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Oukitel U18 - 5.85インチでアスペクト比なんと21:9!超縦長のミドルスペックスマホ 

Oukitel U18
中国のブランド「Oukitel」については、つい先日縦長ディスプレイにして激安価格の「Oukitel C8」を実機レビューしています。C8は価格を思えば素晴らしく出来のいい製品で、この値段で買える縦長スマホとしては文句なしだよね!って思いました。今回紹介する「Oukitel U18」はそれよりは少し価格が上がるミドルスペックのスマホですが、なんとアスペクト比21:9です!

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ウインタブでは中華スマホの新製品をなるべく多く紹介していきたいと思っていますが、正直「キリがない」くらいに日々多くの新製品が登場しており、すべての新製品を紹介するのは難しいです。しかし、この製品のように、他では見当たらないようなものは見逃したくないですね!

1.スペック

Oukitel U18 スペック表
スマホとしてのスペックはそれほど高くありません。OSはAndroid 7.0でCPUはMT6750Tですから、Antutu(バージョン6)だと4万点台半ばくらいになると思います。RAMは4GB、ストレージは64GBで、価格のわりにRAMとストレージ容量に余裕があるというのが中華スマホのいいところ。

問題のディスプレイですが、5.85インチで解像度は1,512 × 720となっています。つまり、FHD(1,920 × 1,080)をベースにしているのではなく、HD(1,280 × 720)がベースです。「HD++」って感じでしょうか。

ポートはUSB Type-Cです。また、この製品にはイヤフォンジャックはありません。Type-C - イヤフォンジャックの変換アダプターが付属します。この構造、iPhone 7からの影響もあって、中華の上級スマホに増えてますが、本当に便利なんでしょうかね?

カメラも画素数だけ見ればなかなかのものです。イン13MPというのは自撮りニーズにも応えられると思いますし、アウトはデュアルレンズです。アウトカメラのセンサーはソニー製、インカメラはOminiVision(もともとは米国の半導体メーカー、現在は中国資本)製ですが、個人的に中華スマホのカメラはスペック表どおりの品質になっていないことが多い、と経験上感じていますので、この製品のカメラ性能についても過度の期待は禁物かと思います。

サイズのほうですが、最近レビューした5.5インチ、アスペクト比16:9の「Xiaomi Redmi Note 5A」と比較してみます。それと、最近の中華スマホの「デザインと機能上のベンチマーク」になっているiPhone X(5.8インチ)も入れてみました。

Redmi Note 5A: 153 × 76.2 × 7.55 mm / 150 g
Oukitel U18: 150.5 x 73.2 x 10 mm / 213.7 g
iPhone X: 143.6 × 70.9 × 7.7 mm / 174 g

とっても意外なことに、タテ・ヨコサイズはXiaomiよりOukitel U18のほうが小さいです。超縦長タイプなので、横はスリムなんだろうと思ってましたが、まさか縦まで小さいとは思いませんでした。ただし、厚みはそこそこありますし、重量は200 gを越えてしまいます。それと、やっぱりiPhone Xには太刀打ち出来ないですね…。価格も全然違いますし、これは仕方ないです。

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2.筐体

Oukitel U18 筐体
さすがに「なげー!」って思えますね。超縦長です。ただ、前面上部の「カメラ部分の切り欠き」はiPhone Xによく似ています。中華スマホの場合、このへんの複雑な造形がうまくできていないことも多く、メーカーの製品ページを見ると、ディスプレイの上部には黒っぽく、ディスプレイの端がよく見えないようなデモ画像が使われていますが、この製品はそんなことはありません。

Oukitel U18 縦長
iPhone Xとの比較画像もありました。最近の中華製品はこの手の画像が多いです。確かによく似ていて、しかもOukitelの方がさらに縦長であることはよくわかりますが、スマホとしての基本性能が全然違いますからねえ…。

Oukitel U18 顔認証
また、この製品は「顔認証」にも対応します。ただし、精度のほうは不明です。同時に、一つ上の画像を見ると背面に指紋センサーがついているのもわかります。

Oukitel U18 展開
上面と側面画像もありました。筐体色がブラックなので、少しわかりにくいですけど右側面に電源ボタンと音量ボタンがあり、下面にUSB Type-Cポートとスピーカーがあります。スピーカーはモノラルですね。

筐体素材は不明ですが、側面にSIMスロットが見当たらないので、先日レビューした「Oukitel C8」と同様、背面のカバーがパカッと開くタイプだと思われます。ということはおそらくプラスティック製でしょう。

筐体色はメーカーサイトには「ブラック」と「ゴールド」の2色が掲載されていましたが、この製品の先行プレセールを開催しているBanggoodでは2月3日現在ブラックのみを取り扱っています。

3.価格など

Oukitel U18は中国の通販サイト「Banggood」で先行プレオーダー中で、2月3日現在の価格は159.99ドル(18,119円)です。

この記事を書くのにあたり、スマホマニアのライター、かのあゆさんに「アスペクト比21:9のスマホがあるんだけどさ」と話を振ってみたら「そんな変態端末知りませんよwww」とのことでした。しかし基本スペックは典型的な中華ミドルクラスで決して悪くはありませんし、価格にしてもディスプレイの特殊性を考慮すれば割高とは言えません。

中華製品は実用性もどんどん上がってきていて、普段使いに十分な品質になっていると思いますが、やはりこの製品のように「思わずニヤリ」な特殊スペックの製品こそ、ある意味「中華の王道」なのでは?と思います。

4.関連リンク

Oukitel U18:Banggood

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コメント

  1. トシ より:

    ディスプレイ解像度と写真を見るに18.9:9(21:10)ぽいですね

  2. なお より:

    16:9でも長いと言うのに!w

    抱き枕の画像を待ち受け画面にするユーザー用かな

  3. 匿名 より:

    スマホがPC業界と同じウルトラワイド(21:9)にしないのは
    16:9から映像トレンドのシネマスコープ2.35:1への移行期として
    中間を取ってあえて18.5:9に設定したらしいです
    どちらにしろ最終的にはウルトラワイドになっちゃうんだろうけど・・・

  4. 匿名 より:

    PCは横に長い事で没入感得られるらしいけどスマホだと縦長だからちょっと意味違う気がする。横にして2画面で使うならいいかもしれないけど。
    18:9はさわる前は縦に長すぎって思ってたけど実際使ってるとベゼル狭いから持ってる違和感は無いかな。あとブラウザー中心だと文字沢山読めるのはいいね。

  5. 匿名 より:

    Oukitel U18
    先日自宅にお迎えしました。

    顔認証はまだ使えない?(アプデしてないから?)ようです。
    設定項目が見当たらず、、

    背面カバーは爪をひっかけるところがないので恐らく取れません。(爪は無理やり入りましたが、それ以上は怖くてやめました)

    肝心のノッチ部分はやはり多少無理やり感は否めませんが、
    頑張って両サイドに納めてくれようとしてる感じが伝わります。

    やはり重さと分厚さは多少気になりますが、値段を考えれば満足です。

    欠点は多いですが、それも中華スマホの良さだと思っています。
    個人的に買ってよかったです。

    • wintab より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。中華スマホのほうは中華タブより全般に歩留まりがいい(ハズレが少ない)と思います。なんか端末愛を感じるコメントだなあと思いました。ご購入おめでとうございます!