こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。待望している8インチのWindows タブレットはなかなか日本のメーカーから新型が出てきません。ドスパラとかに早く出してもらいたいんですけどね。そのせいでもないんですけど、モバイルノートPCについての紹介記事は最近かなり多く書かせてもらっています。
今回紹介する「EPSON Endeavor NA512E」はリリースが2015年末で、紹介記事を書くのが遅れてしまったのですが、EPSONの主力ビジネスモバイルノート、ということもあり、遅ればせながら記事にしています。
Endeavor NA512E
1.スペック
補足します。この製品はマウスコンピューターやドスパラなどBTOメーカーの製品並みに構成のカスタマイズが可能です。ビジネスマシンらしくOSはWindows 7の選択が可能ですし、CPUはSkylake世代のCore i5、i7と高レベルのCPUから選択することになります。またRAMは標準4GBから最大16GBまでの増設ができますし、ストレージはHDD(500GBまで)、SSD(512GBまで)、より軽量なM.2 SSD(256GBまで)から選ぶことができます。OS、CPU、RAM、ストレージに関しては最上位構成を選べばハイスペックマシンとしてかなり快適に使えますね。
一方ディスプレイは1,366 × 768となっていてカスタマイズもできず、CPUなどのスペックの割には若干不満が残ります。また、ビジネスマシンという性格上仕方ないかもしれませんがスピーカーもモノラルですね。
この製品は主要パーツのスペックが高い反面、ビジネスマシンとしての割り切りが感じられる部分もあり、それが後述する価格の割安さにつながっていると思われます。ディスプレイとスピーカーについて不満を書きましたけど、入出力ポートに関してはUSB 3.0 × 2、USB 2.0 × 1、D-subにHDMI、そしてLANポートがついていてビジネス利用には万全、という感じに見えますよね。
2.筐体
筐体はブラック基調でシンプルな感じです。厚さは2 cmを超えているので、上級なモバイルノートとしてはそんなに薄いほうではありませんが、重量は最軽量構成の場合1.15 kgとかなりの軽量です。
天板もそっけないデザインではありますが、マグネシウム合金製で通勤電車なども考慮した堅牢性を備えています。こういうさりげないところにお金をしっかりかけるのが「さすが日本の大手メーカー」製品だと思います。
キーボードです。標準的な配列ですが、右端、左端のキーが十分なサイズなので使いやすそうですね。個人的にはENTERキーが端にあって、しかもしっかり大きいサイズ、というのを高く評価したいです。なお、キーピッチは1.8 mm、キーストロークが1.7 mmなので、普段デスクトップPCを常用している人には若干の慣れが必要でしょうが、慣れてしまうと快適に打鍵できるサイズだと思います。
入出力ポートです。画像上から右側面、左側面、背面です。この製品はポートが多いため、背面にもポート類があります。しかし、よく見ると背面は映像出力とLANポートなので機能性も高そうに思われます。D-subとHDMIの両方を使って複数のディスプレイをコントロールすることもできます。このあたりの機能性もビジネスシーンを意識した、手抜きのないものになっていますね。
3.価格など
EPSON Endeavor NA512EはEPSONの直販サイト「エプソンダイレクト」で販売中で、価格は税抜き113,000円(税込み122,040円)から、となっています。ちなみにOSにWindows 10 Pro、CPUにCore i7、RAMを16GB、ストレージをM.2 SSD256GBとした場合の価格は税抜き163,500円(税込み176,580円)です。
この製品はディスプレイやスピーカーといった部分は若干弱いものの、ビジネス利用を強く意識した設計がなされていて、「仕事用PC」としての魅力が大きいと思います。そして価格のほうもEPSON製品だという前提でいえば割高感がなく、むしろお買い得に思われます。
4.関連リンク
Endeavor NA512E:エプソンダイレクトショップ