OPPOのサブブランド「Ralme」がインドなど主に東南アジア向けに発売した6.2インチスマホ「Realme 3i」をご紹介します。この製品は2カ月ほど前にリリースされたのですが、先日、ウインタブがいつもチェックしている中国の通販サイト「Banggood」でグローバル版の製品ページができていました。なお、この記事ではタイトルを「OPPO Realme」としていますが、実際には「OPPO」を名乗っていないので、「Realme 3i」というのが本来の呼称で、わかりやすくするために「OPPO」をつけています。
1.スペック
OSはOPPOの独自UI「Color OS 6」でベースになっているのはAndroid 9.0です。なお、Banggoodの製品ページには「Support Multi-Language & Google Play Store & OTA Update」という記載がありましたので、ショップカスタムROMではなく、メーカーオリジナルのグローバルROMと考えていいと思います(通常、ショップカスタムROMの場合、OTAアップデートには対応しません)。
CPUはウインタブでもよく実機レビューしているHelio P60で、メーカーサイトにはAntutuスコア133,066という説明がありました。2019年の水準だとこのスコアはミッド~ミッドハイくらいの性能となります。ゲームプレイも含め、一通りの操作が問題なくこなせる水準です(ただし、グラフィックの凝ったFPSや音ゲーなどでは画質を少し落とす必要があります)。
RAMとストレージの組み合わせは3GB/32GBと4GB/64GBの2種類です。最新のハイスペック機のようにRAM8GBとかストレージ256GBという大容量なものはありませんが、CPU性能や価格から見て妥当なレベルではないかと思います。
ディスプレイは6.2インチで水滴型ノッチを採用しています。解像度は1,520 × 720と、最近のミッドレンジ機でもFHD+解像度が増えていることを思うと少しさびしい感じがしますが、特に粗いとか汚い、という程ではありません。また、入出力ポートはUSB Type-Cではなく、レガシーなmicroUSBとなります。このあたりは新興国向け製品である、というのも要因になっているんでしょうね。
カメラはイン側が13MPのAIカメラ、アウト側が13MP + 2MPのAIデュアルカメラです。アウト側の画素数は若干小さめですが、大手メーカーのOPPOが手掛ける製品でもあり、画質のほうは期待を裏切らないだろうと思います。特にインカメラはセルフィー(自撮り)がキレイに撮れるんじゃないでしょうか。
2.筐体
前面のディスプレイは水滴型ノッチを採用していて、水滴もやや小さめかと思います。また、背面は独特のダイヤのような模様が入っていますが、これは先日紹介記事を掲載した「Realme C2」と同じコンセプトになります。C2のほうはエントリースマホでしたが、こちらの3iはC2の上位モデルという位置づけになると思います。
背面と側面です。2Cには指紋センサーがついていませんでしたが、さすがにこの製品には背面にしっかり指紋センサーがあります。また、側面のボタン類は右側に電源ボタン、左側に音量ボタンが配置されます。
筐体色はDiamond Red(レッドとブルーの2トーン)、Diamond Blue、Diamond Blackの3種類です。背面素材はおそらくプラスティックと思われます。
3.価格など
OPPO Realme 3iは中国の通販サイト「Banggood」に製品ページがあり、9月29日現在だと「In Stock Alert」というステイタスでまだ販売がスタートしていません。参考価格は3GB/32GB版が169.99ドル(18,559円)、4GB/64GB版が209.99ドル(22,926円)となっていますが、プレオーダーが開始される際にはもうワンランク価格が下がるのではないか、と思います。
OPPOにせよXiaomiにせよ、世界的な大メーカーなので、品質面での心配は少ないですし、Realmeについてはサブブランドということもあり、価格面でも競争力があると感じられます。Banggoodにはこの他にもRealmeのニューモデルが続々と「発売準備中」になっていますので、この先さらに購入が容易になりそうです。