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DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)レビュー - 15.6インチの大型2 in 1、迫力ある動画視聴やゲームが楽しめます。ノートPCとしても高性能(実機レビュー)

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はコンバーチブル2 in 1としては大型の15.6インチ「DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)」の実機レビューです。コンバーチブル2 in 1といえばモバイル利用を念頭においたものが多いですが、最近はDELLやHPを中心に、15.6インチ、重量2 kgを越える「アメリカンサイズ」のものが増えています。このInspironはそれらの製品の中でも比較的低価格で購入でき、ニーズのある人にはとてもうれしい製品だと思います。

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1.スペック

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)スペック表
Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)はCPUのWhiskey LakeのCore i3/Core i5/Core i7を搭載する高性能PCです。ただし、DELL製品によく見られる外部GPUの設定はありません。RAM、ストレージをあわせた基本構成は下記のとおりです。

スタンダード:Core i3/4GB/16GB Optane+1TB HDD
プレミアム:Core i5/8GB/256GB SSD
プラチナ:Core i7/16GB/512GB SSD

Core i3モデルはストレージがHDDとなりますが、Optaneメモリーがセットされていますので、通常のHDDのみの構成よりもシステムやアプリの起動は数段高速になります。ウインタブではまだOptane搭載モデルの実機レビュー経験がありませんが、おそらく実用面でイライラさせられる場面は非常に少ないと思います。

ディスプレイは15.6インチのIPS液晶で全モデルタッチ対応します。コンバーチブル2 in 1なので当然といえば当然ですね。また、DELLアクティブペンにも対応しますが、オプション扱いとなっていて、今回のレビュー機にも同梱されていませんでしたので、描き味の方は不明です。

入出力ポートは15.6インチとしては並、2 in 1としては充実している方だと思います。USBポートは合計で4つありますので、周辺機器の接続で困ることもないでしょう。ただし、Thunderbolt 3など高規格なものではありません。それと、有線LANポートもついていませんし、光学ドライブもなく、オプションでつけることもできません。

DELLの15.6インチというと、サイズが大きい、という先入観がありますが、この製品はコンパクトに仕上がっています。横幅が363.86 mmというのは15.6インチサイズとしては十分に小さいですし、厚さも2センチを切っています。そして重量もギリ2キロオーバーになっていますが、15.6インチサイズとしては悪くないと思います。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
レビュー機のシステム構成です。最上位となる「プラチナ」グレードで、Core i7-8565U/RAM16GB/512GB SSDとなっていました。個人的には「Optane + HDD」の使用感も試してみたかったということと、上にも記載したとおり、スタイラスペンの品質についてチェックしたかった、というのがありましたが、これらの点は残念ながら今回のレビュー対象外となります。

2.筐体

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)同梱物
同梱物です。ペーパー類はクイックスタートガイド(簡単な取説)、安全及び認可機関に関する情報、保証内容説明の冊子、あとはACアダプターが付属していました。ACアダプターの重量は電源ケーブル込みで277 gでした。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
天板です。筐体は金属製で、DELLのInspironらしい、シンプルなものになっています。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)右側面
右側面です。左からSDカードリーダー、USB 2.0、セキュリティロックスロットです。SDカードリーダーは最近15.6インチノートでもしばしば見られるmicro規格ではなく、フル規格なので、より実用性が高いと言えます。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)前面
前面です。こちらにはポート類やボタン類はありません。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)左側面
左側面です。左からDC-In、USB Type-C、HDMI、USB 3.0 × 2、オーディオジャックです。なお、USB Type-Cは映像出力と充電/給電も可能ですが、充電/給電の場合27W以上の電力が必要です。15.6インチなので当たり前といえば当たり前ですが、ポートはすべてフル規格です。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
背面です。こちらには通気口があるのみで、ポート類やボタン類はありません。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
底面です。底面の素材も金属製で、ユーザーがメンテナンスできるような開口部(ハッチ)はなく、バッテリーも着脱式ではありません。この画像の上部が前面開口部(手前側)なのですが、前面に近いところの左右にステレオスピーカーは装備されています。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
キーボードです。ちょっと変わっている、といいますか、15.6インチサイズのノートPCには装備されていることが多いテンキーがありません。そのため、左右の余白(余地)がかなり大きくなっています。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
キートップはフラットで特に加工は施されていません。アルファベットキーのキーピッチは手採寸で左右方向に約19 mm、上下方向は19 mmよりもわずかに狭いくらいで、打鍵には余裕があります。また、この製品にはバックライトが装備されていて、輝度を2段階に調整することができます。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
正面から見たところ。ベゼル幅がわかりやすいように、背景が白いという理由で設定アプリを開いています。この製品の横幅363.86 mmに見合い、ベゼル幅は細めになっているのがわかります。

