Dynabookが2022年春モデル11機種をリリースしました。今回はこの中から13.3インチのプレミアムモバイルノート、「G/GSシリーズ」をご紹介します。なお、G/GSというのは家電量販店などで販売される「カタログモデル」の名称で、Dynabook Directで販売される「Webオリジナルモデル(カタログモデルよりも構成の選択余地が大きい)」はGZという名称になります。1月20日時点ではWebオリジナルモデルのラインナップがまだ変更されていませんので、この記事ではカタログモデルのG/GSについてご説明します。
1.スペック
スペック表
dynabook GS5/U、G6/U、G8/U | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1155G7/Core i7-1195G7 |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB SSD/ 512GB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ |
GS5:13.3インチ(1,920 × 1,080) G6/G8:13.3インチIGZO(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.1 Gen1 × 2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応(GS5除く) |
バッテリー | 14時間(GS5)/24.0時間(G6/G8) |
サイズ | 306.0 ×210.0 × 17.9 mm |
重量 | 978 g(GS5)/888 – 908 g(G6/G8) |
バリエーションモデル
GS5/U:Core i5/8GB/256GB
G6/U:Core i5/8GB/256GB
G8/U:Core i7/16GB/512GB
※全てOffice Home&Business 2021が付属
コメント
「G(G6/UおよびG8/U)」は「プレミアムモバイルノートPC」、「GS(GS5)」は「スタンダードモバイルノートPC」という位置づけになっていますが、筐体は基本的に同じです。
従来モデル(G6/PおよびG8/P)からのおもな変更点は
・OSがWindows 11に
・Core i5-1135G7がCore i5-115G7に、Core i7-1165G7がCore i7-1195G7に
・Bluetoothのバージョンが5.1から5.2に
・付属のOffice Home&Businessのバージョンが2019から2021に
・GS5は既存モデルのGS4のスペックアップ版(Core i3-1115G4からCore i5-1155G7に)
です。私が筐体画像と筐体サイズを確認した限りでは外観に変更点はありませんので、ビッグチェンジという感じではないですね。
とは言え、ウインタブでセール情報記事を書いていると、Gシリーズ(WebモデルはGZシリーズ)は「しょっちゅう在庫切れ」になっていますので、かなりの人気モデルだと思われます。
このシリーズのセールスポイントとして挙げられるのは
・13.3インチで1キロを切る軽さ
・Dynabookエンパワーテクノロジーにより、TDP(熱設計電力)最大28Wで安定稼働が可能
・MIL規格(MIL-STD-810G)準拠、そしてマニアックなまでの耐久テストをクリアする堅牢性
・美しいIGZOディスプレイ
・日本の大手メーカーらしい、キーボードへのこだわり
・Webオリジナルモデルはカスタマイズ余地があり、外資メーカー品に劣らない安さ
などです。要は「日本品質」でありながら高い価格競争力があるので、人気があるのも当然だと思います。2022年春モデルではOSがWindows 11となり、CPUも第11世代ながらより高いパフォーマンスを発揮できる新型番になったことにより、さらに魅力を増したと言えます。
なお、「G」と「GS」の相違点ですが、まずディスプレイの仕様が異なります。GSはIGZOパネルではありません(ただし、GSも「広視野角」と説明されていますので、IPSレベルの液晶が使われていると思います)。また、WebカメラもGSでは顔認証対応しません。そしてバッテリー駆動時間も異なり、筐体重量もGSのほうが少し重くなっています。このあたりが「プレミアム(G)」と「スタンダード(GS)」の境目ですねw
2.筐体
上にも書きましたが、筐体は変更されていないようです(スペック表のサイズ表記も全く変わっていません)。左右のベゼルは細く、上下のベゼルはやや太めで、オーソドックスなデザインになっています。
天板です。筐体素材はマグネシウム合金製で、軽さと堅牢性を兼ね備えています。
最近のノートPCでは採用例が増えている「ヒンジ180度開口」が可能です。ミーティングの際に向かい側に座っている人との画面共有がしやすく、便利な構造です。
キーボードです。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ 19mm、キーストローク 1.5mm」という仕様でバックライトは装備されません。しかし、キートップ中央に0.2㎜のへこみをつけて指のかかりを良くしたり、アルファベットの印字をキートップ中央に配置するなど、非常に細かい配慮がなされています。日本の伝統大手メーカー製品はキーボードの仕上げにかなりのこだわりが感じられます。
側面と入出力ポートの配置です。超軽量モデルながらポート構成は充実していて、USBポートが合計で4つ(うち2つはThunderbolt 4)、HDMIに有線LANポートまで備えています。
筐体色はオニキスブルー(Dynabookの定番色!)のほか、パールホワイトも設定されています。ただし、GS5はオニキスブルーのみとなります。
3.価格など
dynabook GZ5/U、G6/U、G8/Uは1月22日から順次発売され、価格はオープンですが、店頭予想価格はGZ5/Uが税込み17万円台半ば、G6/Uが19万円台前半、G8/Uが22万円台半ばとなっています。なお、この価格にはOffice Home&Business 2021が含まれます。
ウインタブでは価格調査をしていませんが店頭でもそれなりの割引が受けられると思いますし、1月20日現在まだラインナップされていないものの、Webオリジナルモデルでは(無料の会員登録をすれば)かなり大きな割引を受けられますので、実際には上記の予想価格よりも安く購入できると思います。WebモデルではOffceなしも選べますし。
4.関連リンク
dynabook GS:Dynabook
dynabook G:Dynabook
dynabook GZシリーズ:Dynabook Direct
※1月20日現在、GZシリーズの2022年春モデルはまだ販売されていません
※なお、ウインタブ読者向けの「クローズドサイト」がありますので、こちらもあわせてご覧ください。(IDとパスワードの入力が必要です)
ID :dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
クローズドサイト開設期間:2022年3月31日(木)17:00まで
※Dynabook Directの会員登録(無料)をするほうが安くなるケースがありますので、念のため必ず会員登録をしてください。