記事にアフィリエイト広告を含みます

GEEKOM GT13 Pro レビュー - Core i9-13900Hを搭載し、高負荷な作業もこなせるミニPC。ポートも充実!

GEEKOM GT13 Pro レビュー
GEEKOMのミニPC「GT13 Pro」の実機レビューです。製品名に「GT」とか「Pro」といった強そうな記号が入っているとおり非常にスペックの高い製品で、CPUには第13世代のCore i7-13620H/Core i9-13900Hを搭載しています。また、他のGEEKOM製品と同様、RAMとストレージの容量も大きく、かつメンテナンスも容易な筐体になっています。

スポンサーリンク

なお、このレビューはメーカーからのサンプル機提供によって行っています。

ここがおすすめ
・他社製品と比較してコンパクトな筐体、PCモニターの背面にも取り付け可
・筐体の開口は容易、RAMやSSDの増設・換装がしやすい
・SSDの読み書き速度が高速
・ポート類は充実、Thunderbolt 4も搭載
ここはイマイチ
・Core Ultra(H型番)やZen4世代のRyzenよりもグラフィック性能は低い
・高負荷時の発熱が大きく、サーマルスロットリングが発生
販売サイトはこちらです
GEEKOM GT13 Pro:GEEKOM
※割引コード:「GT13WAT5000」で5,000円OFF(10月31日まで)
GEEKOM GT13 Pro:Amazon
※割引コード:「GT13WINTAB5F」で5%OFF(10月31日まで)

1.製品概要

スペック表

  GEEKOM GT13 Pro
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core i7-13620H/Core i9-13900H
外部GPU なし
RAM 32GB(DDR4-3200, デュアルチャネル,最大64GB)
ストレージ 512GB/1TB/2TB PCIe4 ×4(M.2 2280)
M.2 2242 SATA SSDスロット空き1
光学ドライブ なし
ディスプレイ なし
ネットワーク WI-Fi6E、Bluetooth5.2
入出力 USB4 Type-C × 2、USB 3.2 Gen2 Type-A × 3、USB2.0 Type-A、HDMI2.0 × 2、SDカードリーダー、オーディオジャック、LAN(RJ45)
カメラ なし
バッテリー なし
サイズ 112.2 × 112.2 × 38 mm
重量 440 g(実測値)

バリエーションモデル

・Core i7/RAM32GB/1TB SSD
・Core i9/RAM32GB/2TB SSD(レビュー機の構成)

コメント

OSはWindows 11 Proです。OSはOEMライセンスであることを確認しており、一部の格安ミニPCに見られるようなボリュームライセンスではありませんので、安心して使うことができます。

CPUは第13世代CoreでPBPが45Wと高い「H型番」です。ゲーミングノートやクリエイターノートにも搭載されている型番なので、ミニPC用としては非常に高性能と言えます。一方でCore Ultraが内蔵するAI処理チップNPUはついておらず、内蔵GPUもCore Ultra(H型番)が内蔵するIntel ArcではなくIntel Iris Xeなので、オンデバイスAI処理性能やグラフィック性能ではCore Ultraには及びません。ただし(価格はかなり高くなりますが)GT13 Proは外付けGPU(eGPU、GPU BOX)の接続が可能で、外付けGPU接続の場合、ゲーミングPCに匹敵するオンデバイスAI性能やグラフィック性能を発揮できます。

ポート構成も充実しています。USBポートは合計で6つ(うち2つがUSB4規格)、HDMIポートも2つ、(micro規格でない)フル規格のSDカードリーダー、そして有線LANポートとオーディオジャック(マイクジャック兼イヤホンジャック)と、ミニPCとしては必要十分な数を確保しています。また、USB Type-Cポート2つは映像出力にも対応していますので、HDMIポートとあわせ、合計で4画面出力が可能です。

通信まわりではWi-Fi 6Eに対応しており、技適マークもついています。それと、高性能な製品ながらサイズもかなりコンパクトで、実際のところミニPCジャンルの製品はタテ・ヨコサイズが1センチとか2センチとか大きくても小さくても大勢に影響はない(利便性や使用感にはほとんど影響しない)のですが「それにしても小さい」です。

