XiaomiのサブブランドPOCOのニューモデル「C75」は国内で10月に「Redmi」ブランドから発売された「Redmi 14C」の兄弟機で、背面の加工が異なりますがほぼ同一の仕様です。中国市場最大のセール日「シングルデーセール(11月11日)」でかなりお買い得になりますので、セールの情報とあわせてご紹介します。
国内版Redmi 14Cの詳細は以下の紹介記事をご参照ください。
Xiaomi Redmi 14C - 17,980円から買えるXiaomiのエントリーモデル、Redmi 12Cの轍は踏まない!?
1.概要
スペック表
POCO C75 | |
OS | Xiaomi HyperOS(Android 14ベース) |
CPU | MediaTek Helio G81-Ultra |
RAM | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
ディスプレイ | 6.88インチ(1,640 x 720) 120Hz |
LTEバンド | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/20/28/66 TDD-LTE:B38/40/41 |
SIM | nanoSIM × 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.4 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン13MP/アウト50MP + 補助カメラ |
バッテリー | 5,160 mAh |
サイズ | 171.88 x 77.8 x 8.22 mm |
重量 | 204 g |
コメント
OSはAndroid 14ベースのXiaomi HyperOS、SoCはHelio G81-Ultraです。AnTuTu Benchmark v10での総合スコアは約25万点程度なので、動作が重いゲームのプレイは厳しいですが、HyperOSではスペックがそこまで高くない端末でもストレスなく動作するようチューニングが施されているので、普段使いであれば不満に感じることはありません。
RAMは6/8GB、ストレージは128/256GBで、MicroSDカードスロットによるストレージ拡張も利用できます。メモリ拡張機能もあり、8GBモデルの場合最大16GBまでRAM容量を拡張可能です。
ディスプレイは6.88インチ、解像度はHD+(1,640 × 720)です。兄弟機のRedmi 14Cも含め、パネルの仕様は公式サイト上で明示されていませんが、おそらくIPS液晶ではないかと思われます。
エントリーモデルでありながらリフレッシュレートは最大120Hz表示までサポートしているので、動画などのコンテンツをなめらかな画質で楽しめます。
カメラはイン13MP、アウト50MP + 補助レンズです。アウト側に備わっている補助カメラは深度測定用に使用するものなので、実質シングル構成ですね。ちょっと物足りなさを感じますが、上位モデルと同じく動画撮影時も利用できる豊富なカラーフィルターや、光や色彩の変化・物体の動きを認識して鮮やかに再現する画像処理エンジン「Xiaomi Imaging Engine」を搭載するなど、エントリークラスでありながらカメラ性能も妥協はしていません。
バッテリー容量は5,160 mAhで、18W出力のUSB PD充電をサポートしています。ACアダプターと充電用ケーブルは付属していないので別途用意が必要です。
筐体色は「ブラック」「ゴールド」「グリーン」です。
筐体はRedmi 14Cと共通ですが、背面は差別化が行われていて、ゴールドとグリーンでは大理石調の加工が施されています。
Redmi 14Cの「スターリーブルー」で採用されている、星がちりばめられた夜空をイメージしたデザインも印象的ですが、POCO C75のデザインもまた高級感があって魅力的ですね。
2.価格など
POCO C75はAliExpress内FANTACY TECHNOROGYに製品ページがあります。販売サイトから事前に情報をもらっており、11日より実施されるシングルデーセールでの価格は6GB/128GBモデルが87ドル(クーポンコード「89D112」併用時、約13,570円)になるとのことです(ただし、AliExpressあるあるの話ですけど、突然セール価格が変わってしまう場合があります。あらかじめご了承ください)
筐体やスペックはRedmi 14Cと共通です。Redmi 14Cの国内正規版だとXiaomi Japanによるメーカー保証があり、通信バンドも国内向けに最適化されているので、安心して使いたいのであれば国内版Redmi 14Cをおすすめしますが、POCO C75のセール価格は非常に安く、背面のデザインも差別化されているので、今回のセール価格であれば魅力的かと思います。
この価格帯でディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hz表示というのは衝撃的でしたし、アウトカメラがシングルレンズ構成なのは物足りないものの、Xiaomiらしく画質や機能面は決して妥協していないと思いますので、かのあゆも購入しようか迷っています。
3.関連リンク
POCO C75:FANTACY TECHNOROGY(AliExpres)
初めてしゃべった言葉が「ソニー・TDK」という筋金入りのガジェットマニア。中学生時代NEC PC-98シリーズに出会ったのをきっかけに本格的にPDAやスマートフォン、PCの世界にはまり込む。リュックには常にPC 2台 + タブレット 1台 + ゲーミングUMPC 1台 + スマホ4台を常備。