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HP Spectre x360 14 - HPのハイエンド・モバイル2 in 1がさらに進化しました!13.5インチとちょっと大きめで、細部までしっかり改善されています

HP Spectre x360 14
HPがモバイルノート(コンバーチブル2 in 1)のフラッグシップ「Spectre」のニューモデル「Spectre x360 14」を発売しました。「え?14?」って思いますよね。従来モデルのSpectre x360は「13(13.3インチ)」と「15(15.6インチ)」の3つですが、その間をとって(なのかわかりませんけど)の「14」です。「14」ですがディスプレイサイズは「13.5インチ」です。デザインはキープコンセプトながら、フラッグシップモデルらしく、細かい部分も刷新されています。

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1.スペック

  HP Spectre x360 14
OS Windows 10 Home / Pro
CPU Intel Core i5-1135G7/ Core i7-1165G7
外部GPU なし
RAM 8GB/16GB
ストレージ 256GB/512GB/1TB PCIe NVMe M.2 SSD
512GBと1TB SSDは32GB Optane搭載
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.5インチIPS (1,920 × 1,280)タッチ
13.5インチOLED (3,000 × 2,000)タッチ
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.0、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー
カメラ Webカメラ(92万画素)顔認証対応
バッテリー 稼働時間10.5時間/15時間
サイズ 298 × 220 × 17 mm
重量 1.36 kg

CPUは第11世代(Tiger Lake)のCore i5/Core i7で、どちらも内蔵GPUはIris Xeなので、第10世代までのCoreプロセッサーと比較して特にグラフィック性能が大きくパワーアップしています。RAMとストレージの構成にはいくつかのバリエーションがありますが、Spectre x360 14はBTOパソコンではないので、下記の5つの構成から選ぶことになります。

Win10 Home/Core i5/8GB/256GB/1920×1280
Win10 Home/Core i5/8GB/512GB/1920×1280
Win10 Home/Core i7/16GB/512GB/1920×1280
Win10 Pro/Core i7/16GB/1TB/1920×1280
Win10 Pro/Core i7/16GB/1TB/3,000×2,000
※左からOS/CPU/RAM/SSD/ディスプレイ

ということで、Core i5だとRAMは8GB、Core i7だと16GBに固定され、256GB SSDはCore i5のみ、1TBはCore i7のみに設定があります。また、512GBと1TBのSSDには32GBのOptaneメモリーも搭載されていますので、データアクセスがさらに高速化されます。

Core i7の最上位モデルには解像度3,000 × 2,000の有機ELディスプレイが用意されています。この製品、すべてのバリエーションモデルでタッチ対応し、ディスプレイのアスペクト比は3:2と、一般的なノートPCよりも縦方向に長い形状です(Microsoft Surfaceと同じ)。

新しいSpectre x360 14のセールスポイントはこの「ディスプレイ品質」ですね。13.5インチでアスペクト比3:2という形状だけでなく、IPS液晶のほうには「HP Sure View Reflect / Gen4」という覗き見防止機能がついています。この機能は「スイッチひとつで瞬時に視野角を狭くする」というもので、電車の中でもオフィスでも、機密情報を扱う際に安心です。

一方有機ELディスプレイの方は「アンチリフレクションコーティング」が施され「グレアなんだけど映り込みが小さい」というものになっています。

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HP Spectre x360 14
また、IPS液晶・有機ELともHP MPP アクティブペンが同梱されます。Microsoft Pen Protocol 2.0方式で、4,096段階の筆圧と傾き検知に対応する高品質なものなので、イラストやマンガの制作にも使えると思います。

入出力ポートはUSBポートが合計3つと、13インチ(あるいは14インチ)モバイルノートとしては標準的ですが、3つのうち2つがType-Cです。また、Type-CはどちらもThunderbolt 4と高規格で、外部ディスプレイ出力と充電/給電も受け持ちます。なので、この製品にHDMIとDC-INはありません。

