T-bao X101A レビュー - ちょっと面白い!SurfaceタイプのAndroidタブレットを試してみます(かのあゆ)

T-bao X101a 実機レビュー
こんにちは。かのあゆです。今回BanggoodからT-baoのAndroidタブレット「T-bao X101A」をお借りしたのでレビューさせていただきたいと思います。この製品は「Surfaceタイプ」のタブレットでありながら搭載OSがAndroidという、ちょっと珍しい製品です。また今回通信面のテストはできませんが、高速LTE通信対応のMicro SIMスロットを搭載していることも特徴となっています。今回製品を提供していただいたBanggoodにはこの場を借りてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。

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1.スペック

T-bao X101A スペック
本端末に搭載されているCPUはMediaTekのMT8783で、LTE通信に対応したローエンドタブレット向けの製品となり、GPUにはARM Mali T720 MP3(3コア)を内蔵しています。性能的にはスマートフォン用におけるMT6737に近い構成と言え、後述するベンチマークスコアもMT6737に近いスコアになりました。

RAMは2GB、ストレージは32GBとなっており、スペック的にはエントリー向けの製品だと言えます。搭載OSはAndroid 7.0”Nougat”で、基本Googleが配布している素のAndroid 7.0そのものとなっていますが、10.1インチタブレット向けに独自のカスタマイズも施されています。

カメラに関してはインカメラが2.0MP、アウトカメラが8.0MPとなっており、以前レビューした8インチAndroidタブレットの「PIPO N8」や「CHUWI Hi9」よりも高画素のセンサーを搭載しています。

また通信面に関しては無線ネットワークが802.11 a/b/g/n/acに準拠しているほか、MicroSIMスロットも搭載しており、LTE通信に対応したモバイルネットワークも利用できます。

2.デザイン

今回Banggoodから提供していただいたT-bao X101Aはオリジナルのパッケージではなく、ショップ側で発泡スチロール製のパッケージに入れ替えて出荷されています。これは、もともとのパッケージの保護が不十分なため、オリジナルのパッケージから発泡スチロール製パッケージに置き換えて保護を強化するための配慮とのことで、Banggoodお得意の手法です。

T-bao X101A 付属品
付属品はSIMピン、ACアダプター、microUSBケーブル、ステレオヘッドフォン(ヘッドセット)、マニュアルとなっています。これとは別にbanggood側で変換アダプターもつけてもらいましたが、今回の試用機に関してはもともと日本でも使用できる仕様のACアダプターが付属しています。

また、ステレオヘッドフォンはどこかで見たことがあるようなデザインになっていますが、この辺に関しては特に突っ込まないことにします(笑)

T-bao X101A 前面
前面は標準的なAndroidタブレットのデザインだと思います。ステレオスピーカーもこちらに配置されています。音質のほうもかなりきれいに出力されており、動画や音楽などのコンテンツを楽しむことができました。

T-bao X101A 背面
背面はMicrosoft Surface風味のデザインとなっています。

キックスタンド搭載
Surface同様背面はキックスタンドとなっており、T-bao X101A本体を立てて使うことができるようになっています。

T-bao X101A 左側面
左側面は電源キーとボリュームキーが配置されています。

T-bao X101A 右側面
右側面は3.5mmヘッドフォンジャック、microUSBコネクタ、microSIMスロットが配置されています。

T-bao X101A 上部
T-bao X101A 下部
本体上部、および下部にボタンや接続用端子などは一切配置されていません。

3.使用感

システム

T-bao X101A ホームランチャー
搭載されているOSは前述の通りAndroid 7.0 “Nougat”で、基本的にGoogleが配布している「素の」Androidそのものとなっています。

一般的なAndroid端末では初回起動時にGoogleアカウントなどを設定するセットアップウィザードが立ち上がりますが、T-bao X101Aの場合はいきなり言語設定が英語の状態でホーム画面が起動します。ただし、Google関連のサービスはしっかり搭載されているので、設定メニューの「アカウント設定」でGoogleアカウントを登録することができるほか、日本語ロケールも収録されているので完全な日本語化も可能です。