では、外観から見ていきましょう。

2.外観

同梱物

GEEKOM GT13 Pro 同梱物
同梱物です。ペーパー類はユーザーマニュアル(多言語で日本語も含まれます。筐体開口手順の説明もありました)とグリーティングカード、ACアダプター(出力120WでミニPC用としては小さくて薄型です)、電源ケーブル、HDMIケーブル、VESAブラケット(モニターの背面に取り付けるための金具)とネジが入っていました。

GEEKOM GT13 Pro コンセント
GEEKOM製品で注意したいのがプラグ形状です。このように3つ足タイプになっていますので、ご家庭用のコンセントにはそのまま使えない可能性があります。そのまま使えない場合は変換プラグを用意しましょう(100均などでも買えますし、Amazonではサンワサプライやエレコムなど有名メーカーのアダプタが300円~400円くらいで販売されています)。

表面

GEEKOM GT13 Pro 天板
上面(天板)です。筐体色はやや暗めのシルバーで、筐体素材は金属と思われ、質感は悪くありません。また、他社のミニPCとの比較では「結構小さいなあ…」と感じました。

GEEKOM GT13 Pro 底面
底面です。この部分は樹脂製ですね。四隅にゴム足があり、ゴム足を剥がすと筐体開口用のネジが出てきます。

GEEKOM GT13 Pro 前面
前面です。画像左からUSB3.2 Gen2 Type-A × 2、イヤホンジャック、電源ボタンがあります。

GEEKOM GT13 Pro 背面
背面には多くのポートがあります。画像左からDC-INジャック、USB Type-C(Thunderbolt 4)、HDMI、有線LAN(RJ45)、USB3.2 Gen2 Type-A(上段)、USB2.0 Type-A(下段)、USB Type-C(Thunderbolt 4)、HDMIです。ポートの間隔は広いとは言えず、お手持ちの周辺機器の端子形状(端子部分の大きさ)によってはそれぞれのポートが干渉してうまく挿せない可能性があります。私の手持ちの周辺機器だとポート間の干渉はありませんでした。

GEEKOM GT13 Pro 左側面

左側面


GEEKOM GT13 Pro 右側面

右側面

左右側面です。通気口(吸気口)があり左側面にはSDカードリーダーがついています。

内部

GEEKOM GT13 Pro 底面
筐体の開口にあたり、まず底面のゴム足4つを外しました。「単に指で引っこ抜く」だけなんですけど、接着剤もついていてちょっと面倒でしたw まあ、誰でもできるとは思います。

GEEKOM GT13 Pro 内部

クリックで拡大します

開口(第一段階)です。底面のネジを外しただけだとまだマザーボードは見えません。金属製のカバーで覆われています。なお、中央に「細くて黒い線」が見えると思いますが、これはアンテナケーブルです。めっちゃ乱暴に底面を外す人はあまりいないと思いますが、乱暴に扱ってしまうとアンテナケーブルが切れてしまいますので慎重に作業するほうがいいですね。

GEEKOM GT13 Pro 内部

クリックで拡大します

金属製のカバーも四隅でネジ止めされていて、これを外すとマザーボードが見えてきます。左側にACER製のSSDが、右側にRAMが2枚刺さっているのがわかります。また、中央に私が赤枠で囲んだ部分がありますが、これはM.2 2242スロットです。ACERのSSDが刺さっているM.2 2280スロットはPCIe x4 Gen 4でKey-M、空きになっているM.2 2242スロットはSATAでKey-Bです。容量はメーカー開示通り、RAMが16GB × 2、SSDが2TBでした。

GEEKOM GT13 Pro 内部

クリックで拡大します

RAMとSSDを外してみました。着脱は非常に容易で、SSDはドライバー1本で、RAMは工具なしで外せます。特にRAMに関しては「いままでレビューしてきたミニPCの中で最も着脱が容易」でしたねw M.2 2280スロットの下にWi-FiモジュールのMediaTek Filogic 330(MT7922A22M)が入っていました。先ほど触れたアンテナ線はここに繋がっています。

