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スマホを買い替えたときのデータ移行ガイド - Google標準機能が便利、でもゲームデータ移行は要注意!

データ移行ガイド
こんにちは、かのあゆです。古い端末から新しい端末に買い替えた場合、新しい端末として環境を一から構築しなおすことも可能ですが、以前の環境をある程度復元した状態で移行することも可能です。またiPhoneからAndroid端末への乗り換えなど、別プラットフォーム間でのデータ移行もすべて可能というわけではありませんが、ある程度は可能です。この記事では新しくスマートフォンを乗り換えた場合のデータ移行方法を解説したいと思います。

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1.メーカーが用意している移行ツールを使用する方法

メーカーが用意している移行ツールを使う方法も
HuaweiやSamsungなど、一部の端末メーカーは独自で移行ツールを公開しているケースがあります。例えば代表的なツールとして以下のツールが有名です。
Phone Clone(Huawei)
Smart Switch(Samsung)

これらのツールでデータを移行する場合、移行元と移行先の端末メーカーが同一である場合(例;Huawei P20からHuawei P30、Samsung Galaxy S8からSamsung Galaxy S10)、Google Play Store以外から入手したアプリやホーム画面の配置なども含めた移行が可能です。

またこれらの端末メーカー製移行ツールはGoogle Play StoreやApp Storeでも配信されているため、別メーカーのAndroid端末やiPhone/iPadといったiOS端末の場合もアプリデータなど一部は移行することができませんが、写真や音楽、連絡先などのデータの移行も可能です。

2.サードパーティ製移行ツールを利用する

端末メーカー純正の移行ツールが標準搭載されていない場合でもスマホのデータ移行用ツールは様々な開発元からリリースされているため、これらのツールを代用することで端末のデータを簡単に移行することができます。

JS Backup
Androidの場合はGoogle Play Storeで配信されている「JSバックアップ」が昔から定番ツールとして有名です。このツールを使ってMicroSDカードやクラウド上に各種バックアップデータを作成し、移行元のスマートフォンでリストアすることで簡単に連絡先や写真、音楽データなどを移行することができます。残念ながらAndroid OSの制限上アプリデータのリストアには対応していませんが、ドキュメントなどを移行できればいいのであれば十分活用することができるはずです。またJSバックアップはiOS端末向けにもリリースされているため、iPhoneからAndroidへのデータ移行を行うことも可能です。

JS バックアップ(Android) : Google Play Store
JS バックアップ(iOS) : App Store

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JS バックアップ以外にもパソコン上で移行できるツールが多数存在するので、これらのツールを活用するのもいいかもしれません。iOS端末からAndroid端末への移行、Android端末からiOS端末への移行もサポートしているソフトも存在します。

3.Android標準機能で移行する

Google純正の移行機能
ツールの導入すら不要で最も楽な方法はGoogleが標準で用意しているクラウドバックアップを利用してデータを移行してしまう方法です。標準では自動的にアプリや設定などのデータをオンラインでバックアップするように設定されており、新しい端末のセットアップ時に古い端末のデータを指定すればインストールされていたアプリや各種設定を復元してくれます。

Android 6.0以降標準のアプリデータバックアップ機能も優秀になっており、バックアップされないアプリも多いものの一部のアプリは移行前の端末のデータをそのまま復元することも可能です。写真データなどはGoogleフォトのクラウドバックアップ機能を、音楽データはGoogle Play Musicのクラウド共有機能を活用するとスムーズにデータを移行できるでしょう。

またWi-Fi経由のでGoogleアプリを利用してのデータコピーや、移行元と移行先の端末両方にNFCが搭載されている場合、端末同士を接触させるだけで各種データを簡単に移行できる「タップアンドゴー」も利用可能です。

4.ソーシャルゲームのデータ移行は要注意

ソシャゲのデータ移行は注意が必要
「パズドラ」や「モンスト」といったソーシャルゲームをプレイしている方も多いかと思われますが、これらのソーシャルゲームをプレイしている場合、端末の移行は注意が必要です。これらのゲームの場合、バックアップの復元によるデータ移行には対応しておらず、そのまま移行前の端末を初期化してしまうと課金したアイテム情報も含め、アカウント情報が失われてしまいます。

「Need For Speed No Limits」のようにGoogle Play Gamesにデータがひも付けされており、インストールするだけで元のデータを復元できるタイトルや、「PUBG Mobile」「Asphalt 9」のように各種SNSアカウント経由でデータを管理しているようなタイトルも存在しますが、多くのソーシャルゲームの場合端末固有のIDに紐付けされているタイトルが多いため、原則アカウントの引き継ぎ作業が必要です。

またiOSからAndroid、AndroidからiOSといった別OS間の移行の場合、課金したアイテムの情報は引き継がれない場合や、そもそもアカウント情報がOS間で別に管理されているタイトルも存在するため注意が必要です。

5.まとめ

Android標準のバックアップ機能も数年前より大幅に改善されてきました。全てのアプリデータを新しい端末に移行することはいまでも残念ながらできませんが、それでも以前と比べればかなり移行がが楽になった印象です。また基本的にGoogleフォトやGoogle Play Musicなどのクラウドサービスを活用すれば写真や音楽データの移行も楽になります。

端末メーカーなどが用意している各種移行ツールもかなり優秀なものが増えてきているので、これらのツールを活用すればさらに簡単に古い端末のデータを新しい端末に引き継ぐことができるでしょう。できればiOSのように完全にアプリデータのバックアップが行えるようになればベストなのですが、メーカーによってカスタマイズ内容が異なるAndroidの仕様上、完全な状態でアプリデータをバックアップして新しい端末に復元というのは現状厳しいのかもしれません。

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コメント

  1. PYU より:

    元も子もないんですが、写真やゲームデータさえ移行できれば良いと割り切ってしまうのも一手かもしれません。
    本当に重要なファイルはオンラインストレージに上げる方が良いのかなと(少なくとも私はそうしています)