T-bao X101A プリインストールアプリ群
プリインストールアプリはAndroid標準アプリのほか、GoogleアプリとしてGoogle検索アプリ、Google カレンダー、Google Maps、Google Photo、Google Chrome、Google Play Music、Google Play Movie & TV、YouTubeがプリインストールされています。

また、ここには表示されていませんが文字入力システムとしてGoogle純正の多言語入力システムの「Gboard」がプリインストールされています。GBoardは「Google日本語入力」相当の日本語IMEの機能も含まれているため、購入した状態で日本語入力を行うことができる状態になっています。

T-bao X101Aではマルチウィンドウも対応
また、T-bao X101Aの独自要素としてPC向けのOSと同じようにマルチウィンドウでアプリを同時に立ち上げることも可能です。Android 7.0ではこれとは別に画面分割表示を標準でサポートしていますが、マルチウィンドウをサポートしているのは少し意外でした。

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ただし、PC向けのOSとは異なり、同時にウィンドウ表示できるアプリは2つまでという制限があります。しかしそれでも例えば動画を見ながら文章作成といった作業をパソコン感覚で行うことができて便利です。

Surfaceタイプということでマウスとキーボードを接続したときの相性も非常によく、PC代わりとしても十分活用できるかもしれません。

T-bao X101A 初回起動時のストレージ使用量
初回起動直後のOSの容量は487MBとコンパクトになっており、空き容量もかなり空いているため大容量アプリのインストールにも十分対応できるようになっています。

ゲームプレイ

3Dゲームの実行は厳しめ
T-bao X101Aに搭載されているMediaTek MT8783に内蔵されているGPUは3コア版のMali-T720 MP3で、MediaTekのスマートフォン向けCPUであるMT6737シリーズに搭載されているMali-T720 MP2(2コア)とほぼ似たような構成であることから、かのあゆが普段プレイしている「Need For Speed No Limits」あたりであれば軽快に動作するだろうと考えていたのですが、意外なことにゲームプレイに支障をきたすレベルではないとはいえ、若干フレーム落ちを起こす結果となりました。

ゲームプレイ自体は可能でしたが、本製品に搭載されているCPUはあくまでタブレット向けのエントリーCPUということもあって3Dゲームのプレイは全体的に重荷かもしれません。もちろん2D主体のライトなゲームであれば問題なくプレイできますし、ゲーム以外の作業に関しても性能不足と感じる場面はなく快適に利用することができました。

カメラ

カメラアプリのUIはMediaTek製SoC搭載スマートフォンでもおなじみのもの
前回レビューした8インチタブレットの「PIPO N8」や「Chuwi Hi8」のインカメラが5MPと控えめなスペックとなっていたこともあり、10.1インチタブレットであるT-bao X101Aに8MPのインカメラが採用されていたことは少し意外に感じました。

カメラのUIはMediaTek製CPUを採用したスマートフォンでもよく見かけるものとなっています。

明るい場所での撮影サンプル
明るい場所での写真クオリティに関しては十分美しいものとなっています。

暗所での撮影サンプル
さすがに暗所の撮影は苦手
逆に暗所に関しては結構ノイズが乗ってしまっています。10.1インチタブレットでたくさん写真を撮る方は少ないかもしれませんが、明るい場所でのスナップ写真撮影程度の用途であれば十分活躍できそうな印象を受けました。

4.性能テスト

Antutu Benchmarkの最新バージョンである7.0がGoogle Playですでにリリース済みとなっており、すでのほかのレビューサイトなどではAntutu v7.x系メインに移行しつつありますが、まだサンプル数が少ないこともあり当面は前バージョンであるAntutu v6.2.7での計測結果も掲載したいと思います。

