HP Envy x360 14-fc / Envy x360 14-fa －最新CPU、Core UltraとRyzen 8040シリーズを搭載する14インチのモバイル2 in 1

HPがコンバーチブル2 in 1 PC「Envy x360 14-fc（Intel）/ Envy x360 14-fa（AMD）」を発表しました。EnvyはHPでは「プレミアム」な位置づけの製品ブランドで、製品価格で見るとSpectreブランドのひとつ下、Pavilionブランドの上位です。14インチで重さは1.39 kgと、モバイルに適したサイズの高性能ノートPCです。

1.スペック
2.筐体
3.価格など
4.関連リンク

1.スペック

スペック表

	Envy x360 14-fc/14-fa
OS	Windows 11 Home
CPU	Intel Core Ultra 5 125U / Core Ultra 7 155U AMD Ryzen 5 8640HS/ Ryzen 7 8840HS
外部GPU	なし
RAM	16GB/32GB（LPDDR5, オンボード)
ストレージ	512GB/1TB SSD（PCIe 4 NVMe M.2）
光学ドライブ	なし
ディスプレイ	14インチIPS（1,920 × 1,200）60 Hz, タッチ 14インチOLED（2,880 × 1,800）120Hz, タッチ
ネットワーク	Wi-Fi 6E（a/b/g/n/ac/ax）、Bluetooth 5.3
入出力	USB4 Typc-C（Thunderbolt 4）※、USB Type-C（10Gbps、DP/PD対応）※、USB Type-A（10Gbps）× 2、HDMI、オーディオジャック ※AMD版はUSB Type-C（10Gbps、DP/PD対応）× 2
カメラ	Webカメラ（5MP）顔認証対応
バッテリー	駆動時間 10.5-15時間
サイズ	313 × 218 × 16.9 mm(最厚部)
重量	1.39 kg

バリエーションモデル

Intel版（Envy x360 14-fc）
スタンダード：Ultra 5/16GB/512GB/IPS
パフォーマンス：Ultra 7/16GB/512GB/OLED
パフォーマンスプラス：Ultra 7/32GB/1TB/OLED
AMD版（Envy x360 14-fa）
スタンダード：Ryzen 5/16GB/512GB/IPS
パフォーマンス：Ryzen 7/16GB/1TB/OLED
パフォーマンスプラス：Ryzen 7/32GB/1TB/OLED
※左からCPU/RAM/SSD/ディスプレイ仕様

細かい話ですが、この製品からブランド名の「ENVY」（すべて大文字）が「Envy」（最初のEのみ大文字、あとは小文字）に変わりました。

Intel版、AMD版とも最新のCore Ultra/Ryzen 8040シリーズを搭載していて、すべてAI処理チップ「NPU」を搭載します。ただし、Intel版が搭載するCore Ultraは型番末尾が「U」の省電力タイプで、第13世代のCore i5-1335U/Core i7-1355Uよりは高性能なものの、同じHPのニューモデル、Spectre x360 14が搭載するCore Ultra 5 125H/Core Ultra 7 155Hよりもパフォーマンスは落ちます（特にグラフィック性能に差があります）。

RAM/SSDは上記「バリエーションモデル」のところで記載した通りです。Core Ultra 5/Ryzen 5モデルは16GB/512GBのみ、Core Ultra 7/Ryzen 7モデルは32GB/1TBが主体、という感じですね。

ディスプレイはCore Ultra 5/Ryzen 5モデルがIPS液晶で1,920 × 1,200解像度、Core Ultra 7/Ryzen 7モデルが有機ELで2,880 × 1,800解像度です。また、このディスプレイは4,096段階の筆圧と傾き検知に対応するHP MPPアクティブペン（Microsoft Pen Protocol）が使えます（ペンは別売りです）。

2.筐体

筐体素材には「20%の使用済みリサイクルプラスチックと50%のリサイクル金属を使用」という説明がありました。HPのプレミアムモデルですから、外装は金属製で、キーボードなど一部がプラスティック製ということだと思います。質感については「全く心配いらない」でしょう。不満を感じない筐体品質になっているのは間違いないと思います。

キーボードの拡大画像が入手できませんでしたが「JIS標準準拠80キー、バックライト付き、キーピッチ約18.7×18.4mm、キーストローク約1.3mm」と開示されており、Copilotキーもつきます。

AMD版の筐体色は「メテオシルバー」のみ、Intel版はメテオシルバーに加え「ミッドナイトブルー」（この画像です）も選択できます。

コンバーチブル2 in 1筐体なので、通常のノートPC形態のほか、タブレットモードやスタンドモード、テントモードにして使うこともできます。

側面と入出力ポートの構成です。USB Type-Cポートが2つ、USB Type-Aポートが2つ、すべてGen2規格（伝送速度10Gbps）と高速で、Intel版ではUSB Type-Cポート2つがThunderbolt 4（伝送速度40Gbps）となります。

3.価格など

HP Envy x360 14-fc / Envy x360 14-faはHP公式ストアに製品ページがあり、3月27日現在注文可能ですが、配送はIntel版（fC）が最短4月1日お届け予定、AMD版（fa）は4月中旬以降のお届け予定とのことです。価格はIntel版が198,000円から、AMD版が176,000円からです。

HP製品は発売後少し時間が経過してからセール価格になることが多いので、しばらく待ってから購入されるほうがいいかと思います。

4.関連リンク

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HP Envy x360 14-fc（インテル）製品詳細：HP
HP Envy x360 14-fa（AMD）製品詳細：HP
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