こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。少し前になりますが、11月29日にドスパラで新製品の展示会&VR体験イベントが開催され、参加することができました。公開が遅れてしまったのですが、この記事では新製品展示会で目にした、気になる製品についてレポートします。
ウインタブ的な注目ポイントは、この年末年始に一気に登場することが話題になっているモバイル 2 in 1とノートPCで、12.2インチの「Diginnos DGM-S12Y」と11.6インチの「Diginnos DG-D11IWV」の2機種は実機が展示されていたんですよね。
1.GALLERIAはゲーム機である!
説明会の冒頭、サードウェーブデジノス(ドスパラ製品を製造している会社です)の方のプレゼンがありまして、現状の取り組みなどについての説明をしていただきました。最も印象に残ったのは「GALLERIAはゲーム機である」というお話でした。要するにパソコンを製造しているサードウェーブデジノススタッフは製造関係者であると同時にゲーマーでもあり、ゲームのことを知り尽くし、ゲーマーの心理をしっかり理解した上でGALLERIAを作っている、ということです。
展示会で実機が展示されていた、ドスパラ話題の「CAN PC」ですが、この製品の開発秘話として、「ゲーマーというのはゲーム用のPCにゲーム以外の処理をさせず、完全にゲームに特化した使い方をします。そこで、サブPCを傍らに置いて、チャットをしたり、情報収集したりするのですが、その際に必要な製品としてCAN PCを発想しました。これはゲーマーでもあるスタッフのアイデアです。」ということが説明され、なぜか感動しましたw
日本でも話題になることが増えた「eスポーツ(「エレクトロニック・スポーツ」の略で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称)」について、ドスパラは今後も注力していく、ということも発表されていました。
2.Diginnos DGM-S12Y
12.2インチサイズの新製品「Diginnos DGM-S12Y」の実機が展示されていたので、チェックしてみました。現状ドスパラの製品ページに詳細画像がないこともあり、気になる点も多かったので…。先日書いた紹介記事と合わせてご覧いただけると幸いです。
まず、筺体素材ですが、金属(多分アルミ合金)です。ドスパラ製品は小型タブレットでも筺体素材にアルミ合金を使っていて、この製品もその例に漏れず、ということですね。質感は価格以上に高いと思います。
これがキーボード。重要なキーはしっかりありますが、見た感じキーの数がかなり少なめです。個人的にはPrtScキーがないのが痛いところ。また、タッチパッド左上に指紋センサーがついています。
キーボードはタブレットケース一体型ですが、表面はよくあるスウェード調ではなく、ビニールっぽい感じです。高級感はないですが、こちらのほうが実用性が高いと思われます。スウェード調のものはホコリがつきやすいので、個人的にはあまり好きではないんです。
キーボード面はSurfaceっぽい処理になっていて、2段階にキーボード角度を調整できます。しかし、タブレット本体にキックスタンドがなく、キーボードカバーを台座にしてタブレットを固定します。そのためディスプレイ面の角度調整ができないようです。
あと、画像はありませんが、デジタイザー(N-trig)の使用感を少し試させてもらいました。ソフトウェアが入っておらず、Edgeで試したのみですが、Edgrだと筆圧は256段階となる関係で、1,024段階の筆圧に対応する製品よりはメリハリがありませんでした。おそらく対応するソフトウェアを使えば数段描き味がよくなるものと思います。
3.Diginnos DG-D11IWV / VL
こちらはまだ正式発表前の製品ですが、「ウインタブっぽい」ものです。11.6インチのAtom搭載 2 in 1「Diginnos DG-D11IWV / VL」です。型番からして、Diginnosタブレットと同系列であることがわかります。
展示会にあった製品説明文です。CPUはAtom Z8350、RAMは4GB、ストレージは32GBもしくは64GBとなっています。価格は公表されていませんが、64GB版で5万円くらいかな、と予想します。
この製品はヒンジ付きのキーボードがセットされます。キーボードを接続した状態だと完全にモバイルノートPCに見えますね。
すいません、私が写り込んでますがお気になさらぬよう…。タブレットとキーボードは物理接続でマグネットで固定されます。acer Aspire SwitchとかHP x2 10とよく似た構造ですね。
キーボードです。モバイルノートの場合、例外なく配列に多少の無理が発生しますが、個人的には12.2インチのDGM-S12Yよりもこちらのほうが素直な配列に思われます。特に右側の配列がよりフルキーボードに近くなっています。また、私にとって必須のPrtSCキーもFnキーと同時押しながら、ちゃんと残されてますしw
筺体前面です。タブレット側に電源ボタンと音量ボタンがあります。あと、よく見るとキーボード面の右側にくぼみがありますよね?これはヒンジを閉じた状態から開く際の「手がかり」です。配慮スゲー!
右側面です。画像左端の細長い穴は何なのかよくわかりません。その横からMiniHDMI、USB Type-C、フルサイズUSB、microSD、そしてオーディオジャックです。また、キーボード側にフルサイズUSBポートがあります。
左側面です。タブレット側、画像右端の細長い穴は、これまた何なのかよくわかりません。キーボード側にフルサイズUSBポートがあります。
左右の側面をチェックしてみると、この製品はタブレット側にUSB Type-C(充電兼用)とフルサイズUSB、MiniHDMI、microSDスロット、そしてオーディオジャックを備え、キーボード側に2つのフルサイズUSBポートを備えていることがわかります。少なくともキーボード接続時にはかなりの拡張性が確保されている、ということですね。また、タブレット側に充電用とは別のフルサイズUSBがある、というのもドスパラらしいところです。
背面にはポート類は見当たりません。また、ヒンジ部分にゴム足のようなものがついていますが、これは開口時にこの部分が設置する、つまり背面が浮き上がる構造である、ということを意味しますね。
底面です。筺体素材はおそらくアルミ合金だと思います。
11.6インチと12.2インチの新製品はコンセプトがかなり異なるようです。12.2インチの方はドスパラがアピールしているとおり、Windows Inkなど、手書き入力に注力したものであり、11.6インチの方はよりトラディショナルなノートPCに近い製品、ということができます。また、11.6インチの方はAtom機ということもあり、価格も比較的低めになると予想され、ウインタブ的にはストライクゾーンの製品に思われます。
コメント
はい、Diginnos DG-D11IWV/VLはドストライクです。
正式発表を心待ちにしております。
両端の謎の穴はスピーカーかなと思ってました。
64GBモデルで税込5万円を超えるかどうかが購入の目安です。
こんにちは、コメントありがとうございます。年内に出るようなことを聞きましたが、果たして…。あと、そうっすね、スピーカーっすね。うっかりしてた!
この記事とは関係なくて恐縮ですが、Android機のHUAWEI Mate 9とMediaPad M3が発表されて話題になっていますが、ここでは取り上げないのでしょうか?
素晴らしいコストパフォーマンスでZenfone3の時の様な残念感とは真逆です。
日本ではグローバル価格よりも随分と安くなっていて驚きました。
Windowsスマホでは高性能なカメラを積んだものがないので、Mate 9には憧れます。
こんにちは、コメントありがとうございます。すいません、記事書きます…