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UAUU T30Pro レビュー - 外付けキーボードを接続してメモを取るのにも使ってます。Android 13世代 8インチタブレット(読者投稿:吟遊詩人さん)

UAUU T30Pro 実機レビュー
こんにちは、吟遊詩人です。今回は個人的に買った8インチタブレットが思いがけず、良かったので実機レビューをお届けします。ウィンタブではあまり馴染みがないメーカー「UAUU (ユアユー)」の製品です。

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日本のAmazonではluckymystore名義にて販売されていますので簡単に買えると思います。Amazonを見ていただくとわかりますが、UAUUはタブレットを多数発売しているメーカーです。

本機の特徴は8インチでSoCがT606、メモリ6GB、ストレージが128GB、重量340gというちっちゃくてもちゃんとしてる(?)エントリークラスのタブレットです。

ここがおすすめ
・8インチのIPS液晶で1920×1200ピクセルで高画質
・WidevineはL1で動画サブスクサービスで高画質が期待できる
・メモリは6Gあり安定動作
・4G通信対応
ここはイマイチ
・筐体はプラスチックで高級感などは皆無。また、背面は特に指紋跡が残りやすい
・4G通信対応だが、VoLTEには非対応
販売サイトはこちら
UAUU T30Pro

1.スペック

  UAUU T30Pro
OS Android 13
CPU UNISOC T606
RAM 6GB(メモリ拡張機能により最大12GB)
ストレージ 128GB (eMMC(推定))
ディスプレイ 8インチIPS(1,920 × 1,200)59Hz
LTEバンド FDD: B1/B3/B5/B8/B18/B19/B26/B28full
TDD: B40/B41
SIM
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac(Wi-Fi4,5相当)
Bluetooth5.0
入出力 USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック
カメラ フロント5MP/リア13MP
バッテリー 5,100 mAh
サイズ 210 × 126 × 9.3 mm
重量 340g(公称値)/ 339 g(実測値)

2.付属品・筐体

UAUU T30Pro 同梱物
同梱物は本体、マニュアル、保証書、電源アダプター(Type-A/5V2A出力)、USBケーブル(Type-A⇔Type-C)、SIMピンです。マニュアルは、かなりしっかりした説明書になっています。もちろん日本語ですし画面キャプチャもふんだんに使われており、タブレットが初めてという人でも戸惑わないと思います。とはいえ、ウィンタブの読者さんにはおそらく無用なものです。

UAUU T30Pro
この価格帯でベゼル幅に期待してはいけませんが、ベゼルが太いです。特に短辺のベゼルは相当太いです(公式サイトの画像は、まったく盛られていません。UAUUは正直で好感が持てる会社です)。ただ、ベゼルが太いということで逆に言えば、横持ちにした際に誤タップなどが起きず、実はタブレットとしては持ちやすいです。

画面とカメラレンズには最初から保護フィルムが貼り付けてあります。こだわりがなければ、画面の傷防止のためにそのまま貼っておけばいいと思います。カメラレンズのフィルムは最初えらい傷がついてるレンズだなと思って触ったら保護フィルムでしたw 私はこちらはすぐにはがしてしまいました。

本機はレンズ部が出っ張っていますので机に直接置いたりするとガタガタして安定しませんし、傷が付くかもしれません(本体、机両方傷つく可能性があります)。よって保護ケースがあったほうが便利です。T30Pro専用のケースも販売されていますので気になる方は一緒に購入したほうがいいです。カメラが傷つくのはともかく机が傷つくのはまずいので。

ちなみに吟遊詩人は幸いなことに購入後にキャンペーンで保護ケースを頂けました(到着まで10日程度が掛かりましたが)。

UAUU T30Pro 背面カバー
保護カバーを付けるとこんな感じでレンズの出っ張りもなくなります。

UAUU T30Pro スタンド
保護カバーの蓋は自立スタンドのようになります。ただ、角度は変えられません。自立スタンド目当てというよりカバーのおまけ機能と考えたほうがいいでしょう。公式サイトにも記載がありますが、この保護カバーは専用品ですが「蓋を閉じると自動でスリープ」の機能はありません。蓋を閉じても、蓋の向こう側でずっと液晶が光っています。

3.使用感

トップ画像にある通り本機は外付けキーボードと一緒に使うつもりで購入しました。また、座れない環境下でも縦持ちでQWERTYキーボードを表示をすれば両手でポチポチ入力できる大きさなのも魅力です。
※吟遊詩人はフリック入力に馴染めない旧タイプの人間ですw

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本機はAndroid13なのでOSの機能として2画面分割ができます。これにより1920×1200の画面解像度がすごく生きてきます。左側にブラウザ、右側にメモや左側に地図、右側にノートなど何かを見ながらメモを取れるというのは非常に便利です。

また、吟遊詩人も本機を使うまでは知らなかったんですが、タスクの切り替えは「画面」単位で切り替えられるんです。つまり、画面上のタスク切り替えボタンやキーボードでALT+TABを押すと「ブラウザ+メモ」と「地図+ノート」の画面を切り替えられます。

制約として、同じアプリは一つしか起動できなので「ブラウザ+メモ」と「地図+メモ」というように同じメモアプリは設定できません。どうしてもやりたいのであれば、「Jota+」と「Jota+β」のようにベータ版を使うなどの工夫をするしかないです。

また、WindowsなどのPCのアプリと異なりALT+TABやタスク切り替えボタンで「画面」を切り替えるため、フォーカス位置がアプリ単位ではないのが厄介です。つまり画面の切り替えで必ずしも入力途中のメモ側にフォーカスがいく保証がないです。

