OUKITELがタフネススマホ「WP17」を発表しました。6.78インチと大型の製品で、5G通信には対応しないものの、ミッドレンジクラスのスペックを備え、価格も比較的低めに抑えられています。また、OUKITELのサブブランドと思われる「iiiF150」のニューモデル「R2022」に極めて近い仕様になっています。
1.OUKITEL WP17 スペック
スペック表
OUKITEL WP17 | |
OS | Android 11 |
CPU | MediaTek Helio G95 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.78インチ(2,400 x 1,080) 90Hz |
LTEバンド | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 20/25/26/28A/28B/66 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン16MP/アウト64MP + 20MP + 2MP |
バッテリー | 8,300 mAh |
サイズ | 176 x 83 x 14.9 mm |
重量 | 320 g |
コメント
OSはAndroid 11、CPUはMediaTekのHelio G95です。Helio G95は5Gには対応しないものの、Antutu Ver.9のスコアで35万点程度をマークする実力があります。また、RAMは8GB、ストレージは128GBと、こちらも十分な容量になっています。
ディスプレイは6.78インチと大型で、解像度もFHD+と高精細、リフレッシュレートも最大90 Hzです。ここまでの構成を見ると、一般的なスマホとしてはミッドレンジ~ミッドハイくらいの仕様ですが、タフネススマホとしてはかなり高いスペックと言えます。
カメラの画素数もイン16MP/アウト64MP+20MP+2MPとタフネススマホとしては高めで、アウト側の20MPは「ナイトビジョンカメラ(赤外線暗視カメラ)」です。
ナイトビジョンカメラはモノクロになってしまいますが、暗い場所でもキレイに撮影することができます。
…と、ここまで見ていただいてお気づきの人もおられると思いますが、OUKITEL WP17の基本スペックは先日ウインタブで実機レビューをした「iiiF150 R2022」と全く同じです。ただし、まるっきり同じというわけではなく、筐体のデザインは異なります。
2.OUKITEL WP17 筐体
タフネススマホながら前面はパンチホール型ノッチを備えています。でもベゼルは割と太めですし、四隅に衝撃吸収用の保護材がつけられていますので、パンチホールにする意味があまりないようにも思われますね。
背面はこんな感じです。タフネススマホとは思えないくらいにシンプルなデザインになっていると思います。
ちなみにこちらがウインタブでレビューしたiiiF150 R2022の背面デザイン。カメラのレンズが横一直線に並んでいるのが印象的で、立体的な造形になっています。
OUKITEL WP17とiiiF150 R2022、基本スペックは全く同じながら、外観の印象は大きく異なります。また、サイズも少し違っていまして、
OUKITEL WP17:176 x 83 x 14.9 mm / 320 g
iiiF150 R2022:175.7 x 84.5 x 15.5 mm / 350 g
こんな感じです。そんなに激しく違うということもありませんが、WP17のほうがわずかに薄く、そして軽いですね。
3.OUKITEL WP17 筐体
OUKITEL WP17はAliExpress内のOUKITEL Official Storeで販売中で、10月26日現在の価格は229.99ドル(27,065円)です。iiiF150の発売記念セールの価格が199.99ドルで、現在Banggoodで209.99ドル(24,343円)で販売されていますので、それよりは若干高いですね。ただし、この先の推移によっては価格が逆転する可能性もあると思います。
中身はほとんど同じWP17とiiiF150 R2022ですが、外観の印象はかなり異なります。街中でも違和感なく、ということならWP17を、よりアウトドア向けのデザインがお好みならiiiF150を、という感じで選んでもいいかもしれません。
4.関連リンク
OUKITEL WP17:OUKITEL Official Store(Aliexpress)