中国の大手メーカー「Xiaomi」の「Redmi」には普及価格帯の製品が多いですが、最近はかなりハイスペックなものも増えています。この記事に先立ち、ライターのかのあゆさんが「Redmi Note 8 Pro」を紹介してくれましたが、この製品はCPUやカメラ性能が非常に高く、もはや「普及スマホ」という感じではなくなっています。今回ご紹介する「無印のRedmi Note 8」は価格も低めで購入しやすいものになっていますが、やはり価格に見合わないくらいのスペックを備えています。
1.スペック
この記事を書いている9月13日現在だと、この製品にはまだグローバルROM版はありません。Xiaomi製品は「MIUI」という独自UIを採用しているのですが、中国版ROMとグローバルROMがあり、中国版ROMのほうを購入してしまうと「Google関聯サービスなし、日本語ロケールなし」ということになってしまいますので、Xiaomi製品の知識が豊富な一部の人を除き、グローバルROM版が追加されてから購入するのが安心です。この製品でもおそらく近日中にグローバルROM版が追加されるものと思われます。
CPUはSnapdragon 665で、Antutuスコアが14万点ほどになりますので、MediaTek製のCPUだとHelio P70と同じくらい、ミッドハイクラスの性能になります。RAMは4GB/6GB、ストレージは64GB/128GBで、RAM4GB/ストレージ64GB、RAM6GB/ストレージ64GB、RAM6GB/ストレージ128GBという3つのバリエーションモデルが設定されています。
ディスプレイは6.3インチのFHD+解像度で、水滴型ノッチを採用しています。流行のポップアップ式インカメラではないですね。
しかし、カメラ性能は価格に見合わず高水準です。アウト側がクアッドカメラになっています。メインが48MP、8MPの広角レンズ、2MPの深度測定用レンズ、そして2MPのマクロレンズです。私の経験上、Xiaomiのカメラは「スペックの数値を裏切らない(中華の新興メーカーは裏切ることも多い)」ので、この製品のカメラ品質も期待ができます。
2.筐体
水滴型ノッチの「水滴のところ」がかなり小さくなっています。一言で「水滴型」と言っても千差万別ですからねえ。また、この製品は前面背面とも「ゴリラガラス5」が使われていますので、特に背面の仕上げが美しいと思われます。
背面のクアッドカメラは見た目上、かなりの迫力があります。また、背面の中央付近に「うっすらと」指紋センサーが見えます。
筐体色はブルーの他、ホワイトとブラックがあります。ホワイトの方はグラデーションがキレイだなあ、と思います。実機はどんな感じなんでしょう?
3.価格など
Xiaomi Redmi Note 8は中国の通販サイト「Banggood」で9月13日現在「In Stock Alert(入荷お知らせ)」というステイタスになっていて、まだ販売はスタートしていません。参考価格は4GB/64GB版が209.99ドル(22,954円)、6GB/64GB版が239.99ドル(26,233円)、6GB/128GB版が289.99ドル(31,699円)です。現行機Redmi Note 7の価格を考えると、実売期にはもう少し価格が下がるものと思われます。また、スペック説明のところにも記載しましたが、Xiaomiスマホに詳しくない人はグローバルROM版が追加されてから購入されることをおすすめします。
しかし、48MPカメラって、最近だと「当たり前」になっちゃいましたね。しかもこの製品はクアッドカメラでしょ?UMIDIGIなど、勢いのいい中国の振興メーカーが増えているように思いますが、「XiaomiのRedmi」は新興メーカーの製品と価格面で一歩も引けをとっていないように思われます。実用本位で選んで後悔しない製品ブランドと言えるでしょう。
4.関連リンク(Banggood)
Xiaomi Redmi Note 8(4GB/64GB)
Xiaomi Redmi Note 8(6GB/64GB)
Xiaomi Redmi Note 8(6GB/128GB)