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ASUS ROG Flow Z13 - 13.4インチ、デタッチャブル2 in 1タイプのゲーミングPC、日本発売です!

ASUS ROG Flow Z13
ASUSがデタッチャブル2 in 1タイプのゲーミングPC(ゲーミングノートあるいはゲーミングタブレット)「ROG Flow Z13」を日本で発売しました。この製品については1月に海外発表された際に紹介記事を掲載しており、日本仕様のスペックや筐体デザインもほぼ海外仕様と同じ(キーボードの配列など、変更点もあります)です。製品の詳細については1月の紹介記事をご覧いただくとして、この記事では先日開催された内覧会で撮影した画像を掲載しつつ、価格などについてご説明したいと思います。

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1月に掲載した紹介記事はこちらです。
ASUS ROG Flow Z13 - 第12世代Core i9搭載、デタッチャブル2 in 1タイプのゲーミングノート!Microsoft Surfaceによく似た構造です

1.ROG Flow Z13 スペック

スペック表

  ROG Flow Z13 GZ301
OS Windows 11 Home
CPU Intel Core i5-12500H/Core i7-12700H/Core i9-12900H
外部GPU なし/NVIDIA GeForce RTX3050/RTX3050Ti
(すべて”Laptop”)
RAM 16GB(LPDDR5-5200)
ストレージ 512GB/1TB SSD(PCIe 4.0 ×4)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 13.4インチ(1,920×1,200)タッチ、120Hz
13.4インチ(3,840×2,400)タッチ、60Hz
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1
入出力 USB4 Type-C(Thunderbolt 4)、USB3.2 Gen2 Type-C、USB2.0、microSDカードリーダー、オーディオジャック、ROG XG Mobileインターフェース
カメラ イン92万画素/アウト799万画素
バッテリー 駆動時間6.5-8.1時間
サイズ タブレット:302×204×14.5mm
キーボード:302.8×220.72×5.6mm
重量 タブレット:1.12-1.18 kg
キーボード:340 g

バリエーションモデル

GZ301ZA-I5UMA:Core i5/なし/16GB/512GB/WUXGA
GZ301ZC-I7R3050:Core i7/RTX3050/16GB/512GB/WUXGA
GZ301ZE-I9R3050TE:Core i9/RTX3050Ti/16GB/1TB/WUXGA
GZ301ZE-I9R3050TE4K:Core i9/RTX3050Ti/16GB/1TB/4K
※左からCPU/GPU/RAM/SSD/ディスプレイ

海外で発表された際の紹介記事では全3バリエーションでしたが、国内モデルは全4バリエーションで、Core i9/RTX3050Tiモデルに2種類のディスプレイ(1,920 × 1,200解像度と3,840 × 2400解像度)が設定されました。

コメント

ROG Flow Z13はタブレットが本体となるデタッチャブル2 in 1タイプのゲーミングPCです。タブレットの内部に第12世代(Alder Lake-H)のCore i5/Core i7/Core i9とGeForce RTX3050/RTX3050Tiを搭載し、単体でタッチ操作によるゲームプレイが可能なほか、付属のキーボードや外付けのコントローラーなどを接続して、一般的なゲーミングノートと同様のゲームプレイもできます。もちろん高性能なCPU/GPUを搭載しているので、クリエイティブワークやパワポ職人のビジネス利用もこなせます。

タブレットが本体ということで、冷却性能に不安を感じますが、この製品はCPUグリスにThermal Grizzly社製の液体金属グリスを使用し、一般的なヒートパイプと比べ、広い放熱面積を可能とするベイパーチャンバーを搭載しています。実際の冷却性能については現状なんとも言えませんが、メーカー側で特別な対策をとっているのは間違いありません。

スペック表を見ていただくと、外部GPU非搭載のCore i5モデルはともかく、Core i7/Core i9モデルに関してはPCゲームも問題なくプレイできるくらいの構成にはなっています。また、外付けGPU BOX「ROG XG Mobile(GeForce RTX3070/RTX3080搭載)」の接続も可能で、XG Mobileがあればゲーミングノートとしてもハイエンドクラスのスペックとなります。

ディスプレイについても、Core i9モデルで4K(3,840 × 2,400)ディスプレイを選択できますので、クリエイターのニーズにも応えることができます。

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2.ROG Flow Z13 筐体

まずはメーカーの公式画像から。

ASUS ROG Flow Z13
本体前面です。13.4インチサイズと、タブレットとしては大型ですし、厚さは14.5 mm、重量も1キロ越え(GeForce搭載機では1.18 kg)なので、AndroidタブレットやiPadのように「片手でひょいひょい」取り回せる感じではありませんが、タブレット製品としてはベゼル面が細くてカッコいいです。