サイズはディスプレイの形状を反映しているというか、横幅が30センチを切るコンパクトさながら、奥行きは少し大きめです。従来モデルのSpectre x360 13が奥行き20センチを切るサイズになっていましたので、全体的にはやや大きくなった、と言えるでしょう。また、重量の1.36 kgというのもちょっと重いですね。まあ、ゴージャスな製品ですし…。

2.筐体

HP Spectre x360 14
正面から見たところです(米国仕様なので、キーボードレイアウトが異なります)。ディスプレイの形状が変わったものの、見た目は従来モデルと大きくは違わない、という印象ですね。ベゼル幅も非常に細くなっています。

HP Spectre x360 14
天板です。筐体素材はアルミで、アルマイト(陽極酸化処理)加工が施され、サビや腐食に強くなっています。また、この筐体色は「アッシュブラック」という「黒地に金」で、Spectreシリーズでは伝統的に使われている配色です。

筐体後部のカッティングが特殊で、両端が斜めにカットされ、USB Type-Cが1つ「斜めに」ついています。この形状も従来モデルからの引き継ぎです。

HP Spectre x360 14
筐体色は「アッシュブラック」のほかに「ポセイドンブルー」も選べます。どちらがいいかはお好みの問題ですが、個人的にはポセイドンブルーのほうが好みです。

筐体の質感は全く心配いりません。間違いなくノートPCとして最高水準のものになっています。ほんと「ゴージャス」です。

HP Spectre x360 14

クリックで拡大します

ニューモデルとなり、キーボードレイアウトが大きく変わりました。最も目を引くのが「Enterキーの右の一列」がなくなった、という点でしょう。HPのモバイルノートを継続して使っている人にはちょっと寂しい話だと思いますが、他社製品からSpectreに買い換える人には歓迎されると思います。

HPの製品ページに「設計を一から見直した日本独自のオリジナルキーボード」と説明されていますので、使用感が大きく向上しているのではないかと思われます。なお、開示されているキーボードの仕様は「キーピッチ:約19.0×19.0mm、キーストローク: 約1.3mm、JIS標準準拠89キー、バックライトつき」です。

また、キーボード面の上部にスピーカーグリルが見えますが、この製品はこの部分に2つ、底面に2つ、合計で4スピーカーを搭載し、音響はBang&Olufsenです。音質にも期待してよし、です。

HP Spectre x360 13(aw0000)
参考までに(英語配列ですが)従来モデルのキーボードレイアウトを掲載しておきます。

HP Spectre x360 14

クリックで拡大します

側面と入出力ポートの配置です。USBポートの数は必要十分かと思いますが、HDMIポートやDC-INがないので、ちょっとあっさりしています。また、側面の造形も立体的で、高級感に寄与していると思います。

3.価格など

HP Spectre x360 14はHP Directplusで販売中で、12月9日現在の価格は134,800円(税込み148,280円)から、となっていますが、ウインタブ読者用クーポンが使え、この価格から7%OFFで購入ができます。

見た目はキープコンセプトながら、CPUが最新世代となり、ディスプレイ形状も大きく変化し、キーボードも新設計と、最上位モバイルノートらしく「じっくり詰められた」ニューモデルと言えます。一方で、筐体サイズ(奥行き)が少し大きくなり、重量増となった点は賛否がわかれるかもしれません。

ただ、世界最大のPCメーカーであるHPのフラッグシップ・モバイルですから、買って後悔することはないでしょうね。

4.関連リンク

この製品はウインタブ読者クーポンの対象になります。そのため、まずこちら
ウインタブ専用リンク(クーポン)_個人向けPC
にアクセスしていただき、次にこちら
HP Spectre x360 14 製品詳細icon
にアクセスしてご購入ください。この手順でショッピングカートのところで「特別値引き」が表示されます

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コメント

  1. kouga より:

