One Netbook One Mix レビュー(第2回)- 7インチUMPC、意外に使える手書き入力機能がGPD Pocketとの差別化ポイント、あとゲームもやってみました(実機レビュー)

One Netbook One Mix レビュー第2回
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。注目の7インチUMPC「One Netbook One Mix」の実機レビュー第2回です。前回のレビューでテストできなかった手書き入力機能についての追加レビューと、それだけではアレなので、しばらく使ってみた感想みたいな感じでカジュアルに記事を書かせていただきたいと思います。なお、この製品の筐体説明やベンチマークスコアについては下記にリンクする第1回目のレビュー記事をご覧ください。
One Netbook One Mix レビュー - 7インチのUMPC…いや違う!7インチのコンバーチブル2 in 1だ!(実機レビュー)

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1.意外にも高評価!手書き入力

One Netbook One Mix レビュー第2回 スタイラスペン
先日Banggoodから別売りのスタイラスペンが届きました(19.99ドル、2,260円です)。VOYO製で、この時点で嫌な予感しかしません。なぜなら、過去のレビュー経験から、個人的にVOYO製品の手書き性能は「史上最悪」という印象があるからです。この点はライターのnatsukiさんも同様の評価をしていると思います。

One Netbook One Mix レビュー第2回 スタイラスペン
とりあえずペンの外観説明を少しだけ。ペンの素材は金属、電池式でAAAA(単6)電池1本を使用します。なお、Banggoodから配送された時点で電池が付属していて、そのまま使えましたが、一応は「動作確認用」という位置づけだと思います。

また、ペンは胴部にボタンが2つありましたが、後部(お尻の部分で、ここに消しゴムボタンがついている製品もあります)にはボタンはありませんでした。胴部の2つのボタンのうち、ペン先に近いほうは「マウスの右クリック」、ペン先に遠いほうが消しゴムボタンとして機能します。

One Netbook One Mix レビュー第2回 スタイラスペン
特に設定とか電源のオン/オフとかの操作もなく、ペン先をディスプレイに近づけるとすぐに反応します。また、初期状態だと若干ペン先にズレがありましたが、Windowsの設定にある「ペン先の調整(キャリブレーション)」を何回かやると、ほぼ満足の行く感じになります。

One Netbook One Mix レビュー第2回 マグネット
また、One Mix本体のディスプレイ面にマグネットがついていて、画像のようにペンをくっつけることができます。ただし、サイズがあっていないので、あくまで「一時的なペン置き場」という使い方しかできません。また、このマグネットは磁力が弱く、ヒンジを閉じた状態ではペンをくっつけることができません。

結論から言うと、VOYO製だから、という先入観とは裏腹に、One Mixの手書き性能は悪くありません。というか「いい」です。残念ながら私はイラストを描く趣味がなく、手書き対応のタブレットやノートPCをいくつかレビューしたことがある、という程度の経験しか持ち合わせていませんが、そのレベルで言わせてもらうと「標準レベル」くらいの描き味にはなっています。一応動画を撮影してみましたのでご覧ください。

細かい話をすると筆圧の効き方が少し人工的というか、わざとらしい感じがします。ゆっくりと筆圧をかけていっても、ある瞬間に効き始める、という感じです。ただ、もともとスペックの高いPCじゃありませんし、ワコムデジタイザーが搭載されているわけでもないので、イラストを描く人たちもそこまで大きな期待はしていないんじゃないかと思うんですね。ならこの製品は十分な実力があります。仕上げは無理でもネームとかラフなんかを描くのに使うのなら大丈夫だと思います。

また、パームリジェクションは効きます。ただし、私は概念としてパームリジェクション(ペン入力中に、手のひらなどが画面に触れてもペン入力に影響しない)という機能を理解していますが、詳細は理解できていません。この製品の場合、ペン入力中は手のひらなどが画面に触れてもペン入力に影響はしませんが、設定メニューなどを操作している最中に手のひらが画面に触れると設定操作がキャンセルされてしまいます。なので、いわゆるパームリジェクションが完全に機能していると言えるかどうかはわかりません。

