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dynabook K1 - 10.1インチの「学習用タブレット&ノートPC」、大人も普通に使いたいデタッチャブル2 in 1です

dynabook K1
Dynabookから、ウインタブ待望の10.1インチタブレット(デタッチャブル2 in 1)が発売されます。「学習用タブレット&ノートPC」と称していますが、店頭販売されますし、Webオリジナルモデルも発売されるのではないか、と思います(この記事を書いている3月4日現在ではまだWebオリジナルモデルについては情報がありません)。この記事では発表された店頭モデルの情報をもとにご説明します。

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1.スペック

dynabook K1
教育市場を意識してのことと思われますが、OSはPro版のみです。CPUのCeleron N4020は開発コードネームが「Gemini Lake Refresh」で、Celeron N4000(開発コードネームはGemini Lake)の後継モデルです。2コア2スレッドで、あまり高い性能とは言えません。ただ、10.1インチタブレットだと今でもAtom Z8350あたりが使われていますので、それを思えば大幅な性能アップとは言えるでしょうね。欲を言えば4コアのN4120(N4100)だとさらに良かったかな、と。

RAMは4GB、ストレージは128GBのフラッシュメモリ(eMMC)です。ここでも「欲を言えば」RAM容量がもう少し大きければ…、というのはありますが、もともとCPUの性能もあまり高くはありませんので、仕方のないところかもしれません。

ディスプレイは10.1インチのWUXGA(1,920 × 1,080)で、IPSという表記はありませんが、「高輝度・広視野角」という説明がありましたので、IPS相当の品質になっていると思います。タブレット製品なのでもちろんタッチ対応し、充電式アクティブ静電ペン(オプション)を使ってのペン入力(2,048段階の筆圧に対応)も可能です。Dynabookのペンは品質に定評があり、描き味の良いものになっていると思います。

入出力ポートはタブレット本体だけだと少々厳しいものがありますが、付属のキーボードにUSB 2.0 Type-Aが2つありますので、キーボード接続時ならノートPCとして必要なポートは確保されます。また、タブレット側のType-Cポートは本体への給電には対応しませんが、USB PDに対応しますので、スマホなどの充電に使えます。

サイズは「特に小さいという感じではない」ですね。この後筐体説明をさせていただきますが、「もっと小さくできたんじゃない?」という気もします。ただ、この製品は「学習用」ということになっていますし、デタッチャブル2 in 1なので、キーボードサイズにもある程度余裕が必要、というのもあったのかもしれません。

2.筐体

dynabook K1
キーボード接続時の正面画像です。ご覧のようにタブレット側(ディスプレイ面)が本体ということもあり、ベゼルはかなり太いです。しかし、学習用とはいいながら、デザインは決して子ども用という感じでもないですよね。

dynabook K1
キーボードはコネクターによる物理接続で、ヒンジつき(ディスプレイ面の角度調整が可能)です。この画像、古くからの読者なら「懐かしい!」って思うんじゃないでしょうか。私もacer Aspire Switch 10という、この製品にそっくりな構造を持つWindows タブレット(2 in 1)を使ってました。

それと、この画像にマウスが写っていますが、このマウス(USB接続のワイヤレスマウス)は付属品です。学習用なので、キーボード操作やマウス操作を学ぶ、という趣旨です。

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dynabook K1
天板(タブレットの背面)です。筐体色は「ゴールド」で、やっぱり子ども用には見えません。大人が普通に使えるデザインです。筐体素材は不明ですが、Dynabookではおなじみの落下試験や振動試験などをクリアしているとのことです。学習用なので、堅牢性は心配いらないでしょう。

dynabook K1
一応タブレットのみの画像も掲載しておきます。

dynabook K1
キーボードです。84キーJIS配列で、文字がキーキャップの中央にあります。見やすさを向上させる目的です。主要キーのキーピッチは17.0 mm、キーストロークは1.20 mmと開示されていて、キーピッチに関しては一般的なノートPC(18 mm強~19 mmくらいです)よりも狭くなっていますので、大人が使う場合は少し慣れが必要だと思います。

dynabook K1
画像上から、キーボード接続時の右側面、左側面、タブレット本体の底面です。キーボード側のUSBポートは定番の位置というか、左右の奥側に1つずつ振り分けられていて、使い勝手はいいと思います。タブレット側のポートはかなり寂しいですね。また、この製品は電源ボタンと音量ボタンが右側面にあります。

タブレット本体の底面にはキーボード接続用のコネクターのほか、microSDカードリーダーも見えます。スマホのSIMスロットのような形状ですね。

3.価格など

dynabook K1は3月13日の発売予定で、店頭予想価格は税抜き7万円前後となっています。この価格は一見高く感じられますが、「OSがPro版」「Office Home & Business 2019が付属」「ワイヤレスマウス付属」です。また、現時点で詳細が不明なのですが、5月31日までの期間にK1を購入すると、本来はオプション扱いのアクティブ静電ペンもプレゼントされるとのことです。これらの付属品、またプレゼントされるオプション品の小売価格を合計すると、ほぼ確実に3万円以上の価値になると思いますので、(Officeはいらない、という人も多いと思いますが)特に割高という印象はなく、「dynabookである」ということを考えればむしろ割安とさえ言えると思います。

あとはWebオリジナルモデルが発売され、OSのバージョンやOfficeの有無、マウスの有無を選べるようになれば、さらに購入しやすくなるんですけどね。ただ、このジャンルの製品はウインタブ内では歓迎されるのですが、一般顧客に「よく売れるか」と言われれば少し不安なところもありますよね。なので、学習用ということではありますが、ウインタブとしてはこういう製品をリリースしてくれたDynabookには感謝したいです。

4.関連リンク

dynabook K1:Dynabook

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