ASUS ROG Flow Z13
「カッコいい」と言えば背面です。CNC アルミニウム合金製の筐体にASUSらしい遊び心のあるデザインが採用されています。画像右にある「小窓」からはメイン基板が覗けるようになっています。また、Microsoft Surfaceシリーズに似たキックスタンドは最大170度までの開口が可能で、別売りのASUSペン(Microsoft Pen Protocol 2.0)を使えば4096段階の筆圧に対応するペン入力が可能です。

では、補足として、内覧会で撮影した画像を掲載します。

ASUS ROG Flow Z13

ASUS ROG Flow Z13
付属のキーボードを接続したところ。Surfaceシリーズと同様、キーボードの角度調整が可能な構造です。

ASUS ROG Flow Z13
キーボードです。国内仕様は日本語配列のものが用意されます。内覧会で簡単に触った程度ですが、打鍵感のしっかりしたものでした(会場は静かとは言えなかったので、打鍵音は確認できていません)。

ASUS ROG Flow Z13
XG Mobleを接続したところです。ROG Flow Z13は13.4インチとゲーミングノートとしてはコンパクトサイズなので、XG Mobileはちょっと大きく見えますね。

3.ROG Flow Z13 価格など

ASUS ROG Flow Z13は2月17日に発売され、ASUS Storeでの価格は下記のとおりです。

GZ301ZA-I5UMA:Core i5/なし/16GB/512GB:199,800円
GZ301ZC-I7R3050:Core i7/RTX3050/16GB/512GB:239,800円
GZ301ZE-I9R3050TE:Core i9/RTX3050Ti/16GB/1TB:254,800円
GZ301ZE-I9R3050TE4K:Core i9/RTX3050Ti/16GB/1TB/4K:269,800円
※税込み価格
※30日間返品保証対応
※あんしん保証プレミアム3年パックプレゼント

また、外付けGPU BOXのROG XG Mobileの価格は下記の通り。

GC31R-026(RTX3070):254,800円
GC31S-026(RTX3080):269,800円
※税込み価格
※搭載GPUはLaptop版です

個人的には「本体は思ったよりもちょっと安い、でもXG Mobleはずいぶん高い」と感じます。XG Mobileは単にGPUを搭載しているだけでなく、非常に豊富な入出力ポートも備えていますので仕方ないのかもしれませんけど、「とりあえず本体だけでいいかな…」と思う人も少なくないでしょうねw

本体とキーボード面が分離できるゲーミングPCはかつてASUSが製品化したことがあります(ROG Mothership)が、当時100万円近いお値段だったりしたので、普通に手が届く2 in 1製品としてはROF Flow Z13が初ではないかと思います。

メインのゲーミングPCとして、ご自宅でゲーミングデスクトップPCを使っている人の外出用サブ機として、クリエイターPCとして、そしてビジネスPCとして、幅広い用途が想定できる製品だと思います。

4.関連リンク

ROG Flow Z13icon:ASUS 特設サイト

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コメント

  1. 匿名 より:

    i5モデルはスペックがライトゲーマー向けなのに20万はちょっと..って思いましたけど(こっちはこっちで高いけど)XG Mobileをつければグラフィックは強化できますし,持ち運べる軽量なゲーミングノートとしてはこの重量帯だと性能も最高クラスなので割とありかもしれません.(X13の方が安いしGPUもあるっていうツッコミはなしで)

    • wintab より:

      ASUSの方(この人もゲーマー)が言ってましたけど、自宅でデスクトップPCでゲームをしているので、携帯用としてぜひこの製品が欲しいとのことでした。しかしまあ、XG Mobileをセットすればメイン機にできそうですよね。おっしゃるようにXG MobileありきならCore i5モデルも俄然魅力的になりますしね。

  2. 匿名 より:

    オールインワン勢であればdGPU一択、XG Mobile狙いならiGPU一択でしょうね
    そう考えると筐体が共通なのはちょっとマイナスかな

    XG Mobileは…まあお高いですね
    モバイル用eGPUを作ろうとすると電力効率とi/o効率(レイテンシ対策)、省スペース化で
    コスパ度外視でラップトップ用GPU+PCIe独自コネクタの贅沢仕様にせざる得ないので
    据え置きeGPUより必然的にお高い箱になるのはしょうがないか

    ただデスクトップ用eGPUでもあり得ないほど価格が高騰してるので
    何が安くて何が高いのかワケわからん時代ですけどね…

    • wintab より:

      私、どうしてもXG Mobleの値段は「無理」って思っちゃいますね。これ買ったら本体2台分になっちゃうし。おっしゃるように「コスパ度外視」のガチ勢向けかと。