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SERVO S10 Pro - 超ミニサイズながら普通に使えそうなスペックのタフネススマホ、ついでに面白フィーチャーフォンも紹介

SERVO S10 Pro
こんにちは、natsukiです。今回は、Banggoodのセールで見かけた面白スマホを紹介します。ディスプレイサイズたった3インチの、みんな大好き、ミニサイズスマホの「SERVO S10 Pro」です。SERVOというブランドは、フィーチャーフォンを中心にそれなりの実績があり、この他にもラインナップが非常に面白いので、あとでついでに紹介したいと思います。

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さてさて、「小さい」というだけで心くすぐる、このミニサイズスマホの世界。最近は、ウインタブでもよく取り上げるような、腕時計スタイルのAndroid端末も登場してきました。一方でロマンの代償として、肝心の性能部分をいろいろと犠牲にせざるをえないのも、いたしかたのないところ。そんな中でSERVO S10 Proに注目したのは、これ、けっこう普通に十分に使えそうなんじゃないか、というスペックを備えていたからです。

1.スペック

SERVO S10 Pro
この、SERVO S10 Pro、ざっとみたところ、販路としては、Banggoodでプレオーダー中の、2月9日販売開始予定。それと、Aliexpressで扱いがあります。Aliexpressでは、いくつかの出品者で扱っていて、そのうち、「SERVO Official Store」なる出品者もあります。ただし、このSERVO Official Storeは、Aliexpressが直売店や正式販売代理店と認めた出品者に表示される「トップブランドマーク」がついていないので、何を以って「Official」と称しているのかは不明です。とりあえず、SERVOブランドの製品がそろってはいるので、便利な出品者ではありますが、信用度のほどは各自でご判断ください。

さて、スペックですが、情報源によって、重要な点に曖昧な部分があるので、まず指摘しておきます。

SERVO S10 Pro

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もっとも問題なのは、基本となるOSが、Banggoodでは「Android7.0」、SERVO Official Storeでは「Android6.0」となっているんです。しかも、いずれも、文字情報ではなく画像に書き込まれている。普通、こういう画像としての情報で違いが出ることはまずないんですが、これは謎です。いずれにしても、Androidではあるものの、最新のバージョンを追求するような性格の製品ではありません。

あと、気になる重量も分かりません。Banggoodには、550gとの表記がありますが、絶対にそんなわけはないので(笑)。かといって、55gだと、サイズやバッテリー容量から見ていくらなんでも軽すぎるし、完全に不明です。多分、100g程度だとは思うんですけどね。

ともかく、基本的な性格としては、「コンパクト」で「タフネス」ということです。では、もうちょっと細かく注目してみましょう。

2.特徴

普通にスマホとして使えそうな性能

一番の注目点は、ここです。もちろん、高度なアプリとかは厳しいですが、お、けっこうイケるんじゃね? というくらいのスペックを備えています。

処理性能に関する部分を見ておくと、CPUはMT6737。3年前くらいのエントリースマホに多用されたもので、当時のAntutuスコアはだいたい3万点前後と、現在の水準で言えば、フルサイズのスマホなら厳しいものです。しかし、このコンパクトサイズでできることを考えれば、まあ、なんとかなりそうな数値でもあります。実際、Androidタブレットを見ると、エントリークラスタブレットだと、このくらいのスコアでなんとかやっているものはありますから。ディスプレイがミニサイズであることも、処理能力という点では、有利に働くでしょう。さらに、RAMが3GB、ROMが32GBは、十分すぎるスペックです。この端末で多くの記録容量を必要とする使い方はちょっと思いつきませんが、なんかのニッチな需要で必要になれば、microSDカードによるストレージ拡張にも対応しています。

通信面を見てみます。対応4Gバンドは、日本で使える電波だと、バンド1とバンド3のみ。僻地や、入り組んだ建物などの中での通信には不安を抱えます。ただ、メールやLINEチェックなどの軽い通信なら、ぎりぎりでも繋がっていればなんとかなりますからね。ブラウジングについては、最近は文字情報メインのサイトでもそれなりに重いので、快適とは言い難いかもしれません。ただ、そもそもサイズがサイズですから。このスペックで、ブラウジングがどの程度できるかや、Google Mapなどのそこそこの処理能力と通信量を必要とする生活アプリがどのくらい使えるのかは、気になるところです。

Wi-Fiは5Gには対応していなさそう。Bluetoothのバージョンも不明です。いずれも、この端末でバリバリ動画見たりすることはないと思うので、実用十分でしょう。なお、使うかどうかは別問題として、USBポートからOTGでの、マウスやキーボードの有線接続にも対応しています。USBポートがType-Cなのも、嬉しいですね。

ディスプレイ解像度の845×480ピクセルは、3インチなら十分。カメラ性能は、フロントが5MP、リアが13MPと、リアカメラはこれも十分な数値。性能に期待するのは無茶ってもんでしょうが、それだけに、実際どの程度のものなのかワクワクしませんか?

ね? 悪くない感じがしてきたでしょ?