スポンサーリンク

なお、RAMは「WODPOSIT」というブランドのDDR4-3200のもの、SSDはACERのN7000という型番のものでした。

ウインタブのレビューではこれ以上の開口(分解)はしておりません。まあ、CPUもノートPC用の型番なんで交換する猛者がいないとは言えませんけど、普通は交換できないと思いますし。

GEEKOM GT13 Pro 冷却ファン
これはメーカーサイトにあった画像です。GEEKOM GT13 Proには大型のファンが1基搭載されています。

3.性能テスト

ベンチマークスコア

GEEKOM GT13 Pro BIOS
GEEKOM GT13 ProはBIOSでパフォーマンスモードを選択できます。この画像にあるように「Quiet、Normal、Performance」の3種類ですが、ベンチマークテスト中、別に危険という感じではないもののCPUの発熱量が大きめであったこと、および外部GPU非搭載の製品なのでそこまでベンチマークスコアを底上げする意味もないだろうと考えたため、今回はNormalモードで各種ベンチマークテストを実施しました。

GEEKOM GT13 Pro CINEBENCH

クリックで拡大します

CPU性能のみを測定するCINEBENCH R23と、CINEBENCH2024のスコアです。このテストではGeForceなどの独立したGPUの搭載有無は影響を受けないとされています。なお、CINEBENCH R23のみパフォーマンスモードとノーマルモードの両方で測定しました。

CINEBENCH R23 過去データの一例:
ASUS S500SER(Core i7-14700):2,081、20,154
GEEKOM XT13 Pro(Core i9-13900H):2,000、11,821
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS):1,784、16,497
GEEKOM AE7(Ryzen 9 7940HS):1,781、15,706
MSI Prestige 16 AI Studio (Core Ultra 7 155H): 1,827、 16,421
GEEKOM Mini IT13(Core i9-13900H):1,671、12,079
dynabook GZ/HV(Core i7-1260P):1,655、7,586
ASUS Vivobook S 15 S5507QA(Snapdragon X Elite):1,119、11,960
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U):1,023、3,691
※左からシングルコア、マルチコアのスコア

CINEBENCH 2024 過去データの一例:
ASUS S500SER(Core i7-14700):122、1,177
GEEKOM XT13 Pro(Core i9-13900H):117、687
ASUS Vivobook S 15 S5507QA(Snapdragon X Elite):108、1,038
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS):106、956
GEEKOM AE7(Ryzen 9 7940HS):106、914
MSI Prestige 16 AI Studio (Core Ultra 7 155H): 105、964
ASUS Zenbook S 13 OLED(Core Ultra 7 155U):101、533
※左からシングルコア、マルチコアのスコア

Intel CPU(第13世代まで)とAMD CPUの顕著な傾向として「シングルコアはIntel、マルチコアはAMD」というのがあります。このレビューでもその傾向は顕著で、シングルコアではRyzen 9 7940HSやRyzen 7 8845HSを凌ぐスコアながら、マルチコアでは大差をつけられてしまう、という結果になりました。

また、BIOS設定でPerformanceモードにした場合、シングルコアではほとんど変化がなく、マルチコアではやや大きめにスコアが上昇しました。ただ、後述する「発熱」のところを見ていただくとわかる通り、個人的にはPerformanceモードにしたいとは思わないですね。Normalモードでも特に大きな体感差なく使えると思いますし。

GEEKOM GT13 Pro PC Mark

クリックで拡大します

表計算ソフトやビデオチャット、画像加工など、実際のビジネスシーンをシミュレートしたテスト、PC Markのスコアです。どちらかというとビジネス系のPCの性能測定で重視すべきベンチマークテストと言えます。このテストではCPU性能の影響が大きいとされますが、テスト内容にグラフィック系のシミュレーションも含むため、外部GPUの性能も少なからず影響します。