2.慣れると意外に使える?キーボード

この記事の原稿書きはOne Mixでやってます。キーピッチが不十分ですし、特に記号キーの配列がかなりトリッキーなのでブラインドタッチは難しく、結果としてタイピングの速度は遅くなってしまいますが「意外に使える」と思いました。

個々のキーの打鍵感が確実で、押したはずのキーが反応しないということはないので、落ち着いてゆっくりと打鍵すればミスタイプもせず、結果として思ったより早く文章が打てます。

先日ライターのnatsukiさんが出張中にGPD Pocketでウインタブの記事を書いた、と言われてましたが、出張などでメインマシンを持ち出せない場合、このサイズのUMPCでも報告文書の作成などの仕事はこなせそうです。ポイントは「急がないこと」と「イライラしないこと」でしょう。「急がば回れ」とはよく言ったもので、ゆっくりタイピングしていても意外に効率は落ちないものです。

ただし、ポインターは少し厳しいですね。変な話「指の相性」とかもあるのかしれません。私の場合、機嫌よくポインターでカーソルを動かせるときと、うまくカーソルを動かせずにイラっとするときがありました。ただ、私はノートPCでは常にマウスを併用しているので、この製品でもマウスを使っています。それで何の支障もありません。

3.表示倍率は150%くらいで行ける?ディスプレイ

この製品のディスプレイは明るくて発色もいいので、品質面では全く不満を感じません。問題なのは「表示倍率をどうするか」という点です。私は視力が悪いこともあり、前回のレビューではデフォルトの200%に設定していましたが、150%でも視認性は問題ありませんでした。しかし、150%のまま長時間テキスト入力をしているとさすがに目が疲れてしまうので、落としどころとして175%に設定しています。

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表示倍率を下げたほうが画面を有効に使えると思いますので、できれば倍率を下げて使いたいところですが、個人的にはどうしても175%までかな、と思います。このあたりはお使いの人がそれぞれ好みの設定をすればいいと思うのですが、おそらく誰が使っても使いやすい表示倍率の落としどころというのはつかめるだろうと思います。

3.ゲームも遊べる、ちょっと苦しいけど

One Netbook One Mix レビュー第2回 タブレットモードでゲーム
今回「アスファルト:Xtreme」と「Candy Crush Soda Saga」で遊んでみました。ともにタッチ操作で遊ぶゲームですが、この製品はタブレット形態にすることができるので、割と操作性はいいです。

One Netbook One Mix レビュー第2回 タブレットモードでゲーム
Candy Crush Soda Sagaのほうはとっても快適に遊べます。あら捜し的に書くと、タブレット形態にした際、一般的なタブレットよりもかなり厚みがあるので少し持ちにくいというくらいですかね。しかし、こうやって遊べるだけでもクラムシェルノート形態のUMPCよりは使いやすいかな、と思います。

ただし、アスファルトのほうはシステム要件に明記はないものの、動作は厳しいと感じました。私は基本的にどんなゲームで遊んでもへたくそなのですが、レースゲームだけは複数種類をよく遊んでいまして、そこそこは操作に慣れているつもりです。しかし、One Mixでアスファルトをやると、ステアリング操作がうまくいきません(私はタッチでステアリング操作をする設定にしています)。というか反応が鈍くてうまくコース取りができないんです。一応動画も撮りましたが、「私が下手なんじゃないからね。」


なお、「アスファルトシリーズ」はGameloft製ですが、サウンドにもかなり力を入れていて、BGMにせよエンジン音などの効果音にせよ、非常によく作り込まれていますが、One Mixの内蔵スピーカーはまったくこれについていけません。音割れがひどく、これなら「音を消して遊んだほうがマシ」というくらいです。また、イヤホンを使ってもひどい音質は改善されませんでしたので、スピーカーの問題と言うよりはシステムの処理能力の問題だと思います。

一応、Windowsのゲームバーから録画したものもアップしました。こちらは実際にスピーカーで聴くよりも音質は良くなっています。でも、画面がカクついているのはわかるでしょう。