これは画面単位で切り替える際には結構ストレスです。よって入力メインの作業の場合、タスクの切り替えでマルチタスクするというより画面を分割して行うほうがいいです。(吟遊詩人の苦悩が伝わるといいんですが…。拙い表現力が悔しい)。

しかし、画面分割の場合、分割画面間のタスクの切り替えがキーボードからできません(方法があれば教えてほしい)。ブラウザ+メモでメモを取っていてブラウザをスクロールさせたいと思ってもキーボードからは操作できません。

タブレット画面をタップしてブラウザにフォーカスを切り替えてそのまま指でスクロールさせるか、フォーカス切り替え後キーボードからスクロールさせるしかないんです。これでは、タブレットとキーボードを手が行ったり来たりで作業効率が思ったほど上がりません。

そのため、吟遊詩人としてはThinkPad トラックポイント キーボード IIやウィンタブでも記事になったHHKB Studio等のポインティングデバイス付きのキーボードをお勧めします。

UAUU T30Pro
キーボードにポインティングデバイスが付いていればわざわざタブレット本体をタッチしなくてもフォーカスの切り替えが可能となり作業効率が上がります。ちなみに、最近のAndoroid端末はUSB OTG(USB On-The-Go)をサポートしていますのでキーボードはBT接続だけではなくUSBケーブルでの接続でも大丈夫です。

ケーブルでの接続となると当然取り回しや見栄えが悪くなりますが、接続の確実性とキーボードの価格が下がることとキーボードの選択肢の幅が広がることが期待できます。

本機は、WidevineがL1ですので、サブスクの動画が高画質で見れます。吟遊詩人はAmazon Primeに加入しているのでPrime Videoを見れますので確認してみたところ、ちゃんとHD画質(1080p)で見ることができました。

また本機はステレオスピーカーを搭載しているのですが、縦位置にしたときにステレオになる位置(短辺の下側にスピーカーが二つあります。)になりますのでタブレットを横置きにするとどちらかの側面からしか音が出ません。

こうなるともはやステレオがどうのという話ではないです。幸い、オーディオジャックが付いていますので好きなヘッドホンを接続して楽しむのが正解です。ちなみにスピーカーの音質は、価格の割には頑張ってるかなと思いますが、低音などはそれなりにしか鳴りません。

そもそも、側面にスピーカーが付いていて、性能を最大限発揮しようとすると画面が見えなくなるので、ある程度以上音質を追求するにはヘッドホンしかないです。

また、今回ちょうど友人たちと旅行がありお供に本機を持って行ったんですが、休憩時に次どこに集合するかなどをgoogleマップと口コミを見ながら決めれて、何ならそのまま助手席でナビ代わりに使えて大活躍でした。

GPS精度とジャイロ(画面の縦横の自動回転)はエントリークラスとはいえ、十分実用レベルでした。流石にiPadのようなスムーズさで自動回転とはいきませんが使えないほど感度が悪いということもないです。

アウトカメラはQRコードの読み込みや、Microsoft Lens – PDF Scannerでの書類の取り込みに関してはまあ、問題ないです。ただし、可能な限り真上から撮影しないと周辺のピントが甘く(被写界深度の問題かもしれませんが、アプリでは制御不能)なりがちです。本機で写真撮影を目的とする人はいないと思いますが、全般的にピントが甘めです。LEDライトも結構暗めで、本機を懐中電灯代わりにするのは本当に非常時以外お勧めしませんw インカメラは自撮りすることがないため、どんなもんか評価できません…。zoomとかもする相手がいない…。

LTEについてはSoftBank系のSIMを差し込んで通話ができることまでは確認できました。ただし、VoLTEではなく3Gでの通話になりました。吟遊詩人は他にもSIMなしのスマホ端末が複数あり、基本的に他の端末からのテザリングで運用しているのでSIMは稼働確認のみですぐ抜いてしまいましたので、アンテナ感度/他キャリアのSIM認識状況などはレビューできません。

4.性能テスト

UAUU T30Pro Antutu
Antutu Ver.10はライトバージョンでの測定となります。T606は大体21万から25万と思っていたのでちょっとびっくりしましたが、たぶん上振れで良い数値が出ただけだと思います。しかもハードウェア詳細を見ていくと、画面のサイズがなぜか10.1インチと表示されています。どこかのデータシートが間違ってる感じですね。GPUが3万未満なことから基本的にゲームには向きません。ゲームをやろうとして本機をチョイスする人はいないと思いますが、満足に遊べるとなると、パズル系のゲーム位と思っておいたほうがいいです。

UAUU T30Pro GeekBench
参考までに、Geekbench 6の結果も載せておきます。判っていましたが、エントリー向けですね。

5.まとめ

T30Proは、エントリークラスの8インチサイズAndroidタブレットとして、ちょっとメモリリッチな構成の製品です。エントリークラスながらカメラ回り以外は、大きな不満もなく外付けのキーボードを繋げばメモや執筆活動にはかなりおすすめの端末です。どこでもメモ取りや執筆活動が捗ります。

持ち歩いたりしない前提であれば10インチなど画面が大きいほうが色々便利ですが持ち歩くならこのサイズ感、重量感いいです。でかいスマホ(?!)だと思って両手持ちでの操作も意外といいですよ?

価格ですが、執筆時現在でAmazonにて21,999円税込と特に何も割引がない状態でした。定価だとさすがに高く感じますが、Amazonのセールをよくやっているので、タイミングを見て購入するのがいいと思います。

ちなみに、吟遊詩人は6,000円の割引の際に購入しました。15,000円位でこの性能の小型端末が手に入るとはいい時代になったものです。

6.関連リンク

UAUU T30PRO Android13 8インチ タブレット:UAUU 公式サイト
UAUU T30Pro:Amazon

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