こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。ASUSが5月29日に台湾で発表したノートPC5機種のうち、今回は「ZenBook 3 Deluxe UX490UA」を紹介します。先に紹介した「ZenBook Flip S」に似ていますが、こちらはトラディショナルなクラムシェルタイプです。ZenBook 3と言えば、既存モデルに「ZenBook 3 UX390UA」という、めちゃめちゃカッコいい製品がある、ということをご存知の人も多いと思います。さて、「デラックス」になるとどう変わるんでしょうか?
1.スペック
OS: Windows 10 Home/Pro
CPU: Intel Core i5-7200U / i7-7500U
RAM: 8GB / 16GB
ストレージ: 512GB / 1TB PCIe 3.0 x 4 SSD、256GB SATA3 SSD
ディスプレイ: 14インチ(1,920 × 1,080)
ネットワーク: 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
入出力: USB Type-C(Thunderbolt 3)× 2、USB 3.1 Type-C、 オーディオ
バッテリー: 46Wh 9時間
サイズ: 329 x 210 x 12.9 mm / 1.1 kg
この製品とZenBook 3 UX390UAとの最大の相違点は「ディスプレイサイズ」です。UX390UAは12.5インチですが、こちらは一回り大きい14インチとなります。CPU、RAM、ストレージに関してはいくつかの選択肢の中から選べるようになっていますが、RAMはDDR3ながら2133MHzと高速で、ストレージもPCI Express 3.0 × 4と、一般的なSATA3のものよりも3倍高速(メーカーによる説明)な仕様が選択できます。
ディスプレイは上に書いたとおり14インチでゴリラガラス 5を採用しており、狭ベゼル設計です。また、入出力ポートも完全に次世代系、といいますか、USB Type-Cで固められ、いずれも3.1規格、うち2つはThunderbolt 3となっています。その分HDMIとかDisplayPortとかD-subとかはついてないですけどね。
そして、すごいのがサイズで、14インチながら厚さ12.9 mm、重量はわずか1.1 kgです!ちなみに12.5インチサイズのZrnBook 3 UX390UAも910 gという超軽量筺体ですから、「ライト兄弟」ですね(すいません…)
2.筺体
ZenBook 3のイメージカラーともいえる「ロイヤルブルー」が使われており、正直初めてみたときは「見分けつかねえよ」と思いました。ディスプレイサイズが全然違うので、実際そんなことはないんですが、こうして画像だけ見ていると12.5インチ版のUX390UAと区別するのが難しいくらいに同じようなデザインになっています。
上にも書いたようにこの製品のディスプレイ面は狭ベゼルです。ちなみに12.5インチ版UX390UAも同様に狭ベゼルですが、ボディに対する画面の比率はUX390UAの82%から84%に上昇し、ベゼル幅も7.6 mmから7.46 mmと、一段と細くなっています(肉眼でその差がわかるとも思えないレベルですけどねw)。
キーボードです。日本で発売される際には日本語配列になると思います。当然バックライトがつき、キーストロークは1.2 mmを確保しています。また、タッチパッドはジェスチャ対応(最大4本の指まで)で、指紋センサー(Windows Hello対応)もタッチパッド内についています。
筺体色はロイヤルブルーのほか、「クオーツグレー」が設定されています。筺体素材は12.5インチ版のUX390UAと同じく「宇宙工学素材(キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)」のアルミ合金」です。通常の合金よりも50%頑丈(メーカー説明)とのこと。また天板にはASUSの必殺技である「『禅の精神』からインスパイアされたスピンメタル加工」が施されています。
3.価格など
ASUS ZenBook 3 Deluxe UX490UAはもともと1月のCES 2017で発表されていた製品で、当初の発売予定が5月だったのですが、今回の発表会では詳細な発売時期が確認できませんでした。価格の方は1,199ドル(約134,000円)からと発表されています。つまり、Core i5/8GB/256GBでこの価格、ということです。
14インチでモバイルもラクラク、というパッケージングの製品は徐々に増えており、ウインタブ的には「ThinkPad X1 Carbon」を筆頭に上げたくなります。ちなみにX1 Carbonは14インチで1.13 kgから、価格もレノボ直販サイトのクーポン価格だと12万円台から購入できます。そうするとThinkPad推しとしては「じゃX1 Carbonのほうがいいじゃん!」となってしまいますが、そこは個人のお好み、でしょう。
ThinkPadが、ということではなく、14インチの軽量ノートというのは必ずしも無風状態ではなく、私達が頭を悩ませる程度には競合機種があります。なので、ZenBookもこれらの競合機種を向こうに回しての戦いに参入することになりますね。また、私たちにしても候補機種がひとつ増え、うれしい悩みが増えることになってしまいます。
4.関連リンク
ASUS Presents The Edge of Beyond at Computex 2017:ASUS プレスリリース(英語)
ASUS ZenBook 3 Deluxe UX490UA:ASUS 製品紹介(英語)
コメント
エンターキーがもっと大きかったらいいのにと思うのだけど。
それにしてもかっこいいですね。ブルーとか最高じゃないですか。
高いけど。
こんにちは、コメントありがとうございます。たぶんですけど、日本語配列の場合、Enterキーが縦長になることが多いので、この製品もそうなる可能性がありそうです。
ありますよね…航空機にも採用さてるアルミとか宇宙工学アルミとか。
これの場合薄型なので強度確保で7000番台かな…?宇宙って書いてあるし。7000番台って強度はあるけど耐食性がめちゃ悪いらしいです。
腐食問題起こした林檎6sもソレだったからちょっと心配。
わらびもちさん、こんにちは、コメントありがとうございます。腐食の知識はありませんでした。おしえていただいてありがとうございます。しかし、大仰な表現だな、とw もちろん本当のことなんでしょうけど。
外付けグラボに対応してるらしいですねこれ
こんにちは、コメントありがとうございます。それは知りませんでした。そうなったらすごい、というか、めちゃめちゃハイスペックマシンになりますね。外付けGPUユニットって結構高価だし、GPUは別に買わなきゃいけないのでかなり高くつきますけど。
こんにちは。
こちらのUX490uaは、現在Joshinでオリジナルで販売されているものでしょうか?
みつさん、こんにちは、コメントありがとうございます。スペックなどは同じのようですが、Joshinが「オリジナル」と称しているので確証はありません。