参考(過去データから一部抜粋):
MSI Titan GT77 HX 13V(i9-13980HX、RTX4090):9,187
HP Victus 16(i7-13700HX、RTX4070):8,057
ASUS ROG Zephyrus G14 GA403(Ryzen 7 8845HS、RTX4060):7,946
GEEKOM NUC AE7(Ryzen 9 7940HS):7,521
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS):7,446
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H、RTX4060):7,298
Lenovo Legion Go(Ryzen Z1 Extreme):6,691
ASUS ROG Ally(Ryzen Z1 Extreme):6,654
ASUS S500SER(Core i7-14700):6,589
GEEKOM XT13 Pro(Core i9-13900H):6,542
MSI Claw A1M(Ultra 5 135H):6,485
ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA(Ultra 7 155U) :6,163
GEEKOM Mini IT13(Core i9-13900H):6,096
Lenovo Yoga 7 Gen 8(Ryzen 5 7535U):6,021
HP Pavilion 15-eh(Ryzen 7 5825U)5,954
DELL Inspiron 14 5430(Core i7-1360P):5,929
DELL Inspiron 14 5435(Ryzen 7 7730U):5,915
HP Dragonfly G4(Core i7-1355U):5,774
DELL Inspiron 13 5330(Core i5-1340P):5,677
VAIO F14(Core i7-1355U):5,553

ウインタブでは過去に2度Core i9-13900H搭載のミニPCをレビューしていますが、直近でライターのnatsukiさんがレビューしたGEEKOM XT13 Proと大差ないスコアとなりました。正直な感想として、Ryzen 9 7940HSを搭載するGEEKOM AE 7(スコア7,521)やRyzen 7 8845HSを搭載するBeelink SER8(スコア7,446)とはずいぶんと大きなスコア差になった、と感じます。「Core i9だ!」という期待を持ってしまいがちですが、少なくともPC Markに関してはそこまで高いスコアとは言えず、Core Ultra 5 125Hと大差ないくらいでしょうか。

PC Mark内の3項目「Essentials」「Productivity」「Digital Content Creation」について見てみると

GEEKOM GT13 Pro:11,200、8,300、7,694
GEEKOM AE7:10,843、10,760、9,896
Beelink SER8:10,950、10,579、9,672

と、特にProductivityとDigital Content Creationのところで差をつけられています。後者のDigital Content CreationについてはRyzenの内蔵GPUであるRadeon 780MとCore i9-13900HのIris Xeの性能差が大きかった、ということだと思います。

GEEKOM GT13 Pro 3D Mark
グラフィック性能を測定する3D Markのスコアです。

参考1(Core Ultra搭載機):
MSI Prestige 16 AI Studio B1V(Ultra 7 155H):3,959、8,363、29,843
HP Spectre x360 14-eu(Ultra 7 155H):3,924、8,338、24,476
MSI Claw A1M(Ultra 5 135H):3,454、7,235、24,791
ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304MA(Ultra 7 155U) :2,280、5,121、19,020
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア
※Prestige 16は外部GPUを動作させずに測定したもの

参考2(外部GPU非搭載のノートPC・ミニPC):
GEEKOM NUC AE7(Ryzen 9 7940HS):3,362、7,776、29,076
Beelink SER8(Ryzen 7 8845HS):3,330、7,908、29,873
GEEKOM XT13 Pro(Core i9-13900H):1,956、5,440、19,477
GEEKOM Mini IT13(Core i9-13900H):1,947、5,428、19,991
dynabook GZ/HW(Core i7-1360P):1,786、4,991、16,779
HP Dragonfly G4(Core i7-1355U):1,760、4,859、16,891
Lenovo ThinkPad X13 Gen 4(Core i7-1355U):1,658、4,709、14,122
Lenovo ThinkBook 15 Gen 5 (AMD) (Ryzen 5 7530U)1,281、3,137、13,730
※左からTime Spy、Fire Strike、Night Raidのスコア