    11世代インテルCPUですが型番だけでは性能が不明なので
    パッケージ(UP3/UP4)、設計cTDPワット数なども一緒に表記して欲しいと
    思います
    ※12W設計のi7-1165G7より28W設計のi5-1135G7の方が処理速度が速い

    • 匿名 より:

      どっちもup28w down12wだとおもうんですけど。

      • kouga より:

        簡単に言うと製造メーカーがマシン(放熱)設計をする時に
        12Wで動作するようにしてもいいし、MAXの28Wに対応できる設計でもいいのが
        cTDPなのです
        だから、MAX28Wでちゃんと放熱できて動作するのか?、旧世代のYプロセッサの放熱設計のままでモデルチェンジして、20W程度の動作しかできないのか
        レビューサイトなら調査してほしいというのがあります
        ※特に富士通FMVの低クロック動作詐欺は多いです1.1GHzのCoreMを900MHzで動作させているとか(これもcTDP的には問題ない設計ですがカタログスペックではCoreM 1,1GHz表記)

        • 匿名 より:

          これレビューじゃなくてただの商品紹介だし、このモデルのTDPがいくつかなんて商品ページにも書いてないのに何でいちゃもん付けてんの?って思っただけなので屁理屈はいいです。

          • とくめい より:

            出たウインタブ信者
            スポンサーの製品情報だから文句言うなってことでしょw

            情報の希望してるだけなんだから
            匿名が答える事じゃないのにしゃしゃり出て来て
            本来サイト管理人が返答することじゃね?

  2. 匿名 より:

    やっとsurfacebookと同サイズのパネルの2in1が出てくれた。
    (B5が原寸大で表示出来る)
    acerのspin5(2020)の国内販売を待ってたけど
    出そうにないので、こちらを購入しようかな

  3. 匿名 より:

    hpのノートと言えばキーボードの右側1列だったのですが、
    それがついていないEliteBookシリーズとついているENVYを使ったとき、
    明らかについていない方が使いやすいなと思っています。
    特に普段はデスクトップでサブでノートという人は、
    右側1列に悩まされていたのではないでしょうか。

  4. miz より:

    キーボード変更で一気にハードルが下がりました。これは良いですね。
    ただカーソルキーがUP/Down付きになってしまったのは改悪かな。残念です。

    前モデルにあった激安LTE版が無いのが気になりますね。実装面積的に載せられなかったのか、今後出てくるのか、売れなかったのか、コロナを鑑みて不要と判断したのか…
    全く情報が無いので実使用感は分かりませんが、ソフトバンク系の容量無制限が3000円くらいで使えたと思うので今モデルでも用意してほしいですね。ソフトバンク系は今絞られているとも聞きますが。

    あとは完全なワガママでMPPではなくWacom AESにしてほしかったところ。ThinkVision M14tと共用できるので。
    買うならBamboo Ink Plusも一緒に買いますかね

  5. wintab より:

    キーボードに関しては以前、HPファンの人から「これはHPの伝統的なレイアウトだ!」というコメントを頂いたことがあり、いいとか悪いとかを声高に言うのは控えています。また最近はMSIの製品とか、中華ノートでEnterキーの右に一列あるものも増えてきました。ただ、私もあくまで個人的には新レイアウトのほうが使いやすいだろうとは思いますね…。

    • miz より:

      海外だとそれなりに右一列がある印象です。
      キーボードの良し悪しは結局手に馴染むかだと思ってるので、そのスタンスには賛同します。
      私は個人の意見として無い方が好きです。

      右一列が困るのって主にEnterの誤爆だと思ってるんですけど、英字配列は小指でEnterの左端を叩くので日本語配列よりは使いにくくない…とかが影響してるんじゃないでしょうか。
      英字配列常用してないので予想ですけど。

  6. とくめい より:

    最近、スポンサーの情報提供記事ばかりで
    飽きてきました
    レビューやちゃんとした紹介記事待ってます

    • wintab より:

      製品紹介記事はウインタブのコンテンツとして必要なので、飽きたと言われてもやめられないですねー。