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ALLDOCUBE VBook - 2021年も中華メーカーは挑戦的、高画質3Kディスプレイ搭載の激安ノートパソコンが登場!

ALLDOCUBE VBook
こんにちは、natsukiです。年末に発売された、中華メーカーのちょっとビックリするスペックのノートパソコンを紹介します。先に行っておくと、このパソコン、構成がバランス悪すぎです。でもでも、こういうムチャな構成のパソコンを出してくること自体、さすがは元気な中華メーカーと、なんだか嬉しくなってしまいますね。13.5インチサイズに、3000×2000ピクセルの3K高解像度ディスプレイを搭載したノートパソコン、「ALLDOCUBE VBook」です。

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1.スペックと概要

  ALLDOCUBE VBook
OS Windows 10 Home
CPU Celeron N3350
外部GPU
RAM 8GB
ストレージ 256GB SSD
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5インチIPS(3,000 × 2,000)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/、Bluetooth 4.0
入出力 Type-C(映像出力、充電、インターネット、OTG対応)×1、
USB 3.0×2、3.5mmイヤホンジャック、DC-IN
カメラ Webカメラ(2MP)
バッテリー 7.6V、5000mAh
サイズ 312.3 × 238 × 15.4 mm
重量 1.6kg(1.35Kg?)

ALLDOCUBE VBook
最大の注目点は、もちろんディスプレイ。13.5インチで、3,000×2,000ピクセルの、Surfaceシリーズを上まわる解像度を誇ります。Windowsパソコンで、このクラスの解像度は、かなりまれです。また、メーカーの説明によれば、「100% sRGB color」とのこと。まあ、ここは話半分で。ただ、近年のALLDOCUBEの製品品質を見る限りでは、決して悪いものではないと思います。

脱線になりますが、先日、ウインタブリモート飲み会に参加させていただいた際、「なぜ若い人はMac率が高いのか」という話題が出ました。そしてその理由のひとつに、はじめてパソコンを買う人にとって、単純にディスプレイがきれいというのは大きな魅力になるという意見が上がりました。個人的にも、これはうなずけることです。私は、どっぷりWindowsに浸かっていますが、高解像度の「Teclast X6 Pro」を使ってしまうと、もうFHD解像度すら物足りなく感じてしまいます。Windowsパソコンは、もっと高解像度というのを追求していいと、常々思っています。このALLDOCUBE VBookの紹介記事を書こうと思ったのには、いちおう、そんな背景もあったりします。

一方で、ギョッとするのがCPU。せ、Celeron N3350だと?これは、2021年現在の水準ではエントリースペックのものです。オフィスソフトや軽いネットサーフィンくらいならともかく(リッチなページはもたつく)、マルチタスクや、ちょっと高度なことにはついて行けない処理能力です。手元にある、同じCPUを積んだ「TECLAST F7S」の経験からも、このCPUではせっかくの高解像度ディスプレイをどこまで活かせるのか、正直不安。例えば、動画視聴の場合、単に動画ファイルを再生するだけならいけるかもしれませんが、YOUTUBEなど、動画配信サイトの映像を高解像度設定で見るのはかなり厳しいと思われます。

その他、RAMが8GB、ストレージはSSDで256GBと、これはこのランクのパソコンとしては十分満足。販売サイトによっては、SSDが増設可能と取れるような記述もありますが、ここは公式サイトに記述がなく分かりません。多分、できても「換装」でしょう。ポートもよく見るとちょっと面白いんですが、これは筐体のところで触れます。重量は、公式サイトのスペック表には1.6Kgと書いてあります。が、これは13.5インチクラスとしてはいくら何でも重すぎる。製品紹介画像や、販売サイトには1.35Kgとの表記があり、おそらくこっちが正しいものと思われます。

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2.筐体

ALLDOCUBE VBook
筐体を見ていきます。全体的な外見は、特に個性はないですね。ベゼルも、極細という感じではありません。良くも悪くも、無難にまとまった印象を与えます。ただ、材質はアルミニウムとのことで、チープ感はないでしょう。

