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ASUS ZenBook 14 UX434FL - タッチパッドがサブディスプレイ!ZenBookの14インチにニューモデル、30周年記念モデルも!

ASUS ZenBook 14 UX434FL
こんにちは、ゆないとです。最近のASUSは挑戦的なデザインや機能を搭載した製品を出すことが多いと感じませんか?過去にもスマホ・タブレット一体型のPadFoneやファッショナブルでクラッチバックのようなデザインのZenPadなど、昔から特徴的な製品もありましたが、近頃は特にその印象が強いと感じます。

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そんなASUSから、先日ウインタブで紹介した「ASUS ZenBook Pro Duo UX581GV」を始め、PC製品3機種、スマホ1機種の日本発売が発表されました。今回、その中からZenBookシリーズの14インチモデル「ASUS ZenBook 14 UX434FL」を紹介していきます。Pro Duoほど尖ったデザインではありませんが、似た特徴のパーツが目を引きます。

1.スペック

ZenBook 14 スペック表
LenovoやHPなどのような直販サイトで購入する際にカスタマイズができるものとは異なり、ASUSはある程度仕様が決まったモデルを選択して購入する形になります。こうすることであまり迷わずに選択できるので、そのあたりASUSはコンシューマー向けの印象が強いと感じます。

ZenBook 14は大まかに分けて、Core i7モデルとi5モデルになります。スペック表でi5モデルが2つに分かれていますが、付属するOfficeソフトが異なります。WPS OfficeかMicrosoft Officeかの違いです。

OSはWindows 10 Homeです。個人利用の場合はHomeエディションでも十分かと思います。CPUはIntel製第8世代CPUのi7-8565Uまたはi5-8265U(開発コードネームは「Whiskey Lake」)。既に最新の「Ice Lake」を搭載したモバイル2 in 1も発売されていますが、Whiskey Lakeは現状のスタンダードと言えますし、十分に使っていけますね。

外部GPUとして、「NVIDIA GeForce MX250」が搭載されています。プレスリリース記載のスペックを参考にするとVRAMは2GBです。もちろんゲーミングPCに搭載されているものには及びませんが、スペースが限られ、CPU内蔵のグラフィックスメモリのみとなることが多いモバイルノートとしては高性能で最新のものです。特に3D性能を考慮して開発されているので、(比較的ライトな)3Dゲームや動画編集に効果を発揮してくれそうです。

また、RAMとストレージですが、Core i7モデルが“16GB+1TB SSD”、Core i5モデルが”8GB+512GB SSD”です。

そして、この機種のセールスポイントとなるディスプレイです。どこがセールスポイントかといいますと、“ディスプレイが2つある“ということですね。「ScreenPad 2.0」と呼ばれるサブディスプレイは通常のノートPCのトラックパッド部分にあり、5.65インチのタッチ液晶になっています。

2.0ということからも分かる通り、昨年発売されたZenBook Pro 15に搭載されていたものの改善版と言えます。通常のマウスカーソル操作の他、テンキーを表示したり、各アプリを使用することができます。動画編集ソフトウェア開発のCorel社を含むメーカーと連携しているということで、クリエイターを意識した機能ですね。

ネットワークは802.11acに対応しており、Bluetooth5.0が搭載されています。入出力ポートでは、USB3.1 Type-Cが1つ、USB3.1 Type-Aが1つ、USB2.0が1つあります。モバイルとしては十分な数ですが、クリエイター向けを意識しているでしょうから、もう少し多いと良いと感じました。必要な場合は別途ハブなど用意すると良いかもしれません。その他、microSDカードリーダー、HDMI、マイクヘッドフォンコンボジャックが搭載されています。

カメラは92万画素の赤外線カメラが搭載されていて、「Windows Hello 顔認証」に対応しています。私も使用していますが、ログインが簡単で本当に楽です。個人的にはモバイルノートとしてマストな機能と言いたいところです。

