DynabookがノートPC「dynabook S6/X」を発表しました。Sシリーズは同社で「スタンダードモバイルノートPC」と位置付けられ、13.3インチで重さ1.21 kgという取り回しのしやすいサイズ感で使いやすそうな筐体が魅力の製品です。なお、Sシリーズと同等のWebオリジナルモデル「SZシリーズ」も新しくなりましたが、説明がかなりややこしい(両者は似ているようで違いが大きい)ので、別記事にてご紹介する予定です。
1.概要
スペック表
dynabook S6/X | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5-1334U |
外部GPU | なし |
RAM | 8GB(DDR4-3200、最大32GB) |
ストレージ | 256GB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.3インチ(1,920 x 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.3 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素)顔認証対応 |
バッテリー | 駆動時間 動画再生 約5時間 |
サイズ | 305.9 × 201.7 × 15.95 mm |
重量 | 1.21 kg |
コメント
dynabook Sシリーズの最新モデル、主な変更点は「CPUの型番」のみで、第12世代Core i5 1235Uから第13世代のCore i5-1334Uになりました。もともと「Dynabook製の13.3インチモバイルノート」としては非常に購入しやすい価格の製品でしたから、Core Ultraを搭載して高価になってしまうよりも良かったのではないか、と思います。また、カタログモデルに関してはRAM8GB/256GB SSDという構成しかなく、RAMは最大32GBまで増設可能なものの「本体の構造上、お客様ご自身でメモリの交換・増設はできません。交換・増設が必要な場合は、dynabook あんしんサポート 修理相談窓口へご相談ください。」という注釈がメーカーサイトのスペック表にありました。
筐体はアルミ製で、見た目が変わっていないものの、ディスプレイのベゼル幅も細く、スタイリッシュだと思います。また、この筐体は「抗菌ボディ」です。…ちなみに「電源ボタン、ゴム突起部、カメラシャッター、dynabookロゴ、定格銘板は抗菌加工されていない」とのことなんですけど、このあたりの補足を見ると「真面目なメーカーだよなあ…」と思いますねw
キーボードももちろん抗菌加工済み。「86キー(JIS配列準拠)、キーピッチ:18.8mm、キーストローク:1.4mm」と開示されていますので、狭苦しさはありません。
側面と入出力ポートの配置です。やっぱりDynabookの製品はポートを端折らないですね。有線LANポートもしっかり付いています。
2.価格など
dynabook S6/Xは7月19日から順次発売予定で、店頭予想価格は17万円台半ばです。なお、この価格にはMicrosoft Office Home&Business 2021およびMicrosoft 365 Basicが付属します。
パッケージングのいいモバイルノートだと思います。ただ、Officeはいらないとか、RAMは16GB必要、という方もおられると思いますので、その場合はWebオリジナルモデル「SZ/MX」のほうを検討されるといいでしょう(ウインタブでも別記事にてご紹介します)。
3.関連リンク
dynabook S6:Dynabook