TeclastがAndroidタブレット「T40HD」を発売しました。最近のTeclastは「M50HD」とか「T40 Air」とか、「似ているが微妙に違う名称」の製品を次々にリリースしていて、私達ユーザーにはちょっとわかりにくいところがありますが、この「T40HD」はウインタブで先日実機レビューをした「T40 Air」のスペックダウン版です。
「スペックダウン版」と書くとイメージが悪くなってしまいますが、低価格帯のタブレット製品のニーズを考えると「これで十分」だと思います。
なお、この記事ではT40 Airとの相違点に絞ってご紹介します。両者の違いは大きくはなく、筐体もT40 Airと同一と思われますので、使用感についてはこちらの記事をご参照ください。
Teclast T40 Air レビュー - 薄型軽量でWidevineもL1、Teclastの上位モデルらしく高い質感の筐体も魅力
1.製品概要
スペック表
Teclast T40HD | |
OS | Android 13 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.4インチIPS(2,000 × 1,200) |
バンド | FDD:B1/3/5/7/8/20 TDD:B34/38/39/40/41 |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.0 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト13MP+補助カメラ |
バッテリー | 7,200mAh |
サイズ | 246 × 156 × 7.7 mm(推定) |
重量 | 460 g |
T40 Airとの相違点
スペック表から読み取れる、Teclast T40 Airとの相違点は下記のとおりです。
・SoCがUNISOC T616からT606に
・ストレージ容量が256GBから128GBに
これだけ…。SoCの型番変更に伴う性能差は小さく、Antutu Ver.9のスコアがT616は25万点前後、T606は22万点台前半、という感じなので、実際に使っていて性能差を体感する機会は少ないと思います。
ストレージ容量が256GBから128GBに半減した、というのは人によっては無視できないポイントかも知れませんね。しかし、「あまりゲームをしない」「動画などの大容量データをダウンロードする機会が少ない」ような場合は128GBで全く問題ないでしょう。スマホだと写真や動画を撮影する機会が多いですし、ゲームもたくさんインストールするかもしれませんので、昨今は128GBでも足りないという声をよく聞きますが、この製品はタブレットですしねえ…。
ディスプレイやカメラ、LTEバンドなどはT40 Airと同じです。T40 Airのレビューではカメラについては「タブレットのカメラも一昔前に比べるとずいぶん品質が上がったけれど、まだスマホのカメラには及ばない」という感じでした。
また、WidevineもL1なので、動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質視聴ができます。また、中華タブとしては「ほとんど初」となりますが、NetflixでもHD画質視聴が可能です(従来の中華タブレットはWidevine L1でもNetflixではHD画質視聴ができませんでした)。
2.価格など
Teclast T40HDはAmazonで販売中で、10月18日現在の価格は税込み20,315円です。ちなみにT40 Airの価格が20,735円(製品ページにある35%OFFクーポンを使用したもの)なので、現時点でT40HDを購入するメリットは「ない」と言っていいでしょう。
ただし、この製品はこのあと本格的なプロモーションが開始されるはずなので、T40 Airとの価格差が拡大する(T40HDのほうがより安くなる)と思われます。
この先購入検討される際にはT40 Airとの価格差を確認し、よりお買い得と感じられるほうを購入するのがいいと思います。T40 AirもT40HDもタブレットとして質感は高く、重量も10.4インチで460 gと比較的軽量なので、魅力のある製品であるというのは間違いないと思います。
3.関連リンク
TECLAST T40HD:Amazon