バッテリー稼働時間はCore i7モデルが約7.8時間、Core i5モデルが約8.2時間となっています。しかし、あくまでもスペック上の数字ですので、実稼働時間はもう少し短くなるかと思います。

サイズは319 × 199 × 16.9 mm、重量が1.3kgです。前モデルよりも更に小型化・軽量化されたことで話題のLenovoのThinkPad X1 Carbonの2019年モデルが323 × 217 × 14.95 mmなので、同じ14インチのディスプレイでもさらに縦幅と横幅が抑えられていることがわかります。

厚さは16.9mmと、14インチモバイルノートとしては標準的ですが、とても薄いと言って良いと思います。重さも1.3kgなので、持ち運びも苦にはならなそうです。

スペックを見る限りでは、特徴的なタッチ液晶のトラックパッドがあり、GeForce MX250も搭載されているので、クリエイターを意識したモバイルPCと言えます。しかし、動画編集やゲームをしない層には少し使いこなすのが難しそうな気がします。少なくとも、ブラウジングをして、NetflixやPrime Videoを楽しみ、記事を書く程度の使い方の私には必要がないかもしれません。でも…ロマンがありますよね。タッチ液晶。

2.筐体

ZB14天盤画像
天板です。ZenBook共通のデザインで、スピン加工されたかっこいい仕上げとなっています。画像でも光があたっているのがわかりますが、ASUSのロゴのみのシンプルさ、光の当たり具合がラグジュアリーな雰囲気で魅力的ですよね。素材はアルミニウム合金です。剛性はしっかりしていそうですね。

ZB14ディスプレイ
ディスプレイ部分です。ベゼルはとても狭いですね。左右はもちろんのこと、Webカメラがある上部ベゼルも余分なスペースはありません。下部のベゼルも左右のベゼルくらい狭く、画像を見る限り、まるでディスプレイのみが浮いているようです。

ZB14キーボード
キーボードとトラックパッドです。画像は英語配列ですが、日本仕様は86キーの日本語配列となります。もちろんバックライトも搭載され、キーとフレームの隙間もないのでホコリ混入の心配もありません。キー自体も大きいのでタイピングは快適だと思います。唯一気になるのは電源ボタンがキーボード内にあることです。日本語配列でもこうなるでしょうか。また、ローズゴールドのトリムバーにASUS ZenBookのロゴがおしゃれですね。

ZB14left
左側面です。入出力はスペックのところでも記載しましたが、そこでは触れなかった残念なところがあります。それは充電ポートです。DC-INなんです。スペック上の充電時間は2.5時間のようで、特段遅いということはないですが、USB Type-Cからの充電に対応している製品が増えている中では正直なぜなのかという印象です(メーカー説明ではこのType-Cは「映像出力と本機への給電はサポートしていません」とのことです)。

ZB14right
右側面です。micoSDカードリーダー、USB2.0、マイクヘッドフォンコンボジャックがあります。ジャックの隣にはインジケーターがあります。充電とアクセスランプでしょうか。充電のランプが左側面のDC-IN付近についていないのも珍しいような気がします。

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エルゴリフトヒンジ説明
ディスプレイ部分を開くと、筐体後部が上昇する「エルゴリフトヒンジ」を備えています。タイピングがしやすくなるほか、冷却性を高めたり、スピーカーからの音の出力も良くなるという利点があります。何よりも

スピーカー説明
スピーカーはオーディオメーカーのHarman/Kardonと協力して音作りしているため、高クオリティの音に期待ができそうです。動画視聴時には、スピーカーで楽しむという選択肢もあるかもしれません。

ScreenPad2.0説明
特徴的なScreenPad 2.0は標準搭載の各種機能から、Quick Keyという機能を使って、(普通なら)複数キーの同時押しが必要なショートカットもワンタップで実行が可能になるということで、自分独自の操作性を作り出すことができるようになっています。ここだけでも十分いじり甲斐がありますね。

3.ASUS設立30周年記念モデル(UX334FL)