3D MarkのスコアはCore Ultra(特にH型番)やRyzen 9 7940HS/Ryzen 7 8845HSに及ばない結果となりました。Core Ultra以前のIntel Coreの内蔵GPU、Iris Xeのグラフィック性能は、少なくともベンチマークスコアにおいてRyzenのRadeon 780Mには及ばないです。

GEEKOM GT13 Pro
SSDの読み書き速度を測定するCrystal Disk Markのスコアです。搭載しているACERのN7000というSSDは読み取り7,200MB/s、書き込み6,200MB/sという公称値(2TBの場合)ですが、それとほぼ同じくらいの速度になっていますし、PCIe4 ×4接続のSSDとして申し分ない速度が出ています。

発熱とファン音

ベンチマークテスト実行時のファン音はそれなりに大きめです。手元の騒音計でも測定してみましたが、ゲーミングノートPCのパフォーマンスモードとスタンダードノートのパフォーマンスモード(ここでいうパフォーマンスモードとはファン風量が大きめになるモードのことです)の中間くらい、といった感じでしょうか。ファンの音質はそれほど耳障りではありませんが、夜間など静かな場所・時間帯では少々耳障りに感じられるかもしれません(人によります。私はあまり気になりませんでした)。事務作業(文書作成や簡単な画像加工など)ではほとんどファン音は聞こえないか、聞こえても気にならない音量です。

発熱は大きいです。HWiNFOでCINEBENCH中のCPU温度を測定してみたところ、100°に到達、サーマルスロットリングも「はい(発生したという意味)」という履歴が出ていました。ミニPCなのでノートPCのように筐体が熱くなって不快感がある、という感じではありませんが、高負荷時にはPCの性能がダウンする可能性がありますね。この傾向はPerformanceモードだけでなくNormalモードでも見受けられました(サーマルスロットリング発生)が、CINEBENCH R23のスコアを見ても、どうしてもPerformanceモードにしたい、という感じではないので、個人的にはNormalモードのまま使うほうがより安心かなと思います。

4.レビューまとめ

GEEKOM AE7はGEEKOM公式ストアやAmazonで販売中で、価格はCore i7-13620H/32GB/1TBモデルが93,900円、Core i9-13900H/32GB/2TBモデルが132,000円です(公式ストア、Amazonとも同価格です)が、GEEKOMから割引クーポンが出ており、公式ストアでは5,000円OFF、Amazonでは5%OFFになりますので、Core i7モデルは公式ストアのほうが若干お得、Core i9モデルだとアマゾンのほうが若干お得になります。

言うまでもなくハイスペックなミニPCですが、おそらく発熱対策のためにパフォーマンスが抑えられており、ベンチマークテスト中にサーマルスロットリングが発生(HWiNFO 64の表示ベース)するなど、「熱に弱い」イメージがあるのと、いかにCore i9搭載機と言えども内蔵GPUの性能はそこまで高くはなく、PCゲーム用として購入するのは向かないと思います(外付けGPUを接続する場合は別ですけどね)。

この点を踏まえると、「グラフィック性能はどうでも良い、とにかくCPU性能の高いミニPCがほしい」と考えている方には今回レビューしたCore i9モデルをおすすめしますが、「価格と性能のバランス」ということだとCore i7モデルが優れていると感じます。Core i7モデルの価格は非常に魅力的ですね。実際、ビジネスマンの方々が仕事用としてこの製品を使う場合、特殊なソフトウェアを使っていないのであればCore i7-13620Hの性能でも全く不満を感じることはないと思います。全モデル標準でRAM32GBを搭載していること、またPCの知識が皆無、という方でもない限りSATA M.2 2242のSSDを簡単に増設できる、というのもこの製品が長く愛用できることの証明になるんじゃないでしょうか。

5.関連リンク

GEEKOM GT13 Pro:GEEKOM
※割引コード:「GT13WAT5000」で5,000円OFF(10月31日まで)
GEEKOM GT13 Pro:Amazon
※割引コード:「GT13WINTAB5F」で5%OFF(10月31日まで)

執筆者:ウインタブ
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
スポンサーリンク