AGM H6 － スリムで軽量なエントリークラスのタフネススマホ。でもカメラは50MP

AGMのスマホ「H6」をご紹介します。最近になってAGMは日本でプレスリリースを出すようになりました。AGM PAD P1というタブレットと今回ご紹介するスマホ、H6についてです。PAD P1は日本のAmazonでも販売中で、総務省のサイトで検索をしたところ技適（正確には工事設計認証）を取得していることがわかりました。今回ご紹介するH6は総務省の検索画面ではヒットしませんでしたが、日本でプレスリリースを出したということは、技適取得済みである可能性が高いのではないか、と思います（現状、Amazonでは取り扱いがなく、AliExpressでの販売についてのプレスリリースでした）。

1.スペック

スペック表

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OSはAndroid 13、SoCはUNISOC T606なので、スマホとしてはエントリークラスの性能ですね（T606のAntutu Ver.10スコアは20万点台前半）。RAMは8GB、拡張機能により最大16GBとして使え、ストレージは256GBです。

AGMは日本語の公式サイトを開設しています。まず、日本語の公式サイトを開設しているという点には敬意を表します。私も仕事柄中国企業の方々とメールをしたり、Webミーティングをしたりしますが、日本語が多少おかしくても中国語とか英語でやり取りするよりもずーっとラクです。また、日本語ネイティブではない方の日本語が多少変だったとしても、今日びはそれを笑い者にする人はいないでしょう。母国語で話しかけられてもさっぱりわかりませんし。

その上で、公式サイトの日本語の説明は結構難解なところがあります。例えばOSがクリーンである（素のAndroidである）ことの説明ですが…

Android 13を実行し、邪魔な追加アプリやバロウェアなどでごちゃごちゃになりません。他の人がハリウッドの大作以上のエクストラで電話を埋め込む中、私たちはクリーンでクラシックなスタイルを守ります。ここには意外なカメオ出演はありません！

なんか、文学的ですよね…。その意味では公式サイトは必見かもしれません。

ディスプレイは6.56インチで解像度はHD+と低めです。ただ、リフレッシュレートは90Hzありますので、スクロールなどは滑らかに動くと思います。

カメラはアウト側が50MPと割と高い画素数になっています。

バッテリーは4,900 mAhと、タフネススマホとしては容量が小さめです。これにより駆動時間も短めとなります（他のタフネススマホが異常なのだ、とも言えますけどね）が、そのぶん筐体が薄く、軽くなっています。

2.筐体

前面は水滴型ノッチが配され、ベゼル幅はタフネススマホの割には細めと感じられます。背面は他社のタフネススマホと比較して比較的シンプルにまとめられていますね。

AGM H6は厚さが10.75 mm、重さが240 gと、タフネススマホジャンルでは非常に薄く、軽く仕上がっています。上に書いた通りバッテリー容量は小さめなのですが、このパッケージングに好感を持たれる方も多いのではないでしょうか。ある意味個性的だと思います。朝のコーヒーよりも軽いかどうかはわかりませんけど。

ただし、筐体はIP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格（MIL-STD-810H）の堅牢性を確保していますので、薄くて軽いから華奢、ということはありません。

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AGMはタフネス系デバイスを長く手掛けており、筐体の補強にも抜かりはありません。

3.価格など

AGM H6はAliExpress内のAGM Mobiles Official Storeで販売中で、12月7日現在の価格は169.99ドル（26,119円）です。SoC性能が低めでディスプレイ解像度もHD+どまりですが、カメラ画素数は高めですし、何より筐体が薄型で軽量なのが魅力のタフネススマホです。169.99ドルという価格は妥当かと思いますし、「タフネススマホに関心はあるが、ゴツすぎてちょっと…」と考えている方に向くのでは？と思います。

4.関連リンク

AGM H6：AGM日本公式サイト
AGM H6：AGM Mobiles Official Store（AliExpress）