また、ゲーム中、特にアスファルトのほうで筐体の発熱が大きくなりました。実際この製品でアスファルトを継続してプレイするとは考えにくいのですが、ともあれ、あまりPC負荷の大きいゲームには向かないですね。

4.その他

今回、手書き入力だとかゲームだとかで筐体を変形させて使う場面がありました。タブレットモードやテントモードへの変形は特に問題もなく、簡単にできるのですが、一点気になったことがあります。比較的値の張る、上位製品の場合、筐体を変形させてもなにがしか筐体を保護するラバーなどがついていますが、One Mixは底面にゴム足があるだけで、例えばタブレットモードにしてしまうとテーブルと筐体の間に一切のクッション材がありません。テントモードの場合もそうです。One Mixは比較的エッジが尖った形状をしているため、乱暴に扱うと筐体を傷つける恐れもありますし、テーブルやデスクなどを傷つける恐れもあります。

なので、何らかの自衛手段を取る必要があるのですが、例えばキーボード面に何らかの保護材をつけてしまうとヒンジが完全に閉じなくなってしまうなどの弊害も出てきそうです。そのため、現時点でうまい解決法というのを書くことができません。「気をつけて使おうね」くらいです。特に新品のデスクやテーブルでOne Mixを使う場合は十分注意しましょう。

それと、バッテリーなんですが、かなりよく持ちます。今回は厳密に測定していないのですが、バッテリー残量60%くらいの状態で上に書いたような一連の作業(手書き入力、ゲーム、テキスト入力)などを断続的に8時間位(実質利用時間は3時間程度で、あとはアイドル状態)使いましたが、それでも30%ほど残りました。なので、前回のレビューで書いた「5時間くらいは十分使える」というのを若干修正し、「がっつり使い倒しても5時間は大丈夫」としたいと思います(ただし、バッテリー稼働時間は使い方によって大きく変わりますので、参考程度とご理解ください)。

5.まとめ

初回のレビューを掲載したのが7月31日です。そして、その後およそ一週間、ちょこちょことこの製品を使ってきました。残念ながらいまだ「使い倒す」というレベルではないのですが、それでもウインタブの記事の原稿書きに使ってみたり、少しゲームをしてみたり、といったことをしてきました。

使い始めはね、テキスト入力なんて「苦行」でしたわ。でも、しばらく我慢して使っていたら、意外に慣れるもんですね。記事中にも触れましたけど、焦らずに、少しのんびりした気持ちで打鍵していくと、意外に生産性はあるなあ、と感じられました。急いでいるときって、ミス・タイプしたり、文章がおかしかったりして、手戻りが発生しますよね?なので、少しのんびりした気持ちでタイピングしても、実はそんなに効率って落ちないんです。

正直なところ、One Mixでこれからもウインタブの記事を書き続けるのか、と言われたら「無理」です。しかし、出先、特に出張先とか旅行先であれば、この製品とじっくり付き合ってみてもいいかなあ、と思います。

あとはこの製品の特長である手書き入力機能ですね。今回試してみて、「これでそこそこは戦える」んじゃないかと感じました。おそらく絵描きさんが100%満足できるものではないにせよ、全く描く気にならない、ということはないと思います。本格的に描くなら液タブとかを使うんでしょうし、外出先でOne Mixを使ってササッと描くくらいなら納得できるくらいの品質だと思いますよ。

確かにゲームマシンとしてはかなり厳しい性能ですけど、なかなか「つぶしの効く」UMPCだと思います。私はおすすめします。

6.関連リンク

One Netbook One Mix レビュー - 7インチのUMPC…いや違う!7インチのコンバーチブル2 in 1だ!(実機レビュー)
Original Box ONE-NETBOOK One Mix:Banggood
※クーポンコード 3a090cを入力すると439.99ドルで買えます(9月5日まで)
※レビュー機はBanggoodに提供していただきました。
Original Active Tablet Stylus Pen:Banggood

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