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)
DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)テントモード
DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)スタンドモード
DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)タブレットモード
この製品はコンバーチブル 2 in 1なので、このように(画像上から)ノートPC、テントモード、スタンドモード、タブレットモードにして使うことができます。モバイルPCサイズとは言えませんが、画面が大きいのでテントモードやスタンドモード、タブレットモードにすると迫力のある画像・映像が楽しめます。

一通り筐体をチェックしてみましたが、コンバーチブル2 in 1ということで強度が必要なんでしょう、筐体素材は金属で、余計な装飾を施していないため、シンプルで好感の持てるものに仕上がっていると思います。ただし、同じDELLのXPSシリーズやHPのSpectreシリーズ、ENVYシリーズのようなゴージャスな印象はありません。このへんは好き好きだと思います。

3.使用感

ディスプレイ

この製品はIPS液晶のFHD解像度ですが、液晶の品質についてはあまり高く評価できません。同じDELLのXPS 13あたりと比較してワンランク下、と感じられます。まず、明るさが不十分です。輝度を100%にしてもやや暗く感じます。私は視力がよくないので、日常の作業では比較的ディスプレイを明るめにして使っていますが、この製品の場合、50%以下だと使う気になれない、という感じです(このあたりは個人差もあると思います)。

また、ディスプレイが暗め、ということもあり、視野角も狭く感じられますし、グレア(光沢)タイプなので余計に反射も気になります。しかし、発色は決して悪くはなく、手持ちの13.3インチノート(IPS液晶、FHD解像度)と比較しても十分にキレイだと感じます。でも…、やっぱりXPSシリーズとかHP Spectereシリーズのような鮮やかさは感じられませんでした。

この製品はペン入力にも対応していて、それをテストできなかったのが残念ですが、15.6インチサイズという大画面でペン入力を楽しめるというのは大きなメリットだと思います。また、大型ノートでタッチパネル搭載というのは意外に数が少ないので、その意味でも価値はあるでしょうね。

スピーカー

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)Wave Maxx Audio
DELLでは「DELL CINEMA」コンセプトのもと、映像と音響には力を入れています。この製品にMaxx Audio Proアプリがプリインストールされていて、細かく音質を調整することができます。また、筐体サイズが大きめで、スピーカーも左右底面にありますので、ステレオ感は豊かに感じられます。

音質のほうは「まずまず」といった感じですが、特段音質へのこだわりは感じられません。標準だと高音がかなり強調されていて、個人的には少し不快に感じるくらいでした。この傾向は音量を上げると顕著になり、音量を抑えて聴くぶんには比較的バランスがいいと感じられました。

Maxx Audio Proアプリをうまく調整し、ボリュームを控えめに聴くと、割と音質がいいと感じられますので、BGM用として使う分には十分でしょう。ただし、他社のトップクラスの製品には及びません。

キーボード

上にも書きましたが、アルファベットキーのキーピッチは手採寸で左右方向に約19 mm、上下方向にはそれよりもほんのわずかに小さいくらいです。数値上は十分な余裕がありますが、15.6インチでテンキーがないので、左右の余白(余地)がかなり大きく、そのせいでしょうか、端っこにあるキーがうまく打鍵できず、ちょっと戸惑いました。なんか、距離感がうまくつかめない、という感じです。

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それと、右端のBackspaceキーやEnterキーがサイズのわりに小さめで、ここも当初戸惑いました。ただし、15.6インチでテンキーなし、というのはパソコンのキーボードとしてはサイズ感に不足があるはずもなく、「視覚的な思い込み」とか特定キーのサイズの小ささに慣れてしまえばかなり使いやすいキーボードと言えるでしょう。

