こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。そんなに新しい話題でもないのですでにご存知の人も多いと思いますが、私は読者のT2さんのコメントで初めて知りましたので、この記事を書いています。T2さん、情報ありがとうございました。まさに悲報、DELLの8インチWindows タブレット「Venue 8 Pro 5000(5855)」が「販売終息」とのことです!
Venue 8 Pro (5855) 製品終息のお知らせ:DELL お知らせ
非常に簡単な文面なので、リンク先を見てもらえればすぐに内容が把握できると思います。要するに12月16日で販売が打ち切りになる、と書いてあります。
つい先日、ウインタブで「Windows タブレット 機種比較 - 8インチは選択肢が少ないので選びやすいか?(2016年冬版)」という記事で「ハイスペックな8インチはVenueだけ」と書いたばかりです。
Venue 8 Pro 5000は日本で購入できる8インチWindowsタブレット(中国の並行輸入品まで含めてもOKです)の中で唯一CPUにAtom Z8500(一般的に使われているZ8300やZ8350よりもずっと高性能です)を搭載し、これまた唯一RAMを4GB搭載、そしてディスプレイ解像度も国内メーカー製品として唯一(ただし中国製品にはこの解像度のものもあります)FHD(1,920 × 1,200)の製品でした。この製品以外は最新のものであっても「Z8300(Z8350)、RAM2GB、ストレージ32GB、HD解像度」と判で押したようなスペックになっており、唯一ドスパラのみが64GBと比較的余裕のあるストレージを備えた製品「Diginnos DG-D08IW2L」をラインナップしているのみです。
2016年になって8インチWindowsタブレットの市場が一段と縮小する中、DELLのみがこれだけのスペックの8インチを継続生産していましたが、それも間もなくおしまいです。
現状だと8インチWindows タブレットを定期的にリニューアルし、構成を最新のものに保つ努力をしている会社はドスパラとKEIANくらいになってしまいました。マウスの現行機種WN802は自社の通販では取り扱いを終了しており、後継機種の発表もありません。
2017年になると、8インチタブレットの市場はなくなってしまうかもしれませんね。ウインタブはもともと8インチタブレットを購入して、あまりの素晴らしさに感動したことが動機となって開設したサイトです。なので、この状況はかなり寂しいと感じます。
一方でGOLE 1やGPD WINといった超小型のWindowsマシンやスティックPC、ミニPCといった新しいジャンルの製品が活気を見せ始めています。8インチの現状は寂しい限りですが、引き続き「モバイルWindowsデバイス」には最も力を注いでサイト運営したいと思います。
あ、そうそう、そんなわけなので、Venue 8 Proの購入を検討していた人はお早めに…。
関連リンク
DELL Venue 8 Pro 5000 - めっちゃ待ってた!待望のCherryTrail搭載8インチタブレット
Venue 8 Pro (5855) 製品終息のお知らせ:DELL お知らせ
New Venue 8 Pro 5000シリーズタブレット:DELL 製品ページ
コメント
早速取り上げていただいて有難うございます。
敗因(と言っていいのかどうか)としては、まぁWintab様が触れている通り市場のニーズの問題が一番大きいのでしょうが、販売開始時の(恐らくは初期ロット)不具合頻発も少なからず影響しているような・・・。
さらに言えば、いっそのことZ8500ではなくZ8700搭載だったら「ハイエンドな8インチ」という立ち位置がもっと明確になってキャラ立ちが良かったような気もします。
さて、発注中の私の機材はと言えば、当初12/1→12/5になり、一緒に欲しかったスタイラスペンに至っては在庫があるかどうかも不明(調査中)という有様です。
本当に来るのか?
Y2さん、こんにちは、この度は情報ありがとうございました。この製品は心に引っかかっていた人が多いと思うので、駆け込みで結構売れそうですね。あと、8インチは中国でも数が減っていて、ホント、心配っす。
ASUSがAndroidで8インチのZenPad新作出してますし8インチ自体の市場はまだまだありそうですが。
Windowsは10インチ以上の2in1が多数販売されてますね。またYogaBookやZenBook3ような薄型計量の小型ノートPCも続々発表されています。
やっぱりWindowsは需要がキーボードありきなんですかね?
こんにちは、コメントありがとうございます。最後の一文に私も同意です。結局そういうことなのかもしれません。いっそ8インチでクラムシェル作っちゃえばいいのに。
Intelが Atomへの注力を止めたので、もう Atomの継続的な供給が見込めないわけで、しょうがないですよね
GPD WINもこのため GPD WIN2の計画を諦めたわけですし
ここで AMDが超低電圧APUに注力してくれれば一気に市場が取れそうなものですが、これは Zenコア次第でしょうか
次期Windows10mobile用に ARMでx86をエミュレーションする話も聞こえてきてますが、これが実現してくれれば、というかしてくれ!(笑
Astarさん、こんにちは、コメントありがとうございます。中国だと大型のものにApollolake搭載の動きがありますが、10インチ以下に降りてくるでしょうか?できれば8インチも欲しいところですが、厳しいのかな。
トラブルのオンパレードでロマン用とか高級地雷とかもっぱらそんな評価ですし
残念ですけどやむを得ないかも・・・
こんにちは、コメントありがとうございます。確かに初期の頃そういう話がありましたね。8インチは筺体サイズ的にいろいろ難しいのだ、という話を聞いたことがありますけど…
NEC製Lavie Tab W TW708CASは1920×1200表示対応8型国内メーカー製Winタブなので、DELL Venue 8は「ディスプレイ解像度も国内メーカー製品として唯一FHD(1,920 × 1,200)の製品でした」は間違っていると思います。そもそもDELLって国内メーカーでもありません。
Daveさん、こんにちは、コメントありがとうございます。おっしゃる通りなので、記事の言い回しを修正しておきます。あと、ウインタブは国内に拠点を構えて営業している会社を国内メーカーと表現しています。中華との対比を意図しています。