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Teclast F7 Plus - 14インチでエントリーノートとしてバランスの取れたスペックを備えています

Teclast F7 Plus
中国メーカー「Teclast」の最新14インチノート「F7 Plus」を紹介します。この製品の価格(2月17日現在)は「およそ4万円弱」くらいなので、エントリークラスの製品ということになります。ただし、中華ノートとしてはローエンドではなく、中位クラスの価格帯とも言えます。製品概要を確認してみて「日本でも人気が出そう」と感じました。

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1.スペック

Teclast F7 Plus
エントリーノートという前提に立てば素晴らしいスペックだと言えます。CPUはGemini LakeのCeleron N4100で、Core mとかCore iプロセッサーには及ばないものの、Celeronとしては高性能な部類に入り、オンラインゲームとか高度な画像加工、動画編集だと厳しいものの、一般的なオフィスワークには十分な性能を発揮してくれると思います。

RAMは8GB、ストレージは128GB SSDと、これまた文句なしといっていい構成です。CPUが若干非力でも、RAMの容量が十分でストレージもSSDなので、サクサク動いてくれそうです。

Teclast F7 Plus
中華ノートの必殺技である「底面のM.2 スロット」も装備されます。もとのストレージ容量が128GBありますので、当面はこれで十分かと思いますが、容量が足りないと感じた際も、このスロットがあれば簡単にSSDを増設できますので、安心感は大きいでしょう。

2月18日追記:この製品のM.2 スロットは「空き」状態ではなく、標準の128GB SSDが装備されている可能性があります。その場合は増設はできず、「換装」となりますので、ご注意ください。


ディスプレイは14インチのFHD解像度、IPS液晶です。ディスプレイサイズは筐体サイズに大きく影響しますし、人それぞれ好みがあると思いますので、いいか悪いかはなんとも言えませんが、解像度と形式(IPS)は歓迎ですね。

入出力ポートは14インチノートとしてはやや少なめと感じます。できればUSB Type-Cポートがあと1つと、HDMIとSDカードリーダーがフル規格であればなお良かったかな、と思います。

サイズは悪くありませんが、ちょっと重いですね。先日ドスパラから発売された「Altair VH-AD3S」が14インチなので、これと比較してみましょう。

Teclast F7 Plus:331 x 220 x 14.9 mm / 1.5 kg
Altair VH-AD3S:333 × 222 × 16.9 mm / 1.37 kg

タテ・ヨコ・厚さに関してはいい勝負で、Teclast F7のほうがほんの少し小さくなっていますが、重量の差がかなり大きく、Altairのほうがずっと軽くなっています。個人的には重量1.5 kgというのがこの製品の大きなウイークポイントだと思います。ただし、ウインタブが勝手に決めつけている「モバイルノートは1.5 kgまで」という主張に対しては「ギリギリOK」なんですけどね。

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2.筐体

Teclast F7 Plus
ベゼル幅は8 mmということなので、すごいナローベゼルということはありませんが、まあまあの細さだと思います。画像を見ていただくと「まあまあ」とは思いますよね?

Teclast F7 Plus
筐体は金属製で、天板のTeclastロゴは点灯します(常時点灯なのか消せるのかはわかりません)。この点はApple製品を意識しているのかもしれませんが、「歓迎すべき高級さ」なのか「余計なこと」なのかは人によって異なる評価になるでしょう。また、筐体色は「スペースグレイ」と、どこかで聞いた色名になっています。

Teclast F7 Plus
キーボードはバックライト付きです。また、タッチパッドのサイズが従来のTeclast製品よりも20%ほど大型化されています。残念ながら英語配列しか選べませんが、かなり使いやすそうに見えますね。

Teclast F7 Plus
入出力ポートの配置です。当面はこれで大丈夫かと思いますが、上にも書いたとおり、Type-Cがあと1つあるともっとよかったかも。

3.価格など

Teclast F7 Plusは中国の通販サイト「Banggood」「Gearbest」で販売中で、2月17日現在だとBanggoodの価格が安く、354.99ドル(39,904円)です。この製品には前身機で「F7」というのがありますが、システム構成も筐体も一新されており、「これから買うならF7 Plusかなあ」という気がします。

14インチのエントリーノートだとドスパラの「Altair VH-AD3S」が税抜きで3万円を切っていて、これは国内メーカー品としては驚異的な安さだと思います。一方、このTeclast F7 Plusは全体的にAltairよりもスペックが高く、私を含めたウインタブ読者がAltairに対して「こうだったらもっと良かったのに」と感じられた細かい不満点の多くが解消されていると言えます。

国内メーカーが自社ブランドで、しっかり保証をつけて販売する製品と同列には比較できませんが、(保証面など、多少のリスクに目をつぶれる)PC初心者でなければこのF7 Plusは非常に魅力的に映るのではないでしょうか。

4.関連リンク

Teclast F7 Plus:Banggood
Teclast F7 Plus:Gearbest

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