ALLDOCUBE VBook
ご安心ください。いや、残念かな?ちょっと前までのALLDOCUBE製品に見られた、「酷比魔方」ロゴはありません。最近のは、「CUBE」の名の通り(これを中国語にすると「酷比」なわけですが)、立方体のロゴです。それが左上に控えめにあるだけです。

ALLDOCUBE VBook
ちょっとめずらしいのは、180°オープンができること。

ALLDOCUBE VBook
キーボード配列は、右上に電源ボタン、そして「Delete」キーが「BackSpace」の下にあるという、やや変則的な配列になっています。

ALLDOCUBE VBook
そして、ポート構成。USB3.0×2に、USB Type-Cは、映像出力、充電(PD)、インターネット有線接続、OTGと、フルスペックで対応します。ここは、モバイルノートとしては優秀と言っていいでしょう。細かいところかもしれませんが、ポートどうしの間隔がそれなりに確保してあるのもいいですね。よくあるんですよ、Type-Cになんか挿すと、通常のUSB塞いじゃうじゃんとか。一方、microSDカードスロットがありません。中華モバイルノートでこれを省くのは、記憶にある限りでは他に存在しないように思います。要るかどうかは人それでしょうが、ちょっと注意。

3.価格など

なんともとがった構成のパソコンです。なぜそのCPUにした!?というのはどうしようもなくツッコみどころです。このCPUで、はたしてどこまで動いてくれるんでしょうか。これで、Core mクラスや、型落ちでいいからCore iシリーズを積めば、もっと一般ウケする製品になるのに……。でもでも、はじめに書いた通り、こういう変態PCをちょいちょい発売してこそ、中華メーカーの面白さってもんがありますから。一般的にはお勧めしにくい構成ですが、分かった上でのニッチな需要にはハマるかもしれません。

ALLDOCUBEは日本のAmazonに直営店を出していて、1月5日現在の価格は税込み40,999円ですが、製品ページに7,000円OFFクーポンがありましたので、33,999円で購入ができます。また、Banggoodでの価格は339.99ドル(35,688円)ですが、こちらでもクーポン「BGJPVBK80」(クーポンの有効期限は1月8日です)が出ていて、299.99ドル(31,489円)です。また、Aliexpressの直営店「ALLDOCUBE Global-Official Store」でも販売されています。価格帯としては、定番のCeleron N4100機と同レベルか、ちょっと安いくらい。ディスプレイをアップさせた分、CPUがダウンしているので、十分納得かと思います。この価格なら冒険してみてもいいかも?

4.関連リンク

ALLDOCUBE VBook:Alldocube公式サイト
ALLDOCUBE VBook:Amazon
AlldocubeVBook:Banggood
ALLDOCUBE VBook:Aliexpress(ALLDOCUBE Global-Official Store)

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コメント

  1. 匿名 より:

    N3350ですべて台無しで笑ってしまった。

    • natsuki より:

      うーん、せめてCeleron N4100なら……、いやそれでもきついか。どう使いましょう?

  2. より:

    この筐体は四代目。(Thinker → KBook → KBook Lite → VBook)
    初代のThinker持ってます。
    二代目のKBookが一番使い勝手が良い仕様だったなぁ。

    • natsuki より:

      情報ありがとうございます。見落としていました。
      なんと、もともとCore mを積んでいたとは……
      なおさら、一体なぜスペックダウンした?という感じですね。
      よっぽど部品が余ったのか?(邪推)

      • より:

        外装筐体の出来は良いが、Core mを積んだことで価格が高くなってしまい、思ったほど売れなかったのではないでしょうか。
        KBook LiteでN3350/4GB/128GBというローエンド仕様に改悪。
        そこそこ売れたので、メモリを8GB/256GBにアップした、という経過かと。
        一番の理由は外装筐体金型費の回収目的だと思います。