こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。少し遅くなっちゃいましたが、先日リリースされたASUSのSIMフリーAndroidスマホ「ZenFone 3 Deluxe(5.7インチ)を紹介します。記事タイトルにあるようにZenFone 3の中では「いちばんいいやつ」です。なお、「普通のやつ(ZenFone 3)」と「真ん中のやつ(ZenFone 3 Deluxe 5.5インチ)」についてはすでに紹介記事を書いていますので、そちらをご覧ください。
ASUS ZenFone 3 - SIMフリーでハイスペックなAndroidスマホ、3バリエーションで新登場
ASUS ZenFone 3 Deluxe(5.5インチ) - ディスプレイ、RAM、ストレージを強化したデラックスなSIMフリースマホ
1.スペック
この製品は同じ名称「ZenFone 3 Deluxe」の5.5インチ版よりも格段にスペックが上です。CPUはSnapdragonの800番台、つまりハイエンドラインの最新モデル「821」ですし、RAMは6GB、ストレージはなんと256GBです。そしてディスプレイは5.7インチの有機EL、FHD(1,920 × 1,080)。これだとパソコンとしてもミドルスペックくらいなんじゃないか?と思いますね。外部ディスプレイとキーボードつなぎたくなりますわ。
カメラの方もイン800万画素、アウトが2,300万画素と一段と強化されていますし、ポートもUSB 3.0のType-Cです。WindowsだとUSB 3.0 Type-Cがついてると飛躍的に拡張性が高まるのですが、Androidだとどうなんでしょうね?この記事を書くタイミングが遅れちゃったので、大手情報サイトなどでこの製品の紹介記事が出揃っていますけど、「スマホの拡張性」についてはあまり触れられていないです。Windows 10 Mobile機とはこの辺の感覚が違いますね。
ともあれ、この製品のスペックは最新かつ最高で、SIMフリー機というものに対する「どうせ中下位スペックなんでしょ」という先入観も全部吹き飛んでしまうくらいのレベルかな、と思います。
2.筺体
筺体は5.5インチのZenFone 3 Deluxeにそっくりです。カラーも「ゴールド(上の画像)」と「シルバー(下の画像)」の2色で、5.5インチ版と変わりません。この製品(5.7インチ版)と5.5インチ版だと、ちょっと見ただけでは違いがわからないと思います。
こうしてみるとようやく違いがわかりますね。左が5.7インチ、右が5.5インチです。5.7インチのほうが若干筺体が細長くなっているのと、ベゼルが細くなっていますね。ベゼルが細い分だけ「5.7インチのほうがカッコいい」というベタな感想になってしまいますが、実用上はまず見分けがつかないと思います。
3.価格など
ASUS ZenFone 3 Deluxe(5.7インチ)は10月下旬の発売予定となっており、ASUSの直販サイト「ASUS Shop」では現在予約注文を受付中です。価格もさすがに高くて税込み96,984円です。
非常にスペックの高い製品なので、安易に割安だとか割高だとかは言えないものがありますが、買えと言われて簡単に買える人のほうが少ないだろうと思います。「スマホに10万出すのかよ!」っていうのが正直なところ。
ウインタブ読者と私の関心ごとは「HP Elite X3」ですね、ハイエンドのWindows 10 Mobile搭載用のスマホです。ディスプレイサイズと解像度以外はZenFone 3 Deluxe(5.7インチ)のほうが上です。しかし、Elite X3って「拡張性」という夢があるんですよね。本体価格はZenFone 3 Deluxe(5.7インチ)よりも安いけれど、「買わないと意味がない」周辺機器が多いので、トータルな出費はElite X3のほうが上かもしれません。
自分なりに勉強のつもりでメジャーなSIMフリーのAndroidスマホであるZenFone 3を見てきましたけど、最下位ランクのZenFone 3(無印)は「こんなのWindowsでも作って欲しいなあ」と思いました。しかし、最上位のこの製品はWindowsスマホユーザーにとって、そんなに羨ましくは感じないだろうと思います。いいとか悪いとかじゃなくて、2つのOSで「ハイエンド機」に期待されるものが異なる、ということでしょう。スマホゲーマーなら迷わずZenFoneなんでしょうし。上にも書きましたけど、この製品のスペックを見て「キーボードとディスプレイが欲しい」と思っちゃいましたもん。きっと読者の一部も私と同じことを考えるんじゃないでしょうか?
4.関連リンク
ASUS ZenFone 3 Deluxe(5.7インチ):ASUS Shop
コメント
海外版だとau3G SIMが使えたとか囁かれてますが
安いガラケー3G SIM契約+格安MVNOなんて組み合わせができるのであれば
夢がありますよね。
あとは高価な品ほどバッテリー交換費用や保証が気になるところです。
こんにちは、コメントありがとうございます。SIMフリー機推進派なんですけど、これはさすがにお高い…
少し前までは「SIMフリー=低スペック」だと思ってましたが、最近は国内メーカー製を凌ぐスペックの物も出るようになったのですね。
国内メーカー製のスマホもスペックが停滞しているような気もしますし、SIMフリーの優位性も増すかもしれないですね。
とはいえ、今の時点だと「そんな高性能なAndroidスマホで何するの?」という疑問もありますが。
マルチウィンドウな7.0が降りてくれば、拡張性が生かせるかも?
こんにちは、コメントありがとうございます。これほどのスペックだと、ゲーマーくらいかなあ、と思いますね。めちゃめちゃ快適なんでしょうけど、価格がなあ。
この型のウリは有機ELパネル搭載なところだと思います。
特性からAlways On Displayにも対応していたりと、先端技術てんこ盛りでガジェット好きには相当に魅力的な端末に仕上がってると感じます。
惜しむらくはNFCは備えながらもFeliCaに対応してない所ですね。日本特有の規格なので止む無しではありますが、残念な事です。(日本向けでは)FeliCaに対応してきたiphoneとは対照的です。
こんにちは、コメントありがとうございます。Windowsスマホなんで、Felicaって何?美味しいの?くらいな感じです。しかしAndroidって奥が深いですね…。
技適さえあればxiaomiのあれでええやんってなる値段と大きさと性能ですからねえ
ただxperiaなんて買うくらいならこっちの方がって感じはあります
こんにちは、コメントありがとうございます。Xperiaはキャリアモデルしかないのが残念ですね。ウインタブはSIMフリー機しか取り上げないつもりなんで。
ストレージはUFS2.0ではないんですね。
こんにちは、コメントありがとうございます。すいません、わかりません…