こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。この記事は製品紹介を目的としてるのですが、実はこの製品、「HP x2 210 G2」は最新というわけではなく、2015年11月に発売されたものです。「HP Pavilion x2 10」の法人モデルという位置づけで、、Pro版のOSを搭載しているため個人が購入すると価格が割高になってしまう、という印象がありました。しかし、台数限定でかなりの値下げが行われていることもあり、改めて記事化したいと思います。
1.スペック
個人向けモデルであるPavilion x2 10との相違点はこんな感じです。
・OSがWindows 10 Pro 64ビット
・RAM2GB/ストレージ32GBとRAM4GB/ストレージ64GBモデルが存在
・無線デバイスがグレードアップ、Bluetoothも4.2に
・Office Mobile プラスOffice365サービスの設定がない
この他、サイズや重量がごくわずかに異なるとか、バッテリー稼働時間が30分伸びている(ただし、測定基準が異なるため、単純比較はできないようです)などの相違点がありますが、おそらく筐体はPavilionと同じものが使われていると思います。
最も気になるのは「RAM4GB/ストレージ64GBモデル」の設定があることですね。CPUはCherryTrail世代のAtom X5-Z8300ですから、価格次第では非常に貴重な存在となります。実際、2015年10月にPavilionがCPUをCherryTrailに換装した際、「RAM4GBにして欲しかったなあ」と感じた人も多いと思います。
2.筐体
私はこの製品を手にとったことはなく、個人向けモデルのPavilion x2 10を展示会でごく短時間試用した経験があります。それと、少し脱線しますが、この製品とよく似た筐体構造のacer Aspire Switch 10を持っていて、Aspire Switchの筐体の素晴らしさに惚れ込んでいます。
展示会で手にとったPavilionはAspire Swichと同等以上の品質でした。特にヒンジ部分の強力なマグネットにより、キーボードの着脱が非常にスムーズな上安定しており、「100点満点」をあげてもいいと思いました。HPですからヘンなものは作りませんね。
キーボードです。レイアウトを見ると右端のENTERキーとかその上のBackSpaceキーが少し苦しい感じですが、全体的には素直な印象ですね。スペック表を見ると「93%サイズキーボード」となっており、通常のキーボードよりも若干小さいのですが、個人的な経験では10インチサイズのキーボードの場合、慣れるのにそれほど苦労せず、快適に打鍵できると思っています。
筐体を閉じたところです。素材についてはわかりませんが、メタリックなグレーで質感は悪くなさそうです。以前手にとったPavilionは赤い筐体でしたが、質感は良かったと記憶しています。
最近立て続けにHP製品を試用して感激した「Bang & Olufsen」のスピーカー、この製品にもついてます。製品画像を見てもスピーカーの配置(タブレット本体のディスプレイ側両側面)はいいですし、音質もワンランク以上上であることが想像されます。
3.価格など
HP x2 210 G2はHP直販サイトの「法人のお客様(個人でも購入できます)」のところで販売中で、1,500台限定のキャンペーン価格は下記のとおりです。
RAM2GB/ストレージ32GB: 46,656円(税込み)
RAM4GB/ストレージ64GB: 52,920円(税込み)
いかがですか?個人的には特にRAM4GBモデルに割安感を感じます。この製品のライバルになりそうな製品として「ASUS TransBook T100HA-128S」が真っ先に思い浮かびますが、他にあげるとしてもTransBookシリーズの「T100 Chi」とか「T100TAM」くらいかな、と思います。
T100HA-128Sの実売価格は5万円台後半なので、x2 210 G2よりも若干高い、ということになりますが、その代わりストレージが128GBありますので、コスパだけをみれば非常にいい勝負だといえます。
この製品にせよ、TransBookにせよ、筐体の出来は非常にいいと思いますし、HP、ASUSともにトップメーカーなので、どっちが上、みたいな話をしてもナンセンスでしょうね。お好みで決めればいいと思います。しかし、この製品が割安に感じられるのは間違いないでしょう。