OUKITELの、おそらく現行で最強のタフネスタブレット「RT7 Titan 5G」にスペックダウン版が追加されました。RT7 Titan 5Gは中華タフネスタブレットでは唯一5G通信に対応し、バッテリーも3,200 mAhという冗談みたいな容量になっていて、他社競合製品の追随を許さない、というか追随する気も起きないような製品ですが、このRT7 Titan 5Gに「4Gモデル」が加わった、ということです。スペックダウンといいつつも、「これでもまだやりすぎ感が…」とは思います…。
なお、この記事では既存の5Gモデルとの相違点に絞ってご紹介します。5Gモデルについてはこちらの紹介記事をご参照ください。
OUKITEL RT7 Titan 5G - やべえ、欲しい!現時点で最強のタフネスタブレット(人によっては最凶かも…)
OUKITEL RT7 Titan 5G - 32,000バッテリーと48MPカメラ搭載の最強タフネスタブレット、発売記念セールの価格が判明しました!
1.製品概要
スペック表
OUKITEL RT7 Titan 4G | |
OS | Android 13 |
SoC | MediaTek MT8788 |
RAM | 8GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 10.1インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18 19/20/25/26/28A/28B/66 TDD-LTE: B38/39/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac(推定)、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン32MP/アウト48MP+20MP |
バッテリー | 32,000 mAh |
サイズ | 249.1 × 167.8 × 19.8 mm |
重量 | 1,212 g(推定) |
5Gモデルとの主な相違点
・SoCがDimensity 720からMT8788に
・RAMが12GB(最大24GB)から8GB(最大16GB)に
・Wi-Fi仕様の変更(推定)
コメント
5Gモデルからの変更点は多くはありません。しかし、肝心なところが変わったといいますか、SoCがMT8788に変更されたことにより大幅な性能ダウンとなります。Dimensity 720のAntutu Ver.10のスコアは約39万点(出所:Nanoreview)、MT8788は24万点弱(ウインタブ実績値)です。MT8788でもタフネスタブレット用としては決して悪くないと思いますが、それならせめてHelio G99でもよかったのでは?とは思います。
RAM容量も減りました。12GBから8GB。ただ、これはSoC性能とか、タフネスタブレットの用途を考慮すればむしろ自然かなと思います。
それと、Bluetoothのバージョンが5.1から4.2に下がっているのでWi-Fiチップも変更されている可能性があると思うのですが、Wi-Fi規格については今のところ開示されておらず、詳細がわかりません。
あとは(スペック表を見る限り)変更点はないようです。
カメラはイン側32GB、アウト側48MPと、タブレット製品としては非常に高い画素数ですし、アウト側には20MPのナイトビジョンカメラもついています。
バッテリーの32,000 mAhという容量も変更なしです。「いや、もう少し減らしてくれてもよかったんですよね」と思ったりして…。
もちろんリバースチャージにも対応します。あとはリバースチャージ時の出力が気になるところですが、おそらくスマホなどの比較的小さな電力の製品専用かと思います。これでノートPCに給電できたら最高なんですけどね。また、これだけの容量ですから、33Wの急速充電にも対応しています。
それと、別売り(オプション)になりますが、ハンドル(ホルダー、画像左)も使えます。
2.価格など
OUKITEL RT7 Titan 4GはAliExpress内のOUKITEL Official Storeに製品ページがあり、発売日(発売記念セール)は不明ですが、12月12日に発売され、セール価格は250ドル程度(1ドル150円として37,500円程度)になるとの情報を得ています(確実なものではありません)。ちなみに5Gモデルの11月29日現在の価格ですが、279.99ドルです(クーポンコードwintab20bfを使用した価格)。ブラックフライデーセールで5Gモデルもずいぶん安くなっていますよね。個人的にはこのくらいの価格差なら5Gモデルでもいいかな、と思ったり…。
しかしまあ、重さも余裕で1キロをオーバーしてますし、これだとモバイルノートを持ち歩くのと大差ないですよね。それがまた面白いんですけど。