打鍵感はパチパチ系、つまり浅めで確実な打鍵感が得られますので、ノートPCのキーボードとして好感が持てます。打鍵音は「普通~やや小さめ」で、カフェなどで使う分には周囲にあまり気を使わなくても大丈夫かと思います。また、これも繰り返しになりますがバックライトは輝度を2段階に調整できます。バックライト色はホワイトで、明るさも適度、十分に使い勝手がいいと思います。

コンバーチブル2 in 1

この製品はコンバーチブル2 in 1なので、タブレットモードやテントモード、スタンドモードに変形して使うことができます。実際にテントモードにして動画視聴をしてみましたが、画面サイズが大きいこともあり、とても楽しめました。エンターテイメント用途ではこのようなモード変更の恩恵は大きいかもしれません。

ただ、やはりタブレットモードにしてペン入力を楽しむ、というのも試してみたかったですね。DELLのアクティブペンについてはウインタブではあまりテストしたことがないので何とも言えませんが、15.6インチの大画面でイラストやマンガを気持ちよく描けるのであれば、この製品の価値は一気に高まると思います。

バッテリー

ディスプレイ輝度100%にして、バックライトオン、Edgeで音楽を30分ほど流し、テキストライティングやwebブラウジングを30分ほど、合計で1時間使ってバッテリー消費は35%でした。これだとだいたい3時間くらいですね。ディスプレイ輝度を落とし、バックライトを消し、さらにスピーカーでの音楽再生もしなければ稼働時間はもう少し伸びると思いますが、上に書いた通りこの製品のディスプレイはやや暗めなので、あまり輝度を落としたいとは思いません。

15.6インチサイズということもあり、バッテリー稼働時間についてあまり辛辣なことを書くのは控えますが、外出時に外に持ち出すのであれば、ACアダプターも持ち歩いたほうがいいかもしれません。なお、この製品はUSB Type-Cからの充電/給電にも対応し、その場合は27W以上の電力が必要です。

4.性能テスト

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)ドラクエベンチ標準
参考:
iiyama Style 17FH054 i7(Core i7-8750H): 10,659
HP ENVY 13 x360(Ryzen 3 2300U): 10,055
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 10,020
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 9,643
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 9,058
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 8,909
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 8,923
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 8,727
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 8,676
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 8,606
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 8,409
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 8,385
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 8,207
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U): 8,186
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 8,129
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 8,106
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 8,055
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 7,920
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 7,722
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 7,646
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 7,481
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 7,405
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 7,363
DELL XPS 13(Core i7-6500U): 7,230
東芝 dynabook VZ72/B(Core i7-7500U): 7,224
FRONTIER NLK(Core i5-7200U): 7,162
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 7,080
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 7,053
HP ENVY 12 x2(Core i5-7Y54): 7,030
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 7,001

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)ドラクエベンチ最高品質
参考:
iiyama Style 17FH054 i7(Core i7-8750H): 4,821
HP ENVY 13 x360(Ryzen 3 2300U): 4,757
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 4,720
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,706
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,605
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,571
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 4,559
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 4,487
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 4,337
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 4,238
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,234
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 4,210
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 4,199
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 4,165
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 4,128
ドスパラ Altair F-13(Core i5-7200U): 4,115
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 4,003
HP Spectre x360(Core i7-7500U): 4,003
DELL XPS 13(Core i5-7200U): 3,958
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,895
NEC LAVIE Direct HZ(Core i7-6500U): 3,787
東芝 dynabook DZ83/J(Core i7-8550U):3,724
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,674
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 3,670
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,645
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,634

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)DDONベンチ
参考:
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 4,465
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 4,385
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,375
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 4,247
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 4,154
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 4,079
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 3,987
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 3,985
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 3,951
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 3,940
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 3,935
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 3,921
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 3,890
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 3,858
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 3,665
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 3,596
iiyama Style 17FH054 i7(Core i7-8750H): 3,554
HP ENVY 13(Core i7-8550U): 3,487

