こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日ライターのかのあゆさんと「ウインタブの読者が中華スマホを購入するとして、どんな製品を考えるだろうか?」という話になりました。で、「スペックが高いとか個性的な、売価が2万円くらいのものでしょうね」というのが二人の結論でした。
中国の通販サイトである「Gearbest」「Banggood」「geekbuying」などを詐欺サイトだと騒ぐ人はめったにいなくなりました。また、サービス品質も日進月歩で、購入のハードルは低くなっていると思います。しかし、スマホにせよタブレットにせよ、製品そのものの信頼性は日本メーカーの製品よりは依然として劣っていますし、日本で購入するよりも初期不良対応や故障時の対応に不安があって、あまり高額なものに手を出したくない、というのはあると思います。
その一方で、中国メーカーのガジェットは同一価格帯の日本メーカー製品と比較すると断然高性能なので、多少のリスクを犯しても「一度使ってみたい」という人は多いと思います。で、その辺のバランスが一番いいのがスマホの場合だと「2万円くらい」なのではないか、と思うんですよ。先日実機レビューした「Lenovo ZUK Z2」がいい例だと思います。
そんなわけで、今年のウインタブが紹介し、レビューしていくスマホは「2万円くらいでスペックが面白いもの」を中心にしていこうと思います。
で、今回紹介する「UMI Z」はまさにこの類型に当てはまる、「おお、これいいじゃん!」なスマホです。
1.スペック
OS: Android 6.0(Android 7.0へのOTAアップグレード予定あり)
CPU: MediaTek Helio X27(10コア Cortex Z72 2.6GHZ)
RAM: 4GB
ストレージ: 32GB
ディスプレイ: 5.5インチIGZO(1,920 x 1,080)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 4.1
入出力: USB Type-C、オーディオジャック
カメラ: イン1,300万画素 / アウト1,300万画素
バッテリー: 3,780 mAh
サイズ: 154.6 x 76.8 x 8.2 mm / 175 g
この製品を紹介するのは、「ZUKと同じ匂いがする」からです。先に言っとくと、この製品の価格はBanggoodだと219.99ドル(25,617円)です。CPUはMediaTekの最新鋭「Helio X27」という10コアのものです。
この画像はBanggoodが作った製品動画のキャプチャです。Antutuのスコアは11万点台になっているので、Snapdragon 820よりも若干落ちるとはいえ、誰も文句はないだろう、くらいのレベルです。
RAMはもちろん4GB、ストレージは若干小さめで32GBとなっています。このあたりは低価格の影響が出ているといえるかもしれません。また、ディスプレイはメーカーいわく「シャープ製のIGZO」です。5.5インチと大型ですし、解像度も1,920 × 1,080と、他の上級スマホと変わりませんが、IGZOということなら発色など画質には期待できますよね。
また、カメラは特にインカメラが凝っていて、13メガピクセルの高解像度に加え、セルフィー用のフラッシュも装備されます。アウトカメラも13メガピクセルのデュアルフォーカス(デュアルカメラとは異なります)と、画質にはかなり自信ありげの様子。
それと、OSなんですが、例の「ショップカスタムROM」なのかどうかは製品ページだけだと不明です。デフォルトのROMであればAndroid 7へのOTAアップグレード(Windows Updateのように簡単にできます)が可能となっていますが、ショップカスタムROMの場合はそれが難しい、ということになります。
ただし、メーカーによれば「Pure Android 6」ということなので、メーカー独自のUIが追加されていない、標準的なAndroidのUIである可能性もあります。
2.筺体
筺体は金属製ユニボディです。先日紹介したZUK Z2がややプラスティッキーであったというのとは対照的ですね。また、画像を見る限りかなりの挟ベゼルです。カラーは「ゴールド」と「グレー」の2色ですが、背面の色によって前面のカラーリングも変わるので、色選びは重要かもしれません。
ゴールド色の背面です。「iPhoneに似てるなあ」というのが私の印象ですw まあ、それだけ美しいデザインだ、ということですね。
筺体前面にはホームボタンが一つだけ。このボタンは指紋センサーも兼ねています。また、この製品はUSB Type-Cポートを装備しているのですが、QuickCharge対応なので、急速充電が可能になっています。
3.価格など
UMI Zは中国の通販サイト「Banggood」および「Gearbest」で販売中で、価格はどちらも219.99ドル(Gearbestの円表記だと25,124円、Banggoodだと25,627円)となっています。ただし、Gearbestは2月9日からの発送、Banggoodだと2-7営業日で発送(到着ではありません、念のため)となっており、Banggoodのほうが早めに到着しそうです。
この記事の冒頭に書いたとおり、2017年のウインタブでは「2万円くらいで高スペックだったり、個性的なスペックの中華スマホ」の紹介に力を入れたいと思っています。その意味ではこのUMI Zはそれにピッタリはまる製品かな、と思います。面白そうですよね!
コメント
UMIは余計なアプリ入ってないノーマルAndroidで見た目も操作も良い。レビューしても凄い良い評価だと思う。ただ壊れやすく壊れると修理は無理だと考えた方がいい。
こんにちは、コメントありがとうございます。アドバイス助かります。この製品も実機レビューしてみたいと思います。
UMI SuperはGPSか加速度センサーかはわからないけど位置測位に問題あってMapではちゃんとした位置ささないのでナビアプリは使いにくかった。あの不具合はこれでは直ってるかな?
こんにちは、コメントありがとうございます。確かめてみたいっすね。実機レビューもしたい。でもこの件は諸事情によりレビューには書けんだろうなあw