記事にアフィリエイト広告を含みます

VAIO Z - 「立体成型フルカーボンボディ」14インチで最小重量は1キロを切るハイスペックモバイルノート

VAIO Z
VAIOが14インチモバイルノート「VAIO Z」を発表しました。以前のVAIO Zは13.3インチで特殊なフリップタイプの天板を採用し、コンバーチブル2 in 1としても使えるモデルもラインナップしていましたが、ニューモデルはクラムシェルノート(普通のノートパソコン)です。しかし、VAIOらしいといいますか、個性的なデザインと最新の技術が盛り込まれた製品になっています。

スポンサーリンク

1.スペック

  VAIO Z
OS Windows 10 Home/Pro
CPU Intel Core i5-11300H/ Core i7-11370H
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB/32GB
ストレージ 256GB/512GB/1TB/2TB NVMe SSD
(M.2 NVMe 空きスロット×1)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ (1,920 x 1,080)
14インチ (3,840 x 2,160)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1(5G)
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、HDMI、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(207万画素)顔認証対応
バッテリー 稼働時間17/34時間
サイズ 320 × 220.8 × 12.2-16.9 mm
重量 958-1065 g

VAIOのPCは注文時に構成のカスタマイズが可能です(VAIO OWNER MADE)。この記事ではカスタマイズができるモデルについてご説明します。OSはHome版とPro版を選べ、CPUは第11世代のTiger Lake-HあるいはCore H35と呼ばれる高性能版(TDP35W)のCore i5-11300HもしくはCore i7-11370Hです。このCPUはゲーミングノートにも採用されていて、おそらく今後発売されるゲーミングノートはこのCPUを搭載するものが主流となるはずです。つまり、ノートPC用としては非常に高性能である、ということです。

VAIO Z
VAIO Zはデュアルファンを搭載しています。「ということはGeForce積んでるの?」と思いましたが、それはなし。GPUはCPU内蔵のIntel Iris Xeです。

RAMは最小で8GB、最大で32GBですが、「オンボード」なので購入後の増設はできません。CPU性能が非常に高い製品なので16GB以上にしておくといいかと思います。

ディスプレイは14インチで一般的なFHD解像度と4K解像度を選べます。4Kのほうは「映画フィルムの色域を再現するデジタルシネマ規格と、肉眼で見る光景と同等の陰影を再現する『HDR(ハイダイナミックレンジ)』に対応しました」という説明がありました。ソニー(正確にはもうソニーじゃないですけど)だけに映像系の再現品質には期待しても良さそうです。ただし、この製品のディスプレイはタッチ対応しません。

通信まわりではもちろんWi-Fi6(ax規格)に対応するほか、5Gモジュールの搭載も可能です。ちなみに5Gモジュールの追加料金は税抜き45,000円です…。

入出力ポートは数としては少ないものの、2つのUSB Type-CポートはいずれもThunderbolt 4です。CPU性能が高いのでGPU BOX(eGPU)を接続してゲームプレイもやりたくなりますね。ちょっと脱線しますけど、Thunderbolt規格がかなり普及してきている印象なので、この先GPU BOX製品がどんどん出てきて、人気となるかもしれません。

スポンサーリンク

VAIO Zのバッテリーは公称値で最大34時間と、超長持ちです。ウインタブの主張だとバッテリーの公称値は「話半分」となりますが、半分と考えても終日使えてしまいますね。なお、最大34時間となるのは「FHDディスプレイを搭載し、JEITA 2.0による測定をした場合」です(4Kディスプレイだとその半分の17時間)。

サイズは薄さと軽さが素晴らしいです。14インチながら最小重量は958 gと1キロを切ります。メーカーによれば「インテルHシリーズプロセッサー採用ノートPCとして世界最軽量」とのこと。

2.筐体

VAIO Z
正面から見たところです。両サイドのベゼル幅は細くなっていますが、上部ベゼルはそこそこ太いですね。また、下部ベゼルもやたらと細い…。

VAIO Z
天板です。VAIO Zはリフトアップヒンジを採用しています。しかも「思い切りリフトアップ」ですね。正面から見た際に下部ベゼルが細く見えるのはこの構造によります。

VAIO Z
こうしてみると相当にアグレッシブなデザインに思われます。

VAIO Z
キーボードです。バックライトを搭載し、キーピッチ約19 mm、キーストローク約1.5 mmと、余裕があり、打ちごたえのあるものになっています。また、カスタマイズモデルでは「日本語かな文字あり」「日本語かな文字なし」「英語配列」の3タイプを選択可能です。

また、タッチパッドもVAIO SX14から190%も大型化されています。個人的には左右の物理クリックボタンがしっかり残っている点に好感を持ちました。

VAIO Z
側面と入出力ポートの配置です。これを見ると充電/給電にもType-Cポートを使うようですね。

なお、VAIO Zの筐体は「立体成型フルカーボンボディ」です。世界初の構造ということで、ぜひ実機に触れてみたいと感じます。また、この筐体素材はマグネシウム合金の約2倍の強度(比弾性率。詳しくはこちら。ちなみにリンク先の説明はかなり難しいです…)になるとのことです。

また、VAIO Zには「VAIO User Sensing」という機能があり、人感センサーと生体認証の組み合わせにより「着席オートログオン」「離席オートロック」「在席ノーロック」といった便利な挙動を実現しています。

3.価格など

VAIO ZはVAIOストアおよびソニーストアで販売中(3月5頃お届け)で、2月18日現在の価格はソニーストアで237,000 円(税込み260,700円)から、VAIOストアでは税込み272,580円から、となっています。ただし、2月18日現在ソニーストアでは1万円キャッシュバック(学生は15,000円キャッシュバック)キャンペーンが、VAIOストアでは「新規会員登録で25万円以上のPCに使える30,000円クーポン」がありますので、どちらがよりお買い得になるかは人によって異なります。

VAIOの上位モデルということで、私もソニーストアで少しカスタマイズして試算しましたが「ほほ税込み30万円クラスかな」と思いました。ウインタブはCPUの型番とかRAM/ストレージ容量についてあまり厳しいことを書いていませんが、さすがにこのクラスのPCを買うなら、やっぱり構成には少しこだわりたくなります。

以前、VAIOというPCは憧れだったと思いますし、実際にVAIOを使っていた人も多いと思います。あるいは今すでに現行VAIOユーザーという人もいるでしょう。ということでまあ、欲しいですね、これ。

4.関連リンク

VAIO Zicon:VAIO公式サイト 製品紹介
VAIO Z VJZ1418icon:VAIOストア
VAIO Z VJZ1411icon:ソニーストア

スポンサーリンク