3年ぶりのリアル開催となった東京ゲームショウに行ってきました。東京ゲームショウは9月15日~9月18日までの開催日程で、15日および16日が「ビジネスデイ」、17日および18日が一般公開日となっています(9月16日14時から一般来場者も入場可)。ウインタブはビジネスデイ初日となる15日にライターのかのあゆさんと一緒に取材をさせてもらいました。
ウインタブでもしばしば機種紹介をしたり実機レビューをしている中国のミニPCメーカー、Minisforumもブースを構え、近日発売予定のニューモデルを展示していましたので、ここで簡単にご紹介します。
1.HX99G
まずは「2022年秋(国内)発売予定」の高性能ミニPC「HX99G」から。この製品は実機が稼働した状態で展示されていました。また、JD.com(京東商城)に中国仕様の製品ページがありましたので、JD.comの製品ページを参照し、補足しつつご説明します。なお、以下の説明は、「中国版」をもとに記載していますので、国内仕様とは一部異なっている可能性があります。あらかじめご了承下さい。
HX99G(中国版) | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | AMD Ryzen 9 6900HX |
外部GPU | AMD Radeon RX6600M(8GB) |
RAM | 最大64GB(SODIMM×2) |
ストレージ | 最大2TB M.2 2280 PCIe SSD (M.2 2280 スロット × 2) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | なし |
ネットワーク | Wi-Fi、Bluetooth(詳細不明) |
入出力 | USB4 Type-C × 2、USB3.2 Gen1 Type-C、USB3.2 Gen2 Type-A × 2、USB3.2 Gen1 Type-A、HDMI × 2、イヤホンジャック、マイクジャック、LAN(RJ45) |
カメラ | なし |
バッテリー | なし |
サイズ | 205 × 203 × 69.3 mm |
重量 | 不明 |
CPUはRyzen 6000番台、Ryzen 9 6900HX、外部GPUにRadeon RX6600Mを搭載する高性能マシンです。Radeon RX6600MはGeForce RTX3060と「いい勝負くらい」の性能とされていますので、HX99Gはゲーミング・ミニPCということもできそうです。
入出力ポートも従来のMinisforum製品と比較して「潤沢」です。USB Type-Cを含め映像出力ポートは合計で4つ、4K・4画面出力も可能です。
冷却ファンも2つ装備しています。いまからベンチマークスコアや使用感がすごく気になるミニPCだと思います。
注目の市場想定価格は「19万円」と、個人的には「思ったより安いかな」と感じられます。
2.AHBAA(仮称)
こちらも2022年秋(国内)発売予定、という説明でしたが、製品名からして「仮称」となっていますので、上にご紹介したHX99Gのような製品情報は確認できませんでした。
CPUに第12世代(Alder Lake)の高性能タイプ(H型番)、Core i9-12900Hを、外部GPUにはGeForce RTX3050を搭載しており、CPUとGPUの組み合わせからみて「クリエイター用かな?」と思ってしまいました(あくまでウインタブの主観です)。この製品も4K・4画面出力が可能です。
両側がメッシュになっていて、背面のポートもかなり充実していました。この製品の市場想定価格は18万円とのことです。
他にはこれ…
先日ウインタブでも実機レビューをしたNUCXI5の上位モデルNUCXI7が展示されていました。この製品も上の2機種と同じく2022年秋に国内発売されるとのことです。市場想定価格は20.5万円です。
Minisforum製品は日本国内ではリンクスインターナショナルが正規代理店になっているほか、メーカー公式ストア(海外配送です)からでも購入ができます。ウインタブで実機レビュー済みのNUCXI5/NUCXI7については公式ストアで予約販売がスタートしていますが、HX99GおよびAHBAAに関しては今回が日本向けとしては「初お目見え」です。正式発表が待ち遠しいですね!