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Planet Computers Gemini PDA- 英国発の5.99インチPDA!AndroidとLinuxのデュアルブートよ!(海外ニュースから)

Planet Computers Gemini
イギリスのベンチャー「Planet Computers」がCES 2018(米国ラスベガスで開催される国際家電見本市)に5.99インチのPDA「Gemini PDA」の「実働品」を出展します。Gemini PDAについては1年ほど前からその存在が話題になっていて、かつてのPDA「Psion Series 5」の再来!とオールドファンを喜ばせていました。Psionについてはここでは特に触れません。Wikipediaにページがありますので、興味のある人はそちらをご覧ください。 この製品はPsion Series 5のデザインを手掛けた人と同一人物が関わっていることもあり、「再来」みたいに言われていますが、必ずしもPsionを知らなくてはいけない、ということはないです。

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で、CES開催に先立ち、英国のニュースサイト「Pocket-lint」が実機をハンズオンしていますので、紹介したいと思います。

1.スペック

Planet Computers Gemini
この製品はWindowsではなく、Android(バージョンは不明ですが、動画を見る限り7以降だと思います)とLinuxのデュアルブートになっています。CPUは最近ずいぶんと存在感を増しているMediaTekのハイエンド、Helio X27です。ウインタブでは過去にHelio X27を搭載するスマホ「UMI Z」の実機レビューをしたことがあり、Antutu(バージョン6)のスコアは11万点ほどでしたから、ごく高性能なものと言えます。

RAMは4GB、ストレージは64GBですから、容量としては十分だと思いますが、デュアルブート機でキーボード付きの筐体ということもあり、欲を言えばストレージはもう一声欲しかったかな…。

ディスプレイは、スマホだと2018年の標準となりそうなアスペクト比18:9の縦長タイプ(この製品の場合は横長ですけど)で、解像度はFHD+、つまり2,160 × 1,080と十分なものになっています。

また、この製品にはWi-FiモデルとLTEモデルが存在します。LTEモデルはバンド19こそカバーしないものの、CDMA2000のBC0に対応するという、一部の人が喜ぶかもしれない構造です。SIMサイズは不明ですがeSIMにも対応するということなので、日本の通信キャリアに早く環境整備してもらいたいなあ、と斜め方向のことを考えてしまいます。

サイズのほう、5.99インチで重量も320 gということなので、もちろん「お出かけ用」です。

2.筐体

筐体画像については海外のニュースサイト「Pocket-lint」の記事本文、およびYouTubeに公開している動画を引用元として使用させてもらいます。

Planet Computers Gemini
この記事での画像はすべてAndroidを起動したときのものです。この画像を見た時点でウインタブの、特に常連の読者のみなさんの98%は刮目するのではないか、と思いますw

Planet Computers Gemini
Planet Computers Gemini
ご覧の通り、サイズもすごくコンパクトで、まさにPDA、といった風情です。筐体素材は「Metal」とのこと。

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Planet Computers Gemini
Planet Computers Gemini
キーボードはややゴツい感じがします。というかキーストロークがかなり深めなんじゃないかな、と思いますね。メーカーの説明によれば「Mechanical full keyboard」、そう、メカニカルキーボードみたいなんですよね…。

Planet Computers Gemini
通話も可能のようです。

Planet Computers Gemini
Psion Series 5と並べてみた画像です。確かに「再来」って言えるのかもしれませんね。

では、実機が元気に動いている動画をご覧ください。

モックだけでフェードアウトするPDAってすごく多いですよね。なので、クラウドファンディングに出品されたからといってホイホイお金を払ってしまったりするのは危険です。でも、こんなふうに実働する個体が存在するのなら話は別。ウインタブとしてもぜひ取り上げてみたくなりました。

3.価格など

Planet Computers Gemini PDAはクラウドファンディング「INDIEGOGO」に出品されており、1月8日現在だとWi-Fiモデルが299ドル(約3.4万円)、LTEモデルが399ドル(約4.5万円)となっています。日本への配送も可能ですが、別途70ドル(約7,900円)の送料がかかります。

いつも書いていることですがクラウドファンディングに出品されている製品にお金を払うということは「購入」ではなく「出資」となります。そのため、通販サイトなどで購入する場合に比べ、プロジェクトが頓挫するなどして実機が届かないなどのリスクをはらんでいます。実機が届かない場合、様々な抗議はできると思いますが、相手が海外で出資額が4万円とかだと、返金を要求するための手続きにかかる費用のほうが高くなると思うので、実質的に泣き寝入りとなる可能性が高いです。

この製品に関しては、実働する実機が存在し、CESにも出展されるということなので比較的リスクは小さいと思いますが、100%安全という保証はありませんのでご注意ください。

これはね、私も購入(出資)したくなりました…。みなさんはいかがですか?

