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Ulefone Armor 5 - IP68レベルの防水・防塵機能をそなえつつノッチディスプレイを採用した「都会派タフネススマホ」

Ulefone Armor 5
中華スマホ市場では見るからにゴツいデザインのアウトドア系スマホがたくさん販売されていて、「ひとつのジャンル」と呼べるくらいになっています。もちろん見かけだけではなく、IP68(スマホとしては最高水準)レベルの防水・防塵性能を備えたものがほとんどです。衣料品でも自動車・自転車などでも「アウトドア」向けの製品というのは固定ファンもいますし、必ずしもアウトドア利用をするのではなく、街中で普通に着たり、使ったりすることも多いです。アウトドアスマホというのも、おそらく一定のユーザー層が存在すると思いますし、「いかにも」なデザインがいいんじゃないか!という人も多いと思います。

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一方で、先日レビューした「Vernee V2 Pro」はIP68レベルの防水・防塵性能を備えるだけでなく、耐衝撃性も考慮された筐体構造ながら、アウトドアスマホ(タフネススマホ)っぽくない外観になっていて、「スーツ姿でも使えるなあ」なんて思いました。今回紹介する「Ulefone Armor 5」も同様で、じっくり見ると結構ゴツいですが、ちょっと見た感じだと普通に美しいスマホ、という感じです。このように落ち着いたデザインのタフネススマホは今後中華製品の間で増えていくかもしれないです。

1.スペック

Ulefone Armor 5
この製品は7月23日現在、中国の通販サイト「Banggood」のみに製品ページがあり、「入荷お知らせ」というステイタスになっていて、近日中に販売がスタートする予定になっています。参考価格は249.99ドル(28,597円)で、この価格はVernee V2 Proとほぼ同水準です。その前提でスペックを見ていきます。

OSは最新のAndroid 8.1で、CPUはHelio P23、RAM4GB、ストレージ64GBですから、ある意味典型的な中華のミッドハイスマホということになります。このスペックだとSnapdoragon 845を搭載するハイエンドスマホには及ばないものの、一部の重量級ゲームを除けばほとんど不満のない処理性能を発揮できると思います。

ただ、ディスプレイはイマイチかもしれません。サイズは5.85インチでアスペクト比18.9:9のノッチ(切り欠き)タイプとなりますが、解像度がHD+にとどまります。これで悪いということはありませんが、中華のミッドハイクラスの製品であればFHD+にしてほしかったかな、と思います。

カメラ性能はソフトウェア補間後でイン13MP、アウト16MP + 5MPと、数値上は高性能です。実際の撮影品質については実機を試してみないとなんともいえませんが、一応美白モード(正確にはFace beautyモード)も搭載されています。

サイズは…、デカいですが、アウトドアスマホとしてみれば許せるレベルですね。重量228 gとかは一般的なスマホとしては「論外」となるものの、アウトドア系の5.85インチスマホとしてはむしろ軽量な部類となります。

Ulefone Armor 5
SIMスロットの画像です。ご覧のようにNano SIM × 2もしくはNano SIM + microSDカードとなります。なお、DSDS(SIM2枚挿しによる同時待ち受け)は中華スマホの場合「対応」となっていても日本では使えないケースが多いので、「使えればラッキー」くらいに考えたほうがいいです。

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Ulefone Armor 5
また、この製品のバッテリーは5,000 mAhで、これでも十分大容量といえますが、中華スマホだと13,000 mAhとかの「超巨大バッテリー」を搭載する製品もありますので、それらと比較するとおとなしめです。

しかし、器用です。上の画像のように「リバースチャージ(Ulefone Armor 5をモバイルバッテリー代わりに使える)」に対応しますし…、

Ulefone Armor 5
ワイヤレス充電(Qi規格)も可能です。中華のアウトドアスマホはほとんどの機種がUSBポートをパッキンで塞ぐ形で防水性能を実現していて、充電のたびにパッキンを着脱していると経年劣化で防水性能を失ってしまうのではないか、ということが危惧されますが、ワイヤレス充電に対応していると、この心配はかなり軽減されます。

Ulefone Armor 5
アウトドア系のプリインストールアプリも充実しています。ただし、全て日本語対応してくれるとも思えないですけどね。

2.筐体

Ulefone Armor 5
エッジ部分が強力に補強されているのが見ただけで伝わってきます。しかし、背面のデザインが「普通」なので、筐体色ブラックを選んだ場合、アウトドアスマホとしてはかなりおとなしい外観となります。

外観上の特徴はなんと言っても「ノッチディスプレイ」ですね。アウトドアスマホではかなり珍しいです。ノッチ部分はやや大きめですね。筐体素材は側面がラバー+金属、背面はおそらく(強化)プラスティックだと思います。

Ulefone Armor 5
背面は一般的なスマホと同様、コーティングされていて美しい光沢があります。それと、側面画像を掲載できないのですが、ボタン類は右側面に電源ボタンと音量ボタンがあるのみで、SOSボタンなどはついていないと思われます。

なお、背面には指紋センサーが装備されますが、今どきの中華スマホらしく、顔認証にも対応します。

Ulefone Armor 5
筐体色はブラックのほか、ブルーも選べます。ただし、ブルーにした場合、側面の補強部分がブラックのままなので、よりアウトドアスマホっぽさが強調される感じですね。

3.価格など

Ulefone Armor 5は中国の通販サイト「Banggood」に製品ページがあり、近日中の発売となります。記事中にも触れましたが、7月23日現在の参考価格は249.99ドル(28,597円)となっています。

250ドル近辺の価格ということでこの製品の弱点を指摘すると、「ディスプレイ解像度がイマイチ」というのがありますが、それ以外は非常に充実したスペックになっていると思います。特に充電まわりの「リバースチャージ可」というのと「ワイヤレス充電可」というのは大きいですね。

アウトドアスマホ(タフネススマホ)が好きな人にしてみれば、デザインがおとなしすぎる、ということになるでしょうし、一方でアウトドアスマホがほしいんだけど、デザインがゴツすぎるのはどうも…、と考えている人には素晴らしい製品と言えそうです。ニーズの有無と、あとは好みの問題ですね。

4.関連リンク

Ulefone Armor 5:Banggood

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コメント

  1. 匿名 より:

    ノッチの左側に4Gのマークが2つ出ているので、DSDSではなくDSDVでは無いでしょうか?