こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は中華ブランド「Jumper」の製品紹介なのですが、「EZBook(モバイルノート)」ではなく「EZPad(タブレット)」のほうです。「EZPad 4S Pro」という製品で、以前ウインタブで実機レビューしたベーシックモデル「EZPad 4S」によく似た名称ですが、外観は似ても似つかず、スペックの方もかなり大きく異なっています。ただし、価格は149.99ドル(16,943円、8月27日現在のgeekbuying価格)と安く、ベーシックモデルであるとは言えますね。
1.スペック
OS: Windows 10
CPU: Intel Atom X5-Z8300
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 10.6インチ(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11b/g/n、Bluetooth
カメラ: インのみ2MP
入出力: USB3.0、microUSB、miniHDMI、DC-IN、オーディオ、microSD
バッテリー: 6,600mAh
サイズ: 278.3 x 169.7 x 11 mm / 640 g
スペックは標準的な中華タブ、という感じで、CPUはApollo Lakeではなく、CherryTrail世代のAtom X8350、RAM4GB、ストレージ64GBとなっています。10インチクラスの中華WindowsタブレットはほとんどがこのCPU/RAM/ストレージ構成となりますので、EZPad 4S Proには特に目新しさを感じません。しかし、ほとんどの中華タブは相変わらずAndroidとのデュアルブートになっているのに対し、Jumperという会社はデュアルブートをやりませんので、この製品もWindowsのみのシングルブートです。デュアルブートも最初のうちは楽しいですが、ストレージ容量の乏しい製品だと長く使っているうちにストレージ不足を招きやすいので、シングルブートのほうが安心して使えると思います。
ディスプレイは10.6インチのFHD解像度と、少しだけ大きめでアスペクト比も16:9です。一般的なタブレットの10.1インチ、アスペクト比16:10と比較するとやや横長サイズになっていて、ノートPCと同じアスペクト比となります。この辺もメーカーのこだわりがあるんでしょう、Jumperは他社と同じような10.1インチの製品は作りません。
ポート類もUSB 3.0、microUSBと2つのUSBポートを備え、DC-INも別についていますから、小型タブレットのようにポート不足を感じる場面は限定的です。また、HDMIもしっかり装備されています。
サイズの方は少し大きくて重いですね。重量640 gというのは今日びの10インチクラスの製品としてはやや重いほうです。ただし、その分ディスプレイサイズが少し大きめですけど。
ここまで見てみると、EZPad 4S Proは決して他社製品より高いスペックとは言えないものの、扱いやすいシングルブートOSで、ディスプレイも少し大きめで高精細、ある程度の拡張性も備えていることから、実用性が高いものと思われます。
2.筐体
特に背面を見るとお世辞にも高級感はありませんね。これは最近のEZBookシリーズが大きく質感を高めていることや、同じEZPadでも「5SE」や「6」が金属筐体になっていることを思えば、少し残念かもしれません。
この背面デザインを見て、以前実機レビューをした8インチタブレット「EZPad mini 3」にそっくりだと思いました。私嫌いじゃないですけどね、この素材感。
あと、この製品は背面にカメラはありません。背面にカメラっぽいものが見えますが、レンズはなく、EZPadのロゴが入っているだけです。
入出力ポートです。説明が中国語ですが、字面で見当がつきますよね。小型のタブレットとしてはポート類はしっかりついているほうだと思います。
別売りとなりますが、専用キーボードも用意されます。33.31ドル(3,762円、8月27日のgeekbuying価格)と安価ですが、画像を見てわかる通り、ヒンジ付きのものではなく、カバー一体型の簡易タイプとなります(接続はコネクタによる物理接続)。このキーボードをセットで購入する手もありますが、個人的には、いっそこのように簡易的なキーボードなのであれば、サードパーティ製の日本語キーボードと一緒に使うほうが快適だし、使っていて納得感もあるんじゃないか、と思います。
3.価格など
Jumper EZPad 4S Proは中国の通販サイト各社で販売中ですが、8月27日現在geekbuyingが最も安く、149.99ドル(16,943円)です。専用キーボードをセットで購入すると183.30ドル(20,725円)ですね。
あくまで個人的な印象ですが、この製品は価格の安さを享受すべく、タブレット単体で購入し、実際にタブレット専用機として使うのがいいんじゃないかと思います。キーボードも専用のものではなく、自分が気に入った日本語キーボードとあわせて使うと楽しそうですよね!
10インチクラスのタブレットは中国メーカーからも久しく新製品が出ておらず、CPUのApollo Lake化し、顧客ニーズが2 in 1に移って(あるいはクラムシェルノートに回帰)してきている中、先行きの動向が気になるところです。なので、いっそこの製品のように、必要十分なスペックの安価な製品をタブレット専用機として手元に一台置いておくのもいいのでは?と思います。
4.関連リンク
Jumper EZpad 4S Pro:geekbuying
Jumper Ezpad 4S Pro:Banggood
Jumper EZpad 4S Pro:TOMTOP
コメント
何より、まずスピーカーをチェックしたいですねw
あー、今の情勢からするとほぼ出ないだろうなとは思いますがこれの8インチ版が出たら飛びつくのに。
8インチ版欲しいですねえ
こんちわ。
>Jumperという会社はデュアルブートをやりません
Ezpad 5SEとか・・・・
EzPad系 デュアルブート多め・タッチパネル有り (2in1)
EzBook系 Win10シングルブート タッチパネルなし(Notebook)
よくよく考えたら非2in1ノートにタッチパネルって必要なのかと
考えてしまう自分がいたりします。(あれば便利ですが・・・・)
どうも
なんか久しぶりにwin-tabな記事を読んだカンジ