4.引用元サイト

Planet Gemini PDA initial review: The Psion organiser makes a comeback of sorts:Pocket-lint
Gemini PDA Android & Linux keyboard mobile device:INDIEGOGO

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コメント

  1. 匿名 より:

    もちろん鼻息荒くして注目してます・・・
    疑心暗鬼だけどw
    今回のCES2018でもAMDの怒濤の波状攻撃が半端無いけど
    あのAMD入ってるゲームPDAはどうなったんだろう・・・
    音沙汰無し

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。AMDどうなんでしょうね?ベンチマークとか見てみたいですけど…。

  2. H.B より:

    禁句:IS-01、メガネケエス

    • あるえふ より:

      通話スタイルの写真はまさにそう思いました。元IS01ユーザーとして・・・。

      Androidでゲームにはキーボードが邪魔ですが、今はMicrosoftのアプリも充実してるのでLinuxを使わなくてもゲーム以外のアプリをスマートフォンからこっちに移して運用とかとても良さそうです。

      金銭的余裕はないので見送りですが・・・。
      (お金あったらまずはg07+の修理かg07++の購入に。)

      • wintab より:

        あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。こんなふうによくできていそうなPDAというだけで、用途も考えずに買いたくなってしまうのが悲しい性。

    • wintab より:

      H.Bさん、こんにちは、コメントありがとうございます。「…」。いや私わかりませんし…

  3. なお より:

    windowsでこの値段なら出資しますが…

    • wintab より:

      なおさん、こんにちは、コメントありがとうございます。確かに…。でも私なんかはAndroidでもスゲー気になりますけどね。

  4. かのあゆ より:

    PSION RevoとかSigmarionシリーズ、Jornadaシリーズ、モバイルギアシリーズ好きだったら飛びつきそうですねこれ。
    というか自分はかなり欲しいですw
    久々にPDAという名称を冠しているという意味でも…

  5. 匿名 より:

    Linuxとかいらね
    WindowsとAndroidだったらよかったのに

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。たぶんプロフェッショナルな人用なんでしょうね。私なんてAndroidだけでもいいのかな、なんて思いますもん。

  6. 匿名 より:

    Linuxか。ARM版のPCは高いし大きいしなかなかこれってのが出ないもんだ。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。誰でも使えるという点ではAndroidが、コマンドラインを駆使したいならLinuxが、って感じなんでしょうかね。

  7. 匿名 より:

    Linux側がどのディストリビューション準拠なのか気になる。最悪gccやgmakeがあれば自力で処理できるけど。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。ああ、そうか、私Linuxはほとんど知識がないんですけど、宗派がいろいろあるんですよね…。

  8. げーまー より:

    がっつり刮目しました。ただ普通のスマホとして使おうとするとキーボードがじゃまになることも多そうですね。うーんやっぱりこれがWindowsだったらなあと思ってしまいます。この際Linuxの勉強という名目で買おうかしら(笑)

    • wintab より:

      げーまーさん、こんにちは、コメントありがとうございます。いや「すごく小さいから」という名目で十分か、と。

  9. あるえふ より:

    昨日付でインプレスでも記事化されてますね。
    https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/event/ces2018/1099985.html

    (同記事中より)
    >日本の各種認証も取得予定で、日本語かな入りキーボードも用意される。

    ってことなので、幾分か高くなってでもものっすごく期待する!

    • wintab より:

      あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。そう考える読者が98%だと思います。

  10. くまねこ より:

    あけましておめでとうございます.
    Gemini PDAは注目はしているのですけど基本的にはAndroidなのでどうなのかなという点が幾つかあって悩みますね.

    まずギミックは面白いですがどちらかと言うと360ヒンジが必要かなと.もしくは水平回転出来る機構.どちらかと言うとスマホとしての利用が多くなると思うんですね.SIMも使えますしメインのスマホを持ち更にGeminiを持つだろうかと.1台にまとめたいですね.なので縦持ちがしたいわけです.

    もう1点としては小さいのは良いことなのですが小さすぎないかと.キーボードが主軸に置かれる製品は手を置いてフルタイプがそこそこ出来ないことにはかなり制限が大きくなります.Geminiは両手持ち親指打ちでギリギリじゃないかと思います.それにしては幅がある.親指打ちは大きくても幅15cmくらいじゃないと快適には入力出来ないです.Geminiは17cmありますから中央が届きにくいですね.ちょっと頑張って指を伸ばす感覚.

    全体としてギミックは凝ってるしキー品質も良さそう(メカニカル?)ですがPsionスタイルに固執しすぎているように思えます.あくまで個人的にですが置いて使うなら幅250mm以上親指打ちなら150mm以下.この間のサイズはキツイ部類です.結局使わなくなると言う事態になりやすい.

    ただデュアルブートなのでLinux端末として考えると最高かもしれないです.他はGPD製品しか存在していないですがこちらはSIMが使えないので.出先でちょっとしたパッケージが必要になった時大きく使い勝手が違ってきそうです.

    • なお より:

      そうなんですよね
      泥で、キーボードを必要とするシーンはあまりないですし

      使うときは
      薄型の折り畳みとかのBluetoothキーボード1つもってたほうが
      使い勝手いいし

  11. YS より:

    「RAMは4GB、ストレージは64GBですから、容量としては十分だと思いますが、デュアルブート機でキーボード付きの筐体ということもあり、欲を言えばストレージはもう一声欲しかったかな…」
    ーー僕もその点が気になって質問してみたら(出資者です)、以下の返答が。
    デュアルブートではないようです。
    Linuxの素養が無い僕にはグッドニュース。
     
    ============
    Gemini will ship purely with Android on it. Whilst there is the option to dual boot into Linux, those backers interested would need to download the Linux OS from our website after they have received their unit.
    ============

    • wintab より:

      YSさん、こんにちは、コメントありがとうございます。デュアルブートにできるけど、自分でやってね、ってことなんですね!情報ありがとうございます。