記事にアフィリエイト広告を含みます

ASUS Vivobook S 15 S5507QA - Snapdragon X Eliteを搭載する15.6インチノート、薄型軽量でディスプレイも有機EL

ASUS Vivobook S 15 S5507QA
ASUSがノートPC「Vivobook S 15 S5507QA」を発表しました。ディスプレイサイズが15.6インチで重さが1.42 kgと、モバイル利用もできる魅力的なパッケージングの製品ですが、何と言っても「WoA(Windows on ARM)機である」というのが最大の特徴で、CPUにSnapdragon X Elite X1E-78-100を搭載しています。

スポンサーリンク

1.スペック

スペック表

  Vivobook S 15 S5507QA
OS Windows 11 Home
CPU Qualcomm Snapdragon X Elite X1E-78-100
外部GPU なし
RAM 32GB(LPDDR5X-8448、オンボード)
ストレージ 1TB (PCIe 4.0 x4、NVMe/M.2 )
光学ドライブ なし
ディスプレイ 15.6インチ(2,880 × 1,620)120Hz
ネットワーク Wi-Fi 7(a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth
入出力 USB4 Type-C(映像出力、PD対応)× 2、USB3.2 Gen1 Type-A × 2、microSDカードリーダー、HDMI、オーディオジャック
カメラ Webカメラ(207万画素)顔認証対応
バッテリー 70Wh
サイズ 352.6 × 226.9 ×14.7-15.9 mm
重量 1.42 kg

コメント

えー、ウインタブでは過去に何度かWoA機の実機レビューをしていますが、はっきり言ってあまりいい印象はありません。パフォーマンスは決して悪くはなく、使いにくいということもないのですが、WoA機のメリットとされる「スリープからの爆速復帰」とか「長時間のバッテリー駆動」という点について「Intel CoreやAM Ryzen搭載機と比べても全然すごいとは思えない」と思えたのと、価格が高めなこともあって「これなら普通にCore i7とかRyzen 7のノートPC買うわ(パフォーマンスが悪くないとは言っても、結局Core i7とかRyzen 7には及ばないので)」と感じられたのがその理由です。

しかし、Vivobook S 15 S5507QAが搭載するSnapdragon X Elite X1E-78-100はひと味もふた味も違うようです。もちろんウインタブではまだこの型番をテストしていませんが、各所の評価が非常に高く「x86アーキテクチャのSoC(CPU/APU)を上回るパフォーマンスを発揮しつつ、高い省電力性を確保」「Geekbench 6.2.1におけるシングルコアスコアは、IntelのCore i9-13980HXやAppleのM2 Maxチップを上回りつつも、消費電力を前者に対しては最大70%、後者に対しては最大30%削減できるという」(いずれも出所はIT Media)とのこと。

スポンサーリンク

ASUS Vivobook S 15 S5507QA
また、ASUSではSnapdragon X Elite X1E-78-100が非常に高い性能のAI処理チップ「NPU」を搭載していることから、「AI処理性能の高さ」を強くアピールしています。ASUS独自のAIアプリも搭載しているそうです。一度試してみたいものですね。

RAMとストレージは32GB/1TBと大容量です。このあたりも「AIのローカル処理」を念頭に入れたものと言えるかもしれません。

ASUS Vivobook S 15 S5507QA

クリックで拡大します

ディスプレイにはASUSが注力している有機ELパネルを搭載、15.6インチで解像度も2,880 × 1620と高精細で100%DCI-P3の色域に対応しリフレッシュレートも120Hzと高速です。

2.筐体

ASUS Vivobook S 15 S5507QA
ASUS Vivobook S 15 S5507QA
冒頭にも書きましたが、Vivobook S 15 S5507QAはWoA機であるというだけでなく、15.6インチというスタンダードノートサイズでありながら薄型で重量が1.42 kgと軽く、モバイルノートとしても使えるサイズ感です(バッグはちょっと大きめのものを使いましょう)。筐体素材は「オールメタル」と説明されていました。筐体色は現時点だと「クールシルバー」のみです。

ASUS Vivobook S 15 S5507QA
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「102キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード) (JIS配列)」と開示されています。バックライトは「シングルゾーンRGB」なので、お好みの色にして使うことができ、イルミネーションにも対応します。

ASUS Vivobook S 15 S5507QA
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で4つ、うち2つがUSB4規格でmicroSDカードリーダーとHDMIポートも装備しています。

3.価格など

ASUS Vivobook S 15 S5507QAは6月18日の発売予定で、ASUS Storeではすでに予約販売がスタートしています。価格は249,800円です。

RAMやストレージの容量、ディスプレイの品質、そして薄型軽量の筐体と、25万円弱という価格に見合うパッケージングの製品だと思いますが、正直なところ、私はまだWoA機について印象が良くなったとは言えず、各所でレビュー記事が出揃うのを待とう、と思います(残念ながらウインタブでは実機レビューの予定はありません)。

4.関連リンク

ASUS Vivobook S 15 S5507QA (S5507QA-HA321W)icon:ASUS Store

スポンサーリンク