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)3D Mark
参考:
HP ENVY 13 X360(Ryzen 3 2300U): 1,513、5,396
Lenovo ThinkPad X280(Core i7-8550U): 1,211、4,871
DELL XPS 13(9380)(Core i7-8565U): 1,189、4,586
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 1,178、4,574
DELL XPS 13(9370)(Core i7-8550U): 1,161、4,719
Microsoft Surface Laptop 2(Core i5-8250U): 1,157、4,652
Microsoft Surface Pro 6(Core i5-8250U): 1,136、4,524
ドスパラ Altair F-13KR(Core i5-8250U): 1,126、4,746
東芝 dynabook AZ65/G(Core i7-8550U): 1,116、4,367
HP Spectre x2(Core i5-7260U): 1,114、4,389
富士通 LIFEBOOK WU2/C3(Core i7-8565U): 1,111、4,325
NEC LAVIE Direct NEXT(Core i7-8550U): 1,097、4,471
東芝 dynabook VZ82/F(Core i7-8550U): 1,084、4,282
iiyama Style 17FH054 i7(Core i7-8750H): 1,082、4,559
ドスパラ Critea DX-KS F7(Core i7-8550U): 1,070、4,365
DELL Inspiron 13 7370(Core i7-8550U): 1,020、4,358
富士通 LIFEBOOK WU2/B3(Core i7-8550U): 1,017、4,350
HP Spectre 13(2017)(Core i7-8550U): 1,000、4,304
Lenovo ideapad 520(Core i5-8250U): 984、4,262
富士通 LIFEBOOK WS1/B3(Core i7-8550U): 949、4,137
マウス m-Book J(Core i5-8250U): 942、4,118
東芝 dynabook UZ63/F(Core i7-8550U): 936、3,972
※左からFireStrike、SkyDiverのスコア

今回は個別ゲームのベンチマークソフトである「ドラゴンクエスト X ベンチマーク(ドラクエ)」「ドラゴンズドグマオンライン ベンチマーク(DDON)」そして汎用のベンチマークソフト「3D Mark」をテストしました。なお、PC Markについてはエラーが出てしまい計測ができませんでした。最近PC Markの測定ができないことが非常に多くなっているので、原因を調べてみようと思います。

スコアの方ですが、全体的にWhiskey LakeのCore i7-8565Uを搭載する製品としては低めのスコアとなりました。非常に悪い、ということはもちろんなく、許容範囲内で、Whiskey LakeというよりはKaby Lake R(Core i7-8550U)に近い感じのスコアだと思います。

この製品は外部GPUの搭載もなく、コンバーチブル2 in 1筐体ということで、発熱などにも配慮したセッティングになっているのだろうと思われます。実際、筐体が大きいこともあり、ベンチマークテスト中でも筐体の発熱は小さいものでした。また、ファン音も小さめで、耳障りという感じでもありませんでした。

5.まとめ

DELL Inspiron 15 5000 2-in-1(5582)はDELL公式サイトで販売中で、4月13日現在の価格は90,453円(税込み97,689円)から、となっています(セール価格です)。また、レビュー機の構成(プラチナモデル、Core i7/RAM16GB/512GB SSD)だと125,313円(税込み135,338円)です。

まだ日本では比較的数が少ない15.6インチのコンバーチブル 2 in 1の多くは「ハイエンドマシン」です。具体的にはDELL XPS 15 2-in-1HP Spectre x360 15などで、基本的には20万円以上します(もちろん、それだけの価値がある製品です)。このInspiron 15 5000 2-in-1と価格面で近いのがHP ENVY 15 x360(インテル版/AMD版)ですね。実際に購入検討する際にはENVYのほうと比較して決める、ということになるんじゃないでしょうか。

Inspironを試用してみて、筐体構造が2 in 1でディスプレイサイズが大きいというのは「とっても楽しい」ということを改めて感じました。筐体のサイズと重量から考えて、半据え置き型(たまに出先に持ち出す程度)の使い方になると思いますが、仕事中は普通にクラムシェルノートとして使うとして、エンタメ利用(動画視聴やゲームなど)の際にスタンドモードやテントモードにして使うと、かなりの迫力がありますし、没入感も得られると思います。コンバーチブル2 in 1筐体を採用することによって「さらに重くなる」とか「さらに高価になる」ということであれば躊躇はするでしょうが、この製品は筐体も比較的小さめで重くもなく、筐体変形のメリットやタッチ対応ディスプレイなどを考慮すると、決して割高とは思われません。

今回テストできませんでしたが、DELLのアクティブペンは品質がいいと思われますので、大画面でイラストやマンガなどを書いてみたいというクリエイター系の趣味のある人や、仕事の合間に動画視聴などを楽しみたいという人にも向くと思います。

6.関連リンク(DELL)

New_Inspiron_15_5000_2-in-1(5582) (2019年1月18日発売)

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