Edition30説明
台湾のASUSTeK Computer Inc.の設立が30周年で、それを記念した13.3型の「ASUS ZenBook Edition 30」が発売されます。その他、PCではなくスマートフォンでも30周年モデル「ZenFone 6 Edition 30」が用意されています。どちらも台数限定です。サイズは異なりますが、ASUS ZenBook Edition 30についてこちらに記載をいたします。

ASUS ZenBook Edition 30 スペック表
主なパーツは同じですが、違いは以下の通りです。OSがWindows10 Proになり、画面サイズは13.3インチ、バッテリーの駆動時間 がi7モデルなら約10.4時間、i5モデルなら約10.2時間になっています。

ディスプレイサイズが変わるので、302 × 189 × 18.5 mmと、よりコンパクトですが少し厚みが増しています。また重量が微増し、1.35kgとなっています。バッテリー駆動時間が延びていますが、ディスプレイサイズが小さくなった割に重量はほとんどかわらないので、より容量の大きいバッテリーを積んだことが考えられます。

さらに特別な付属品もあります。専用スリーブとワイヤレスマウス、マウスパッドが付いてくるようです。

筐体

E30天盤
天盤はパールホワイトの革張りとなっています。スタートレックのロゴのような3角形の30周年記念ロゴとそこから伸びる3本線はステッチです。上品な見た目ですよね。

E30画面
14インチと同じくベゼルはギリギリまで狭くなっています。左の隅に30周年記念のロゴがありますね。アクセントカラーは変わらずローズゴールドですが、このホワイトにもとても似合っています。キーボードの刻印は控えめです。

側面説明
側面説明
右側面、左側面ともにポートの配置は変わりません。しかし、ディスプレイの側面はダイヤモンドカットが施され、ローズゴールドカラーの彩色がされています。

付属品
付属品も、本体と調和のとれたものになっています。マウスパッドは革風のテイストで、スリーブケースは革で出来ています。革づくしで、PCという機械ではありますが、使っていて変化を楽しむということができそうです。

4.価格など

ASUS直販サイトでは計3モデルが掲載されています。
【ASUS ZenBook 14 UX434FL】
①ASUS ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-8565):税別183,500円(税込198,180円)
発売日:2019年9月下旬以降
②ASUS ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-A6002TS):税別166,500円(税込179,820円)
発売日:2019年8月23日
③ASUS ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-A6002T):税別144,500円(税込156,060円)
発売日:2019年8月23日
【ASUS ZenBook Edition 30 UX334FL】
④UX334FL-30ASUSi7:税別179,030円(税込:193,352円)
発売日:9月中旬以降
⑤UX334FL-30ASUSi5:税別149,030円(税込:160,952円)

Core i7モデル(UX434FL-8565)が欲しい場合は、9月下旬まで待つ必要があります。予約は可能のようですので、「待っていた」という人は急いだほうが良いかもしれません。特に、30周年記念モデルは数量限定なので更に人気がありそうですね。

ScreenPadという面白い機能がパワーアップして搭載されていますし、クリエイターにとって役に立つ機能になること間違いなしです。デザインもエレガントでいてシンプルな所有欲を満たしてくれそうですので、映えるノートPCがほしいと思っていたユーザーにも刺さると思います。

正直、充電ポートなどの入出力に気になる部分はあるものの、コンパクトで、ディスプレイもスピーカーも高性能と言って良いレベルなので、クリエイターからエンタメを楽しむようなライトなユーザまで、多くの人から人気が出そうな気がします。私としても、「自分の推しであるThinkPad」以外でおすすめする候補筆頭にしたいです。

5.関連リンク

ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-8565)(Core i7)icon
ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-A6002TS)(Core i5、Office)icon
ZenBook 14 UX434FL(UX434FL-A6002T)(Core i5)icon
ASUS ZenBook Edition 30 UX334FL(UX334FL-30ASUSi7)(Core i7)icon
ASUS ZenBook Edition 30 UX334FL(UX334FL-30ASUSi5)(Core i5)icon

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