Antutu v6.2.7

Antutu v6.2.7
参考:
LeEco Le Pro 3(Snapdragon 821): 161,331
LeEco Le Max 2(Snapdragon 820): 135,484
Lenovo ZUK Z2(SnapDragon 820): 132,410
UMI Z(Helio X27): 110,070
Vernee Apollo(Helio X25): 93,251
Elephone S7(Helio X25): 92,543
CHUWI Hi9 (MT8173) : 71,371
Ulefone T1(Helio P25): 67,409
Ulefone Armor 2(Helio P25): 66,331
Ulefone T1 Premium(Helio P25): 64,775
Xiaomi Mi A1(Snapdragon 625): 63,577
Blackview BV8000 Pro(Helio P20): 63,473
DOOGEE MIX(Helio P25): 61,975
DOOGEE Y6 MAX(MT6750): 45,070
CoolPad Max A8(Snapdragon 617): 43,832
Elephone P8 Mini(MT6750T): 42,593
VOYO i8 Plus(MT6753): 39,030
Nomu S10 Pro (MT6737T) : 37,349
Xiaomi Redmi Note 5 (Snapdragon 435) : 36,439
※マウス MADOSMA Q501(Snapdragon 410): 35,663
PIPO N8 (MTK8163A): 32,223
ZOJI Z7(MT6737); 30,616
Ulefone U008 Pro(MT6737): 30,103
※Cube WP10(Snapdragon 210): 29,273
VKWorld Mix Plus(MT6737):27,127
※ドスパラ Diginnos Mobile(Snapdragon 210): 23,785
※FREETEL KATANA 01 (Snapdragon 210) : 22,724
※印はWindows 10 Mobile機

Antutu v7.0.6

Antutu v7.0.6
参考 :
Samsung Galaxy S8 Duos SM-G950FD (Exynos 8895) : 194,363
Samsung Galaxy S8 SC-02J (Snapdragon 835) : 194,096
Sony Xperia X Performance F8132 (Snapdragon 820) : 157,502
Chuwi Hi9 (MT8173) : 88,330
Huawei P10 Lite(Kirin 658) : 78,986
Nomu S10 Pro (MT6737T) : 51,425
VKWorld Mix Plus (MT6737) : 44,558
PIPO N8(MT8163A):39,785

Antutu v6.2.7、v7.0.6ともに前回レビューした「PIPO N8」とほぼ同じようなスコアを計測しています。

Antutu v7.0.6に関してはハイエンド端末向けの3Dテストが実行不可という結果になりましたが、これはMT6737搭載スマートフォンやMT8163Aを搭載したPIPO N8も同様の結果でした。

スコア的にはエントリークラスのスマートフォンとほぼ同性能となっており、使用感でも取り上げた通り3Dゲームの実行は厳しい印象ですが、文章作成などゲーム以外の一般的な利用用とであれば十分快適に利用できる性能だと思います。

ゲームをあまりやらない方や「モバイルゲームは大体スマホでしかプレイしない」というような方であればこれくらいのスペックでも特に不満を感じるようなことはないかと思われます。

5.まとめ

T-bao X101Aは現在Banggoodにて211.99ドル(約22,936円)で販売中となっています。

T-baoという会社自体がWindowsノートPCやWindowsタブレットPCメインのメーカーという印象だったのでSurfaceタイプのAndroidタブレットを出してきたということがかなり意外でした。

性能的にはエントリークラスの製品となるため3Dゲームを楽しむという用途に関しては少し厳しいものの、PC代わりに簡単なオフィス文章の作成や大画面液晶とステレオスピーカーを生かして大画面動画プレイヤーとして使う用途であれば十分活躍してくれそうな一台となっています。

また今回通信面のテストは行っていませんが、モバイルネットワーク接続も対応しているため、海外旅行の際にも強い味方になってくれるでしょう。

また、今回の試用機には付属していませんでしたが、オプションとして256レベルの圧力感度に対応したスタイラスペンも用意されているため、安価なお絵かきタブレットとしても最適かもしれません。

6.関連リンク

T-bao X101A: Banggood

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コメント

  1. NIA より:

    横に据え置くタイプのアンドロイドタブが増えましたね。
    10インチ以上のアンドロイドタブがもっさりさんっていうのがウチ標準なので手を出しにくい機種です。(ATOM機種は除くw)
    256レベルの圧力感知スタイラスペンは魅力ですね。
    値段はもう一声欲しかったな。

  2. 匿名 より:

    Androidのsurfaceタイプが出てくるのを見ると、タブレットの主戦場は10インチに移ってきてると感じる
    こうなってくるとwinの2in1とも競合してくるけどどうなるんだろう