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HP Pavilion Gaming 15(AMD)- HPのカジュアルなゲーミングPCにAMD Ryzenを搭載するモデルが追加されました!これは期待!

HP Pavilion Gaming 15(AMD)
HPが15.6インチゲーミングPC(スタンダードノートPC)のPavilion Gaming 15にAMD版を追加しました。筐体も別物になっているようなので、追加というよりはIntel版とは別モデル、というほうがいいかもしれません。11月20日現在だと、「近日発売」となっていまして、まだ販売がスタートしていないのですが、なんとなく「セール価格に期待できそう」な製品に思われます。

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1.スペック

HP Pavilion Gaming 15(AMD)
OSは全モデルともWindows 10 Homeです。また、この製品は3つのバリエーションモデルがあり、それぞれの主要構成は下記のとおりです。

Ryzen 5/GTX1050/RAM8GB/1TB HDD/60Hzディスプレイ
Ryzen 5/GTX1650/RAM8GB/128GB SSD+1TB HDD/60Hzディスプレイ
Ryzen 7/GTX1650/RAM16GB/256GB SSD+1TB HDD/144Hzディスプレイ

CPUは高性能版(高TDP版)のRyzen 5もしくはRyzen 7で、GPUは最高でもGTX1650と、ゲーミングノートとしてはそれほど高いスペックではありません。また、下位構成(スタンダードモデル)はCPUとGPUはともかく、ストレージがHDDのみとなりますので、ウインタブとしては「論外」です。読者の皆さんにもおすすめできません。

実質的には「真ん中の構成(スタンダードプラス)」と「上位構成(パフォーマンス)」のいずれか、ということになりますが、いずれにせよ、エントリークラスの範疇になると思います。ウインタブではRyzen 5 3550Hを搭載する「ASUS TUF Gaming FX505DT」という製品を実機レビューしていますが、「カジュアルゲーマー、サンデーゲーマーならこれで十分では?」と感じました。なので、この製品も上級ゲーマー向きとは言えませんが、カジュアルゲーマー(初心者とか、休日にゲームプレイをするくらいの人です)であれば大きな不満なくゲームが楽しめるだろうと思います。

RAMはRyzen 7モデルのみ16GB、あとは8GBです。ストレージは中位モデルが128GB SSD + 1TB HDDで、Ryzen 7モデルが256GB SSD + 1TB HDDとなります。オンラインゲームをたくさんインストールする場合、そして、できればそれらのゲームはSSD側にインストールしたい、ということであれば、256GBでも足りませんので、我慢してHDD側に入れるか、あるいは外付けのSSDを使うか、ということになると思います。

ディスプレイはすべて15.6インチのIPS液晶、FHD解像度ですが、Ryzen 7モデルのみリフレッシュレートが144 Hzになります。FPSや格闘ゲーム(いずれも最新のものだとGPUの性能面で少々厳しいかもしれません)をプレイする場合、ある程度の腕前になったら、という前提はありますが、リフレッシュレートは高いほうが望ましいとされます。

入出力ポートの構成、配置はIntel版のPavilion Gaming 15とは異なります。HDMIや有線LANポートなども装備していますので、外部ディスプレイや外付けキーボードなどを接続してオンラインゲームをプレイすることも可能だと思います。ただし、ゲーミングノートとしては若干不足気味と思われます。

サイズはIntel版とタテ・ヨコが同寸、重量は若干軽くなっています。

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2.筐体

HP Pavilion Gaming 15(AMD)

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すみません、正面からのアングルでいい写真がありませんでした。当初Intel版の製品画像を流用しようかな、と思ったんですが、ここで「あれ、形が違う…」ということがわかりました。具体的にはヒンジの太さが異なり、AMD版(この製品です)のほうが少し太くなってるんですよね。

とは言え、相違点は小さく、Intel版と同様にベゼルが細い、美しいデザインになっています。

HP Pavilion Gaming 15(AMD)
キーボードです。この画像は英語配列になっていますが、日本向けには日本語配列のものが用意されます。また、バックライトも装備していますが、バックライト色はホワイトのみです。この製品は海外でも販売されていますが、国によってバックライト色が異なるようで、米国ではホワイト、アイルランド(ググったら出てきました)ではグリーンになっていました。

オンラインゲームでよく使用するW,A,S,Dキーのみキートップのデザインが異なっているのがゲーミングノートっぽいですね。また、キーボード面上部にはBang&Olufsenのステレオスピーカーが装備されています。

HP Pavilion Gaming 15(AMD)

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側面と入出力ポートの配置です。ここは明らかにIntel版とは違っています。右側面にほとんどのポートがありますので、使いやすさという点ではイマイチかもしれないですね。

3.価格など

HP Pavilion Gaming 15(AMD)はHP Directplusに製品ページがあり、「近日発売」となっています。定価は99,800円(税込み109,780円)からと表記されていますが、Intel版が値下げされていて、最低価格が77,000円(税込み84,700円)から、となっていますので、それと比較すると少々割高です。というのも、(ご存知かと思いますが)Intel CPUを搭載するPCよりもRyzenを搭載するPCのほうが一般に割安感が大きくなっていますし、この製品の最下位構成はCPUだけでなく、GPU、RAM、ストレージ構成が明らかにエントリークラスになっていますので、どう考えてもIntel版よりも低価格になるはず、という気がします。

顧客目線で、そして価格重視の目線で言うと、現時点ならIntel版のほうに魅力があります。ただ、この製品はまだ発売されていませんので、今後は「どっちにしようかなあ」というくらいの価格差になるんじゃないか、と思います。

4.関連リンク(HP)

Pavilion Gaming 15(AMD) 製品詳細icon

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