GMKtecが5月21日に中国国内でIntelおよびFlowy AI(中国のAI関連企業)と共同でイベントを開催し、ミニPCのニューモデル「EVO-T1」の発売を予告しました(定かではありませんが、イベントでは実機あるいはモックが展示されたようです)。
ウインタブがGMKtecから受け取ったメールによると、EVO-T1のスペックは下記のとおりです。残念ながら現段階では完全なスペックは判明していません。
CPU:Core Ultra 9 285H
RAM:最大128GB DDR5
ストレージ:M.2 スロット2基を搭載
ポート:
USB Type-A × 4、USB4 Type-C × 2
OCuLink、HDMI、DisplayPort
3.5mmオーディオジャック
搭載CPUのCore Ultra 9 285Hは開発コードネームがArrow Lakeで、NPU性能は低め(13TOPS)なのでCopilot+ PCの要件を満たしませんが、GPUのTOPS値が最大77と非常に高く(CPUトータルで99TOPSとのこと)、Copilot+ PCという規格を作ったMicrosoftがなんと言おうと(w)、AI処理も高水準でこなせる型番です。
また、GMKtecによればローカルでのAIアプリケーション実行に対応し、インターネット接続なしでもLLM(大規模言語モデル)の推論が可能とのこと。
現時点で開示されている製品画像はこれだけです。先行して販売されている「EVO-X1」および「EVO-X2」と共通の「フローティングデザイン(floating appearance design)」を採用しつつも、独自性を感じさせるゴールドの筐体色になっています。
GMKtec EVO-T1は7月に正式発表される予定です。この記事執筆時点ではまだGMKtec公式サイトには製品情報がありませんが、この先少しずつ製品の詳細が明かされていくものと思います。…しかし、近ごろのGMKtecは勢いがすごいですね。
関連リンク
GMKtec 公式サイト
※5月23日現在、EVO-T1の製品情報はありません
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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