TeclastがAndroidタブレット「T70」を発表しました。…なんと14インチ…。ハイエンドなAndroidタブレットでは14.6インチのGalaxy Tab S10 Ultraがありますが、中国メーカーが手掛ける低価格帯の製品としては異例に大きいサイズですよね。T70はTeclastの上位モデル「Tシリーズ」に属し、SoCもHelio G99を搭載していますので、「Teclastタブレットのトップモデル」と言っていいと思います。
1.概要
スペック表
Teclast T70 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Helio G99 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大20GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | 不明。Teclast製品で一般的な対応バンドを掲載します FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20 TD-LTE: B34/38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | Wi-Fi5、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト13MP+補助カメラ |
バッテリー | 10,000 mAh |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
コメント
ディスプレイを除けば基本的なシステムスペックは特に変わったところがなく、「よくある中国タブレット上位モデル」と同じです。OSはAndroid 14、SoCはHelio G99でLTEに対応し、RAMは8GB(拡張機能により最大20GB)、ストレージは256GBです。
そしてディスプレイです。14インチで解像度は1,920 × 1,200、一般的な10.1インチタブレットよりも92%も大きいです。
筐体は金属製のユニボディ(継ぎ目のないもの)で筐体色は爽やかなブルーです。
カメラまわりは最近のTeclast上位モデルで採用されている「Aura Ringデザイン」、画素数はイン側8MP、アウト側13MPと特筆するような高画素数ではありません。…10インチ級のタブレットでもアウトカメラを使う機会はほとんどなく、まして14インチサイズなら「アウトカメラはなくてもよかったのでは?」と個人的には思いますけどね…。
スピーカーは4つあります。大きなディスプレイサイズで4スピーカー、動画視聴をすると楽しそうですよね。
Teclast製品の多くにはイヤホンジャックがついています。T70にもイヤホンジャックがついていますし、地味に「LDAC対応」だったりするので、音楽鑑賞にも良さそうです。
この記事執筆時点でサイズと重量がわかっていません。ただ、このサイズになると500 g台ということは考えにくく、常時手で持って使う、という感じではないですよね。それよりも「スタンドとして使える純正ケース」が使いやすいものであることが望まれます。純正ケースは間違いなく発売されると思いますし、おそらくセット購入できるようになるでしょう。
また、Widevineのレベルも不明です。WidevineについてはL1である可能性が非常に高いと思いますが、一応Teclastに聞いておきます。
2.価格など
Teclast T70はAliExpress内のTeclast Official Storeに製品ページがあり、11月11日から発売記念セールが開催される予定です。セール価格はわかっていませんが、「AliExpressの中の人(Teclastの人ではありません)」からうかがった情報だと「クーポン使用で200ドル前後(3万円強)」になるようです。
Teclastといえば「もはやAmazonで買うブランド」になっていますが、T70に関しては今のところAmazonには製品ページがありません。また、AliExpressでの発売記念セールが1111セール(シングルデーセール)にぶつけられていますので、すぐに買うならAliExpressがお買い得ですね(というかAmazonでは買いようがない)。
3.関連リンク
Teclast T70:Teclast Official Store(AliExpress)
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
もういい加減G99から進化しろよ
いつまで擦ってんだよと言いたい