホがありますから~。

3)電源

自宅で使う時間がながすぎなので、ほぼバッテリ駆動では使っておりません。DCジャックにケーブル刺しっぱなしのいわゆるデスクノート運用です。こまかい継ぎ足し充電のくりかえしになってしまってバッテリがヘタるとイヤだなぁ、、、と思い、当初は満充電してはケーブルを抜き、警告がでてはケーブルを刺し、なんて神経質なことをやっていました。面倒くさがるほどのことじゃないとお思いでしょうが、面倒くせーです。多少バカ気味ではありますが、そんな始終継ぎ足し充電をするようなことはないみたいです。ノートPCの代替を標榜していてそれなりなセンサー処理をしているみたいです。心配するほど充電ランプが光りまくるという感じではありません。中国製品はこのへんのスペックに現れない性能のツメが甘いというのが一般的な認識かと思いますが、地味に品質向上をやっているようです。

2.「設定」→「システム」→「タブレットモード」

タブレットモード設定
この機体はキーボード非分離型の2in1ですので、クラムシェルなノートPCのように使っています。つかメーカーがノートPCの代替を標榜して製造した製品なんだと思います。というわけで、必要ないので「タブレットモード」はオフにしています。

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VOYO VBook V1 モード切替
けれど「タブレットモードに切り替えますか?」がちょいちょい現れます。論理的に考えれば、タブレットモードをオフにしているので、タブレットモードで使ったほうがいいよ~的にこのメッセージを出してくれているのでしょう。でも標準設定からわざわざオフに変更しているわけで、わかってやっているのですから、必要なら自分で切替えます。というわけで生理的に納得がいかない動作です。しかも縦画面で起動しているならともかく横画面+くの字型で起動しているので、これはwindows10のバグか? VOYO VBook V1のセンサーまわりがサザエさんなのか? のどっちかなんでしょうね。

3.「設定」→「デバイス」→「マウスとタッチパッド」

タッチパッドの設定
かようにマウスとしてのみ認識されているようで、タッチパッド用の設定がでてきません。

デバイスマネージャー
上部が切れていて、どこを展開しているのかわかりかねるのは デバマネの「ヒューマンインターフェースデバイス」ツリーです。縦解像度800のこのモニタでは、最大限縦長にウィンドウサイズを変更してもツリー先頭まで写せませんでした(汗)。

タッチパッドでジェスチャとかマルチタッチをする使いかたをしないので、マウスとしてだけ認識されていても困ることはありません。困ってはいないのですがぁ、、、おそらくこの辺が「アクションセンター」が誤動作する原因になっているらしい。と、匿名さんとトシさんから記事へのコメントをいただいて見当がつきました。たぶんそれビンゴなんだと思います。

4.スリープからの復帰

ウィンタブ親方もレビューしていましたが、キーボードを見失います。私の使用状況的にはデスクトップ起動後ではありません。妹のもっているChuwi Hi8(無印)は、起動後にたまにブルートゥースキーボードを見失うらしいのですが、そういうのとは違います。スリープを解除するときにはパスをタイプしてwindowsにログインする方法で使用しています。そのパスを入力する画面でキーボードを見失います。物理キーボードがちゃんと認識されていて、実際にタイプできる状態下にあってもスクリーンキーボードが起動することもあります。

天板を閉じてスリープに入ると復帰時におかしくなることが多いです。英語バージョンでログオン画面が表示されるというのもその1つですし、キーボードを見失ったり、認識しているのにスクリーンキーボードが生えたり、ログオン後に「タブレットモードに切り替えますか?」が表示されたりといったことです。

ところが天板を閉じないで、「電源」設定にてスリープに入る時間を指定してスリープさせ、電源ボタンでスリープを解除するという使いかただといずれの誤動作も起こりません。この辺はBIOS、、、もといUEFIなんですかね~? でも「おま環」っぽい気もするので、そうなると機体の問題です。これもみなさんからのコメントに期待。

5.まとめ

日本製のほうが多少は品質がいいような気がします。それでも友人はwindowsの使い方がヘタすぎて(というよりブラウザの使い方ですかねぇ?)しょっちゅう「壊れた、壊れた」言ってますけど。軟弱なガジェを使っているからいつまでたってもそうなんだと思います。忍耐力と習熟度と多少の知恵が必要な機体が大好きです。そんでもって安いので中国万歳! です。

6.関連リンク

VOYO VBook V1 - 質感高く、サイズ小さく、デュアルブート!ありそうでない2 in 1(実機レビュー):ウインタブ
VOYO VBook V1 - なかなかのクセモノ!キーボードに苦闘中(読者レビュー:miyukiさん):ウインタブ
VOYO VBook V1:Everbuying
※miyukiさんのVBook V1はEverbuyingから提供されたものです

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コメント

  1. 森のおじさん より:

    Vbook V1 LTEを購入して3か月、だいぶ慣れてきたので簡単な使用レポートを送ります。
    ・ キーボードに慣れてきたが、普段「タップでクリック」をOFFにしているので、これができないタッチパッドに慣れない。つい誤動作してしまう。
    ・ 200GBのMicroSDを使うと、途中で読み込みがおかしくなる。バッファが不足している印象です。128GBまでなら問題はありません。
    ・ MicroSDスロットのばねが壊れ、押し込んでも止まらなくなった→裏蓋を外し、SDのロックばねを外した。抜けなくなるので、差し込みスロットを削り、小型ラジオペンチで抜けるようにした。普段抜き外ししないのであまり困っていない。
    ・ 内蔵のWWANアダプタ(フアウェイME906Vでした)では3Gでしかつながらないし技適もとっていなさそうなので国産のANTMO30に取り換えたところあっさりLTEでつながった。→なんとアダプタがねじ止めでなく接着剤止めだったので、削ってはがし、両面テープで止めてるが今のところ問題なし。
    1kgを超えているので、やや重いのが残念。しかしLet’sNote RZ-5 LTEモデル の超廉価版と思えば文句はない。バッテリーは意外と持っています。5時間程度は持つ印象です。

    • wintab より:

      森のおじさんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。さらっと書かれてますけど、見事な工作能力か、と。中国製品は通信系が弱いですね。記事には書けませんけどw

  2. miyuki より:

    LTEモジュール(?)ってSocに搭載されているんだと思っていました。
    なんでそう思ってしまったんだろう???(恥)
    換装可能なら技適の通った国内パーツを使えるのでいいですね。
    つか、よく筐体開けますよね~。
    尊敬いたします。

    私は外出に持ち出したとしても屋内利用で
    モニタの輝度をがっつり落としているので、バッテリはもっともちます。

  3. miyuki より:

    あ~、そもそもWiFiしかつながらないですし。
    多少はバッテリ消費的には有利でした。てへ。