サイズ感

SERVO S10 Pro
サイズ感ですが、例によってというか何というか、画像によって、手のサイズとの比率がまちまち(笑) 上の画像は、Bangggoodの商品ページ冒頭のものですが、これはいくらなんでも加工しすぎでしょう。ディスプレイが3インチとはいっても、タフネススマホなので、ベゼルはそこそこ太いですから。

SERVO S10 Pro
まあ、こんなところかな。サイズの数値は、97.8 ×51.4 ×15.5mmと明確に出ていて、「タフネス」らしく、厚みはそれなりにあります。

タフネススマホとして

SERVO S10 Pro
このSERVO S1 Proは、「タフネススマホ」でもあります。定番のIP68クラスの防塵・防水性能を備えます。

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見栄えも、シンプルながら、タフネスなゴツさと、ちっちゃくまとまった可愛さを両立した良デザイン。カラーバリエーションは3色あり、シックにブラックでキメるか、タフネスらしい赤や黄色のラインで攻めるか、選ぶ楽しみがあります。特に黒の筐体に黄色のラインは、エマージェンシー感増し増しで、いかにもタフネスですね。

SERVO S10 Pro
筐体の作りの特徴的なところとして、ボタンが豊富です。「SOS」ボタンに、トランシーバー用の「PTT」ボタンもあります。トランシーバー用ボタンは、多くのタフネススマホで任意の機能に割り当て可能な場合が多いので、ここは期待したい部分です。あと、製品画像を見る限り、PTTボタンの隣にもボタンっぽいのが見えるんですが、これは何なのかよく分かりません。

ミニサイズスマホの鬼門、電池保ちもなんとかなりそう?

SERVO S10 Pro
タフネスゆえの厚さがありますが、その分、サイズの割には大容量となる1,800mAhのバッテリーを搭載。この手のミニサイズ端末は、多くの場合、どうしてもバッテリー保ちの悪さに悩まされますが、このサイズでこの容量なら、けっこう保つんじゃないかと期待が高まる点です。

3.まとめ

この、SERVO S10 Pro、先述のように、私が確認した限りではBanggoodでプレオーダー中の、2月9日販売開始予定。それと、Aliexpressで扱いがあります。Aliexpressでは、SERVO Official Store(どう「Official」なのか不明な点には注意)などの出品者が扱っています。繰り返しになりますが、販路による非常に重要な相違点として、OSのバージョン表記が、Banggoodでは「Android7.0」、SERVO Official Storeでは「Android6.0」となっていることには、ご注意ください。

記事執筆現在の価格は、Banggoodで13,447円。ただし、いつもの先着順形式で、このお値段は先着20台まで。以後、予約台数とともにお値段が上がっていきます。Aliexpressは、SERVO Official Storeで14,052円に、約900円くらい割引クーポンをつけられそうでです(Aliexpressの割引制度は複雑怪奇なので、いろいろ試してみてください)。あと、片耳ワイヤレスイヤホンも付けてくれるそうです。これは性能に期待しちゃだめですけど。もしスペック通りの実用性を発揮できるとしたら、競合製品がほとんど見当たらないこともあって、これらの価格は十分にお買い得なんじゃないでしょうか。ただ、製品特性上からも、詳細な製品情報に曖昧な点があることからも、冒険的な商品でもありますからねぇ……、うーん、なんとも悩ましい。

4.SERVOブランドからのぞく、楽しいフィーチャーフォンの世界

ところで、フィーチャーフォンの世界は、ある種「何でもあり」なアイデア勝負の製品があふれていて、中でもSERVOブランドは、インパクトの強いラインナップをそろえています。せっかくなので、ついでにちょっと紹介してみたいと思います。

(注:下記に紹介する製品はGSMのみに対応しますので、日本で電話機として使うことはできません。価格が非常に安いので、ネタ的に購入されるのはありかと思いますが、この点のみご注意ください。)

SERVO S10 Pro
これは、機能的にはオーソドックスなフィーチャーフォンの「SERVO AURA」。くるっと回転して蓋が開く、カッコいいデザインです。ちなみに、蓋の裏は鏡になっているそうです。BanggoodAliexpressのSERVO Official Storeなどで扱いがあります。

SERVO S10 Pro
かと思えば、こういう恥ずかしいデザインの「SERVO V8」も。まったく立体感のない、適当なCGが余計に笑いを誘います。AliexpressのSERVO Official Storeなどで扱いがあります。

SERVO S10 Pro
一見、普通な「SERVO R25」。ところが……

SERVO S10 Pro
ぽぽーん! これ、以前、コメント欄で紹介してくださった方もいましたね。AliexpressのSERVO Official Storeなどで扱いがあります。姉妹品の「SERVO R26」もどうぞ。

SERVO S10 Pro
個人的にツボにはまったのが、この「SERVO K08」。うんうん、書きやすさはともかく、ボールペンにカメラとかICレコーダとか電話とかなんでもゴテゴテ付けてみたのって、よく見かけますよね。ただ、このSERVO K08は、そんな凡百の多機能ボールペンとはひと味違って……

SERVO S10 Pro
いったい、なぜそれを付けようと思った!? もう大爆笑。このやる気のないCGもあいまって、笑いすぎておなか痛いっす。BanggoodAliexpressのSERVO Official Storeなどで扱いがあります。

こんな感じで、中華フィーチャーフォンの世界は、SERVOブランド以外でも、マウスと合体させてみたりハンドスピナーになったり、もはや大喜利と化しています。実用性よりも、いかに笑いを取るかで勝負している感すらある。人混みや仕事場で使えば、二度見されること間違いなし!! 一発芸として、いかがでしょう。ウケを取った後どう使うかって? 知らんがな(笑)

5.関連リンク

Servo S10 Pro:Banggood
Servo S10 Pro:Aliexpress内「SERVO Official Store」(ただし「トップブランドマーク」無し)

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